雨と子犬

Youtubeで見つけました。
 
http://jp.youtube.com/watch?v=Fp43fjmwGkA

夕暮れの雨の街をさまよい歩く子犬の姿が可愛くも物哀しかったこのCM。
1981年に放送されていたサントリー「トリス」のCMです。もう26年も前なんですね。
尤も何のCMだったか肝心の商品を忘れてしまっていましたが、お寺の鐘の音や瓦葺きの街並み・・・京都を舞台にしっとりと、情感豊かに描かれた深く心に残るCMでした。
後で、撮影者が溝口健二や黒澤明の「羅生門」を撮った往年の名映画カメラマン宮川一夫だったと知ってナルホドと納得。この頃のCMはそれ自体がひとつの作品になっている印象の強いものが多かったですね。ちなみに「ダディダディダディダ~」と言う切ないBGMは菅原進(ビリーバンバンの弟さん)でした。


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人斬り

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この映画は80年代半ばにリバイバル上映された時に映画館で見ました。リバイバルにしては宣伝に力が入っており、当時テレビCMが流されたり、主演の勝新太郎が「笑っていいとも」に出演したりもしたものです(なお映画はフジテレビと勝プロの共同製作)。リバイバル時の劇場パンフに"革命戦士"長州力の推薦コメントが載っているのには時代を感じるというか、今見るとちょっと笑えます。

それはともかく私が何故これを見に行ったのかと言うと、三島由紀夫が出演しているから。そう作家のあの三島です。
映画の内容は、勝新演じる人斬り以蔵こと土佐の岡田以蔵を主役に、幕末の動乱期を描いた作品で、他の出演者には土佐勤皇党の指導者武市半平太役の仲代達矢、坂本竜馬役の石原裕次郎、そして倍賞美津子、山本圭など。監督は五社英雄で、オリジナル版の公開は1969年でした。
でもって三島の役どころは人斬り新兵衛こと薩摩の田中新兵衛。
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何で作家の三島がキャスティングされたのか知りませんが、もともと三島は「からっ風野郎」(1960年・大映)という主演作まである堂々たる?「俳優」の1人(他にも原作・製作・監督・主演を兼ねた思想映画「憂国」もある)。尤も演技はお世辞にも巧いとは言えませんが、この映画でも勝新と一対一で絡むシーンや得意の剣道を生かしての立ち回りなど、出番はそう多くないものの見せ場があります。
そして何と言っても最大の見所は切腹シーンです。
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すなわち、公家の姉小路暗殺の嫌疑をかけられ京都奉行所に呼び出された新兵衛こと三島、やにわもろ肌脱いで自慢の筋肉美を披露するやいなや、切腹して果てるのです。
オリジナルが公開された当時の観客は三島がまた馬鹿な自己陶酔やってるとタレント作家の切腹演技を半分笑って観ていたのかもしれません。でもこの1年後に現実に三島がやったことを史実として知っている後世の我々からすると、何とも不気味です。ちなみに三島はこの出演を依頼された時、「弁解せず潔く切腹する田中新兵衛こそ私の役だ」と言って即座に快諾したのだとか。
三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊駐屯地に乱入して演説ののち自決したのはちょうど37年前の今日、1970年11月25日のことでした。
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演出中の五社監督と新兵衛役の三島。


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金環蝕

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この映画を初めて見たのは10代の頃。夜中にテレビでやっていました。
その当時は公開からまだ10年と経っていなかった・・・、と言う事は映画の舞台になっている時代からも十数年しか経っていない頃だったので、「今も昔も・・・」どころではなく、限りなく「現代」に近い話でした。
モデルになっている人物の何人かはまだ存命、特に田中角栄などはまさに「巨悪」として権勢を振るっている最中でした。しかし三十年、四十年と経ってしまった今となっては、さすがに少し古臭い部分もあります。

例えば派閥の力が弱体して総裁選挙での露骨な買収工作は聞かれなくなったし、良くも悪くも政治家が小粒になって名実ともに「巨悪」と言われるような存在は影を潜めました。とは言え「政官業」の癒着は相変わらずだし、政治とカネの問題は今なお古くて新しい問題。従ってやはり現代に通じるテーマであることに変わりはありません。

1975年公開で、原作は石川達三の同名小説、監督は社会派の巨匠山本薩夫。与党総裁選挙に絡むダム建設汚職事件を舞台に、見かけは金色に輝いていても内部は真っ黒に腐敗した政財界の実態をドキュメンタリータッチで描いています。

この作品には実在のモデルがあります。まず与党総裁選とは池田勇人と佐藤栄作が争った昭和39年の自民党総裁選挙のことで、ダム建設は九頭竜川ダム建設汚職疑惑、そして劇中に登場する首相夫人の名刺事件や元首相秘書官の変死、そして政治業界紙社長の刺殺事件なども細かいところまで実際にあった事件を反映しています。「事実は小説より奇なり」という陳腐な文句を思い起こしてしまうほどリアルな政界暴露映画は、後にも先にもこの作品だけでしょう。社会派の映画と言うとお硬い話を想像してしまうかもしれませんが、オールスターキャストを使って見応えのあるエンターテイメント作品に仕上がっています。「赤いセシル・B・デミル」こと山本薩夫は権力者を描くのが実に巧かった。出演は仲代達矢、宇野重吉、三國連太郎、京マチ子、山本学など。

仲代と言えば、いつも大目玉をひん剥いて大仰な芝居をしている観がありますが、ここではキザな色男然とした嫌味な官房長官を抑制した演技で演じています。寺尾パパの宇野重吉は入れ歯を嵌めて大熱演だし、今ではすっかりスーさん役でお馴染になってしまった三國連太郎もケンケン笑い(?)のマッチポンプ代議士を怪演しています。山本学(山本監督の甥)に至っては、後に「白い巨塔」(78年テレビ版)で演じた里見医師とは似ても似つかない、神経質な小心者の小役人役。他にも、久米明の池田総理そっくりさんや中谷一郎のやたら扇子をバタバタさせる田中角栄もどきの幹事長、そういえば夏純子って昔よくサスペンス物のドラマに出演していたなーと懐かしく思い出す顔もいたりします。

ちなみに、山本監督の前作「華麗なる一族」で河野一郎もどきの党人派実力者・大川一郎役だった河村弘二は、この作品でも河野がモデルの副総理役。河村は74年版のテレビドラマ「華麗なる一族」でも大川一郎役を演じていたようなので、まさに"河野役者"。尤も別に顔が似ているというわけでもないのですが。また、「華麗~」では田宮二郎に買収されてマル秘資料を持ち出す金融検査官を演じた五藤雅博が、今作では電力開発公社の理事。なので小役人から出世していますが、小心翼翼たる役柄なのは同じでした。
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プロ野球カード・1976年の中日ドラゴンズ

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中日ドラゴンズが53年振りの日本一に輝きました。それにちなんで今日は中日のカードを取り上げてみました。
中日は1954年に西鉄ライオンズを破って日本シリーズを制した後、20年間リーグ優勝から遠ざかり、漸く1974年に巨人のV10を阻止して2度目の優勝。しかし日本シリーズではカネやんこと金田正一監督率いるロッテに敗れました。
これは1976年度の主要メンバーが顔を揃えた開幕当時のカードです。この年ルーキーだった田尾選手と新外国人のローン選手を除けば、74年の優勝メンバーと同じです。星野投手が若いですが、田尾選手は今も変わらない感じですね。


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