月曜ワイド劇場

2時間ドラマの最盛期である1980年代、テレビ朝日には「土曜ワイド劇場」のほかに「月曜ワイド劇場」(1982年~1986年)と言う枠もありました。
土曜ワイドとの違いは、主に女性目線で、家族問題や男女間の愛憎劇などを描いた作品が中心だったことです。
土曜ワイド同様、平日の「傑作ワイド劇場」枠でも再放送されていたので、私が見たのもその時が多いです。
記憶に残っている作品をいくつか書いてみます。

「終着駅はまだ遠い」(1982年5月24日放送)
定年退職した芦田伸介・藤間紫の老夫婦は退職金を元手に悠々自適の老後を計画していましたが、知人に金を騙しとられてしまい、子供たちの間を厄介者扱いされながら転々とする…と言う80年代版「東京物語」のようなお話。
最初は長男・横内正のところに行きますが、もともと嫁の水野久美とは折り合いが悪かったことに加えて、横内は仕事のトラブルから水野と夫婦喧嘩が絶えないし、更にその子供たちの教育問題も抱え、と火宅の状態。居たたまれなくなった2人は、藤間は長女・岩本多代の嫁ぎ先である農家へ、芦田は新婚の次女・中井貴恵のアパートへと、それぞれ別れて身を寄せることに。しかし藤間は先方の姑小姑たちに気を使う居候生活で心労を重ね、一方、芦田も、中井の夫・火野正平が妻の留守中に愛人を家に引っ張り込んでいる不実な男(こんな役ばっかり^^;)であることを知りますが、その事実を娘には言えずに懊悩。結局それぞれの家を飛び出して再会した2人は、心身を癒すための旅に出ますが、途中で藤間は急死。その通夜で、今まで冷たくしていたことを後悔した水野が芦田を引き取ろうと言い出しますが、芦田は、子供たちも様々に問題を抱えながら必死に生活しているのに親の自分が安逸な老後を夢見ていたことを反省し、どんな仕事でもして自力で生きて行くと決意します。
老人問題はいつの時代でも変わらぬテーマのひとつですが、介護などが重大問題になっている現在に比べると、まだのんびりした感じがします。

「悪女の手記」(1982年12月20日放送)
ホステスの太地喜和子が妻を亡くした資産家の老人・池部良と知り合い、心に寂しさを抱いていた2人は本気で恋に落ちます。しかし、池部の息子・風間杜夫は当然の如く太地が財産目当てだと思い込み、父親との仲を裂こうと画策。最初は金で解決しようとしますが、太地が受け取らないとわかるや、風間は自分も太地に恋をしたかのように見せかけて…と言うお話で、迷った挙句に太地は風間の方を選びます。そりゃ若い方がいいもんね…でも池部さんカワイソ。確か、別れを告げられた池部さんが無言で一筋涙を流すシーンがあったのをおぼえています。しかし太地もまた風間に捨てられ、怒った太地は風間に硫酸をぶっかける…と言う凄まじい展開になります。太地は満たされぬ男遍歴を重ねた挙句に、最後は遊びで一度だけ寝た若いボーイに刺されて死んでしまう、という結末でした。
舞台女優である太地喜和子さんは、80年代はテレビドラマにあんまり出なかったと思うのですが、かなりインパクトの強い役柄だったのを覚えています。

「血液型などこわくない」(1983年2月21日放送)
平幹二朗・大空真弓夫妻の一人娘の紺野美沙子は大の「お父さん子」で、婚約者がいるのにまだ父親にベタベタ。平幹も内心ではまんざらでもないのですが、いずれにしろ娘はもうすぐ嫁ぐわけだし、平幹も会社で重役に出世間近と言うことで、絵に描いたような幸せな家庭生活を送っていました。ところがある日、大空が事故で入院したことがきっかけで、血液型から紺野は平幹の子ではなく、大空の不倫で生まれた子であることが発覚…と言うお話です。ここまでは、現実によくある…かどうかは別として、ドラマとしては、ありがちな設定なのですが、その先が月曜ワイドの本領発揮。
紺野は、最初は当然ショックを受けるものの、やがて平幹を父親ではなくひとりの異性として想うようになり、対する平幹も、戸惑いながら徐々に紺野を娘ではなく女として意識するようになり…と禁断の関係が展開します。結局、平幹は妻と離婚し、会社も辞め紺野とともに姿を消します。そこで終わりかと思ったら、最後に「一年半後」のテロップが現れ、どこかの地方都市で生活しているらしい平幹・紺野が、赤ちゃんをベビーカーに乗せて「親子三人」で楽しそうに歩いている姿が。って、ホントに結婚したのかい!と言う、結構ショッキングな結末でした。
ちなみに、紺野の入浴中に平幹がうっかり浴室のドアを開けてしまうと言うシーンで、紺野の胸が一瞬チラリと映りましたが、想像以上?の貧乳に笑ってしまいました。

「はだしの未亡人」(1983年7月11日放送)
最愛の夫が病死し、小さな子供を抱えて未亡人になってしまった梶芽衣子。美人でまだ女盛りの彼女には、あの手この手と男どもの下心ある誘惑が迫って来るのですが、女としてのプライド、そして子供のために、それらをはねのけ自立した人間として毅然と生きて行く…と言うようなお話でした。
細かいストーリーはおぼえていないのですが、強烈な印象だったのは、死期の迫った夫(松橋登さんだったか?)の求めに応じて、梶さんが病院のベッドで最後の"夫婦の営み"を行うというシーン。病人とそんなことしたら死んじゃうじゃないか!と思うより以前に、あまりにも大胆な行為なので見てるこっちが冷汗かきました。
もうひとつはラストの方で、梶さんがパートで勤めている会社の社員か何かの江藤潤… この人は梶さんに「女としての魅力がない」とか言ってたナマイキな若僧なのですが、その江藤さんのアパートを訪れた梶さんが、"これでも魅力ない?"みたいなことを言いながら服を脱いで激しく迫って行き、江藤さんがたじたじ…と言うシーン。梶さんに迫られるなんて男冥利に尽きますが、現実にあの鋭い眼差しとクールな形相で大真面目に迫られて来たら萎縮してしまうかもしれません^^;
スポンサーサイト

にほんブログ村

関連タグ: 梶芽衣子

ロドルフ殿下とコーダー伯爵


長い間、もう一度見たいと思っていたCMの動画を発見しました。
0:30からの「ネスカフェ・プレジデント」のCM

まず現れる外国の古城。
次に現れるのは、その森の小径で散歩を楽しむ、どこか気品と威厳ありげな中年のヨーロッパ人の夫妻。
更に次のシーンでは、悠然と朝のコーヒーを口に運びます。
いったい誰なのかと思って見てると、ナレーション。

「マクベスの家系を継ぐコーダー伯爵」!

ま、まくべすのかけいをつぐ、こーだーはくしゃく!?
このCMを初めて見た当時(80年代前半)、その怪しげな素性を聞いて思わず「ほんとかよ!?」とテレビに向かって叫んでしまいました。
だってシェイクスピアの戯曲の通りならマクベスは子孫を残さず死んだはずです。してみると、このおっさんはよくいる自称子孫か、さもなくば俳優を使ったヤラセCMなんじゃないかと、半信半疑でした。
でも後に知ったところでは、どうやら本物だったようです。
直系の子孫は勿論いませんけど、「マクベス」家の系譜を引き継いだ子孫がいることは事実で、だから「家系を継ぐ」という表現は正しかったわけです。ニセモノじゃないかと疑ったりして、コーダー伯爵には長年の非礼をお詫びしたい気持ちです^^;

これとは別に、やはり同じパターンでヨーロッパの貴族が登場する、もうひとつのCMもありました。そちらに出演したのは「ロドルフ殿下」なる人物でした。
宮殿のような豪邸の荘厳な部屋で、豪華な机に向かって何やら執務をしている老紳士。すなわちロドルフ殿下が、やがて執事の運んできたコーヒーを飲む…、と言うCMで、肩書きは確か「ベルギー王家」。なんと伯爵の更に上を行く、王家と言うふれこみでした。
しかし、実はこの「殿下」の素性のほうが、もっと怪しいと思っていました。
王室の一員ともあろう者がCMにホイホイと出演するところが胡散臭いです。なので、ホントはせえぜえ貧乏貴族の子孫程度だったんじゃないかとか、或いは、これこそまさに俳優のヤラセだったんじゃないのか、と。
調べてみると、ベルギーの貴族ではあることは確かのようですが、でも現在のベルギー王家とは全然無関係。過去を遡っても別に「王家」だったわけではなさそうですし、やはり「ベルギー王家」はハッタリだったようです。なので、ロドルフ殿下には謝りません^^;
まあ、どっちにしろ、インスタントコーヒーを美味そうに飲んでいるような貴族じゃ、たかがしれてますね。
残念ながらロドルフ殿下のCMの動画は発見できませんでしたが、画像が置いてあるページがあったのでリンクを貼らしてもらいます。
http://www37.tok2.com/home/shinyakun/cm-nomimono/coffee/coffee.html

にほんブログ村

関連タグ:

事件終了

パクリ問題はひとまず落着しました。先方が自主削除してくれました。相変わらず、自分は悪くないが、と言うようなことをくどくど言っていたようですが、最終的には「でもあんたは怒っているようだから」という感じで(違うかも^^;)納得してくれたようです。外国人相手だけに泣き寝入りも覚悟していましたが、意外とあっさり解決しました。
それにしても、自分のサイトがまさか外国人にパクられるとは思っていませんでした。ネット空間は確かにインターナショナルです。しかし、日本でも今更大映なんかに興味のある人は少ないのに、ましてその俳優名鑑を作ろうなんて物好きはいない(いたら私もやらない)と言う常識を前提にしていましたので、外国にまで思い及ばなかったのです。ただ考えてみれば、マニアの存在は洋の東西を問わない上に、国内より情報量の少ない外国の日本映画マニアともなれば、ネット上を血眼になっている確率は高いですわね。現に件の人は、私以外からもいろんなところから画像をパクりまくっているようなので、おそらく全部、他人のサイトからコピーした画像を使っているんじゃないかと思います。私の感覚じゃ理解できないことですが、これが単なる個人差なのか、それとも国民性(アメリカ人?)の違いなのか、よくわかりません。まあ私自身もネット上の画像を無断使用したことがないとはいいませんので、数枚程度なら黙認してもよかったのですが、彼の場合は事実上コンテンツそのものをパクっているので看過できなかったわけです。
いずれにしても、こういう問題はまたいつでも起こりえます。今回は思ったより物分りのある奴だったので、抗議に応じてたまたますぐ引き下がってくれましたけど、外国人に日本的感覚の良識は期待できません。いや日本人だって怪しいもんですが、ただ敵が外国人だと、敵地を舞台に敵国語?で応戦しなければならないんですから大変です。そういうトラブルはもう御免なので、サイト閉鎖も含めてこの後対策を考えねばなりませんね。

にほんブログ村

関連タグ:

パクられた!? その3

http://eiga.wikia.com/なるサイトが、私のサイトから画像をパクっている件について。
昨夜、実力行使に出ました。敵陣に乗り込んで、うちからパクった画像を全て削除したのです。と言っても画像fileそのものは削除できないようなので、画像を使っているページから削除しただけですけど。
なんと、80枚以上パクっていました。
ところが敵はすぐに、私が削除した画像を全て復元してしまった上に、私が再削除できないようにIPをブロックしてしまいました。
その上でこちらに呼びかけてきたのですが、私の拙い英語力で理解したところでは
「あんたがあの名鑑ページの所有者らしいが、でもあんたは大映の代表者じゃないんだろ?だったら、画像の利用は正当なのだ」と案の定、大上段から来ました。
そりゃ確かにそうなんですけどね。私が映画の著作権を持ってるはずがありませんから、映画の画像に私の権利を主張することはできません。ただし、画像fileそのものを作成したのは私ですし、名鑑は私の独創物です。大映のチョイ役俳優も含めた写真名鑑なんて、他の誰もやっていないから自分で作ったわけで、この人にしろ、私の名鑑を見るまでは大部屋俳優の顔なんて知らなかったはず。従って彼がパクったのは単なる画像じゃないんですよね。第一、この人は画像だけじゃなく、私のページそのものもパクっているんだから、何をか言わんや、です。私のホームページには私の著作権が存在するわけですから、この人が勝手に他人のコンテンツを盗んでいい権利はないんです。
でもそんな難しい議論をする英語力はないので、
「俺は手間隙かけて名鑑を自分で作ったんだ。あんたも映画ファンなら必要な画像は自分で作れよ」
と言う意味のことだけを精一杯の英語で反論しておきました。
いやはや、とんだ日米(?)親善です。
それはともかく、その後、現在のところ新たな画像パクりは見合わせているようですが、今までパクった分はそのままだし、ほとぼりが冷めればどうせまた我が物顔にパクりを再開するんでしょうから、折角作った名鑑をみすみすパクられてもこっちは泣き寝入りです。全く道義をわきまえない奴がいるもんで、えらい目に遭いました。

まあそれにしても、ネットの世界ではホント、いろんなことが起こるんだなあ…と言う実感です。
私も10年以上ネットやってて、その間にはいろんなトラブルに巻き込まれたこともありますが、まさか外国人を相手にするとは思いませんでした。
確かにネットはインターナショナルですから、いざという時の覚悟と、最低限の英語力、法律的知識ぐらいは持っているべきなんでしょうけど、でもそんなこと考えながらネットやってる人は、殆どいないですよねえ。。。
なんかもう、このブログをやってるのも煩わしくなって来ました。

にほんブログ村

関連タグ:

パクられた!? その2

昨日に引き続き、パクリサイトについて。
相変わらず私のサイトから画像をパクるのを止めません。
http://eiga.wikia.com/wiki/Mayumi_Nagisa
http://eiga.wikia.com/wiki/Tamao_Nakamura
http://eiga.wikia.com/wiki/Yasuko_Nakata
http://eiga.wikia.com/wiki/Ken_Nakahara
http://eiga.wikia.com/wiki/Yasushi_Nagata
ほかにもたくさんあり過ぎて載せきれませんが、このサイトが使っている大映俳優の画像は殆どうちからパクったものです。うちのサイトにある200枚以上の画像を全部パクっているのだとしたら、呆れるほかありません。
このサイトは英語による日本映画のwikipediaのようなところで、パクっているのもおそらく外国人のようです。だとしたらちょっとお手上げです。
パクっている人は、引用元さえ記述していればいくらパクっても構わないと考えているようですが、そういう問題じゃないでしょう。画像が必要なら、何故自分で用意しようとしないんでしょうかね。外国人だとしても、わざわざ日本映画のサイトを編集をするほどの日本映画ファンだったら、DVDぐらい持っているはず。自分じゃ何の努力も払わずに、他人が労苦を費やして作ったコンテンツを当然のようにパクって使う神経が理解できません。
などとここで愚痴ってみても意味がありませんが、本当に腹が立ちます。

にほんブログ村

関連タグ:

なみだ川

namidagawaop.jpg
1967年/大映/三隅研次監督
出演/藤村志保、若柳菊、細川俊之、戸浦六宏、藤原釜足、安部徹、塩崎純男、玉川良一ほか

物語。江戸末期の日本橋。少しおっちょこちょいの姉・おしず(藤村志保)としっかり者の妹・おたか(若柳菊)は仲の良い姉妹。神経痛で仕事の出来なくなった彫り物師の父親(藤原釜足)を養いながら、支え合って生きている。ただひとつ頭痛の種は、前科者の兄(戸浦六宏)の存在だった。
ある日、おたかに縁談が持ち上がる。相手はおたかも憎からず思っている、呉服屋の若旦那(塩崎純男)。だが兄の存在や、姉より先に嫁ぐことを心苦しく思ったおたかは断ってしまう。妹の心を知ったおしずは、安心させるために、自分も近所の職人の貞二郎(細川俊之)に求愛されたと、すぐばれる嘘をつく。
そしていよいよおたかの結納が近づいた頃。兄からまた金をせびりに来ると言う手紙が届く。妹の幸せを守るために、おしずは刺し違える覚悟で短刀を用意する…山本周五郎の「おたふく物語」の映画化。

この映画には、ハラハラ、ドキドキのし通しです。
別にミステリー映画じゃないんですが。
この姉妹が、どうか幸せになりますように…
特に藤村志保さんのファンとしては、おしずがどうか不幸せになりませんように…
と、祈るような気持ちで見てしまいます。
なので終盤、兄と刺し違えるつもりで、おしずが短刀を構えた時には戦慄が走りました。
最後はもう、年甲斐もなく、涙ボロボロ。

原作はかなり昔に読んだので、細かい点は忘れてしまいましたが、確か、いくつかの短編からなるオムニバス小説だったと思います。でも映画では、それを強引にひとつの物語にまとめてしまっているために、なんか途中でちょっと、辻褄の合わない箇所もあるんですけどね。例えば鶴村の旦那(安部徹)の件はどうなっちゃったのか、とか…。でも大した問題ではないです^^;

三隅研次監督と言うと、剣豪が出て来るようなシャープでスタイリッシュな映画を撮る印象が強いのですが、平凡な庶民の生活を描いた山本周五郎の世界も撮れるとは、意外です。
庭の緑や鮮やかな花の色、夕立、貞二郎の仕事場の陰影。大映の職人的な技を感じる照明も見事でした。

藤村志保さんにとっては、数少ない映画の主演作です。
大映時代の志保さんは、いつも悲しい顔をしている役が多いのですが、この作品では、飛び切り素敵な笑顔がたくさん見られます。おっちょこちょいで、やたらとうろ覚えの頓珍漢なことわざを言いたがる天然ボケの役と言うのも、実に珍しい。自分を犠牲にしても他人の幸せを願う志保さんの迫真の演技は、見るもの全てを幸せにしてくれるでしょう。

若柳菊さんは本名・鹿内寛子と言い、あのフジ・サンケイグループの鹿内ファミリーの長女です。後年は奈月ひろ子と言う芸名でも活躍しました。落ち着きがあって、何気に色っぽい役柄なんですが、当時まだ24、5歳だったとは、びっくり。
そして、前科者の兄を演じた戸浦六宏さん。性格俳優として知られる戸浦さんですが、この映画では家族の厄介者、でも最後は妹たちの幸せを願いながら身を引くと言う、微妙な役柄を見事に演じています。あのコワイ顔の戸浦さんなのに、笑って去って行く時の顔は、爽やかに見えるから不思議です。
屈折した色男の細川俊之さん、娘たちを案じながら無気力で何も出来ない父親を演じた藤原釜足も素晴らしい演技でした。
namidagawa0101.jpg
namidagawa0102.jpg
namidagawa0103.jpg
にほんブログ村

関連タグ: 藤村志保 大映

パクられた!?

ネットの世界ではこういうこともあると承知していましたが…。

去年の1月から「大映俳優写真名鑑1960-71」と言うページを作っておりました。大映系の俳優さんで顔と名前の一致しない人が多いので、それらを含めて60年代の大映俳優を総覧してみたい、と言う趣味のページです。
大映俳優写真名鑑(1960-71)http://www.geocities.jp/etwas_alles81/meikan.html
当時のブログ記事http://retroroom.blog111.fc2.com/blog-entry-295.html

ところが、このページをパクったとしか言いようのないサイトを発見してしまいました。
http://eiga.wikia.com/wiki/User:Tokkan_Kozo/1960s_Daiei_stars
よくわかりませんが、映画版wikipediaのようなページです。
60年代の大映俳優を画像付きで並べると言う趣旨が同じだし、俳優さんの人選も、一部省略してありますが殆ど同じ(「怪獣たち」なんて項目まで同じ!)。しかも、その画像はうちのページのものをちゃっかり転載しているのですから、これはパクり以外の何物でもないでしょう。

尤も、一応うちのページへのリンクは貼ってあるので、「出典」は明らかにされているのですが、でもミラーページを作ってくれなんて誰にも頼んでいないし、転載も許可していません。
とりあえずうちのページの冒頭に、転載を止めるように書いておいたところ、後刻、当該ページの画像だけは削除されたようです。しかしページ自体はそのままだし、更に個々の俳優さんのページでは、相変わらずうちから転載した画像を使用しています。http://eiga.wikia.com/wiki/%E5%A4%8F%E6%9C%A8%E7%AB%A0

映画のサイトを作ること自体は勝手ですが、だったら自分の努力で成し遂げて欲しいもんですね。俳優さんの画像なんか、ビデオやDVDから容易にいくらでも手に入るでしょう。少なくとも私自身は、1年半かけていろんな作品を見て、このシーンに出ているのはこの俳優さん…と一人一人を確認しながら作成したんですから、他人のふんどしで相撲を取るような真似をされると愉快じゃありません。

にほんブログ村

関連タグ:

刑事コロンボ 秒読みの殺人

1978年/米ユニヴァーサル/1979年1月2日NHK放送
物語。テレビ局の敏腕プロデューサー、ケイ(トリッシュ・バン・デバー/声・寺田路恵)は上司で恋人のマーク(ローレンス・ラッキンビル/声・森川公也)に捨てられ殺害を決意。新作の試写中に映写室を抜け出しマークを射殺する。コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)は外部から侵入の形跡がないことから身近な人間の犯行と確信しケイを犯人と睨む…シリーズ43作目。

シリーズの終わりから三番目の作品。NHKでの放送は、お正月に三夜連続だったのを覚えています。
このエピソードではのっけからいきなりコロンボが登場。車の追突でムチウチ症になる珍しいシーンから始まり、途中まで首にコルセットをはめた痛々しい姿。ちらほらと白髪も目立つし、めっきり老けたように見えます。
今回の犯人は女性です。シリーズ中、女性が犯人のエピソードは、共犯を別とすれば8作品ありますが、とことん利己的で憎たらしいのは最初の「死者の身代金」ぐらい。あとはどうしても情緒的で後味の悪いものになりがちです。今回も男女間の愛憎劇の末の殺人。犯人は単に恋人に捨てられたと言うだけでなく上司でもある被害者に仕事の面でも否定されたことが複合的な動機になっています。
被害者は、自分ひとり出世しちゃうと恋人との愛情関係を高級車一台で清算しようとする男だし、しかもジュースの中に隠した車のキーを発見させようとする幼稚な猿芝居で悦に入っているような、デリカシーのない男です。なので、男である私が見ていても「嫌な感じ」の奴なんですけど、一方で「君には決断が出来ない」と言う犯人への人物評が的確であったことは、後半になると明らかになります。
犯人がカウントダウンしながら4分と言う短い時間に往復して殺人を実行するシーンや、エレベーターから凶器の拳銃を取り出そうとするシーンのスリルは満点。事件の中での焦燥する犯人の姿は、同時に男社会の中で上昇志向を抱いてもがいている犯人の生き様そのものとオーバーラップしているので、人間ドラマとして優れたものになっています。
ただ、序盤で事実上の山場が来てしまうので、中盤の展開がだらだらして退屈になります。特にTVスタッフルームのモニターに興じるコロンボの小ネタは要らないし、ケイと落ち目スターのエピソードなんかは無駄に長い感じです(ちなみにNHKで放送された時は、このあたりが殆どカットされていました)。
犯人の人間性の部分を描くのに力を注ぐと肝心のミステリーとしての味は薄く、推理ドラマとして平凡になってしまいます。特に、ケイが犯行の際に用いた手袋や凶器の拳銃を始末せず放置している点があまりにもお粗末。証拠をぼろぼろ残しすぎだし、とうていコロンボに太刀打ちできるような頭いい犯人とは思えません。その気になればすぐにでも解決できそうな凡庸な犯行です。こういうあたりにシリーズの限界が現れていたのかもしれません。
ケイの声を演じている寺田路恵さんはこの後、「コロンボ」シリーズのスピンオフ(と言えるのか)作品「ミセス・コロンボ」で主役、つまりコロンボ夫人の声を吹き替えていました。ちなみにこの「ミセス・コロンボ」とは、「コロンボ」本体では一度も現れなかったカミさんを登場させて主役にして、逆にこっちにはコロンボは登場しないと言う発想のドラマだったんですけど、アメリカでも日本でも全く受けなかった模様。私も1、2回見たことありますけど、内容云々以前にコロンボ夫人が若過ぎてイメージに合わなかった記憶があります。

にほんブログ村

関連タグ:
カレンダー
06 | 2011/07 | 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
管理人のサイト
土曜日の美女たち
管理者用
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR