宇宙怪獣ガメラ

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1980年/大映/湯浅憲明監督
出演/マッハ文朱、小島八重子、小松蓉子、前田晃一、工藤啓子、高田敏江、桂小益 ほか
物語。宇宙海賊ザノン星人(声・小林修)の宇宙船が地球を侵略に向かっていた。地球平和のためM88星から来ていたキララ(マッハ文朱)、マーシャ(小島八重子)、ミータン(小松蓉子)は地球の危機を予感する。そんな時、圭一(前田晃一)の飼っていた亀がガメラに変身し、ザノン星人の操る怪獣たちと戦う…ガメラシリーズの8作目

1971年に倒産した大映は74年に徳間傘下で再建され映画製作を再開。そしていよいよ満を持してかつてのドル箱ガメラシリーズを復活!… と言えば聞こえは良いですが、新作とは名ばかりで実際は特撮の大部分を過去作から流用した低予算映画。登場順にギャオス、ジグラ、バイラス、ジャイガー、ギロン、バルゴンと言う6大怪獣がガメラと闘うのですが、そのシーンは悉く旧作の使い回しなので、新怪獣は当然出て来きません。9年も経っているから旧作を使い回しても子供はわからんだろうと判断したのでしょうか(当時はビデオもないし)。
ドラマ部分は大半が新撮ですが、流用の特撮とは絡めることができないため、主演のマッハ文朱始め3人の正義の宇宙人は、何にもしない、と言うよりできない設定。彼女等は非武装の宇宙人であるため、ガメラと怪獣たちの戦いをただ傍観するだけに終始しています。だったら何しに地球に来たのかと思うのですが、その穴埋めのつもりか、地球人から宇宙人の姿への変身ポーズを披露。しかしスーパーマンのような珍妙なタイツ姿でセクシーさは微塵もないので、これを何度も繰り返し見せられるのはつらいものがあります。
「亀つながり」で「こち亀」の両さんそっくりのお巡りさん(桂小益)が出てきたり、脈絡なく宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999がアニメとの合成でガメラとすれ違ったりもするのですが、かといって別にパロディになっているわけでもなく、一体どういう趣旨の映画なのかよくわかりません。子供のガメラへのシンパシーと言う旧作以来のポリシーだけは一貫しているところに湯浅監督の良心は感じましたが、いずれにしても、当時これを正規の料金を支払って映画館に見に行った人がいることは奇跡です。
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関連タグ: ガメラ 大映
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女番長ブルース 牝蜂の逆襲

1971年/東映/鈴木則文監督
出演/池玲子、天知茂、賀川雪絵、杉本美樹、一ノ瀬レナ、渡辺やよい、弓恵子、安部徹、山城新伍、ほか
物語。玲子(池玲子)は関西のズベ公グループ「アテネ団」の団長。マユミ(杉本美樹)サセコ(一ノ瀬レナ)らを率い非行の限りを尽くしていた。その玲子に愚連隊・北神会の次郎(流健次郎)と暴走族の英二(一ノ瀬謙)は惚れている。次郎はいずれ北神会が秋本組の幹部として吸収される日を夢見ていた。その頃アテネ団に前のボスだったジュン(賀川雪絵)が少年院から戻ってくる。一方秋本組では、組のためム所に入っていた土居(天知茂)が5年振りに戻ってくる…

「女番長(スケバン)」シリーズの第1作。1作目からいきなり「逆襲」ってのもよくわからんタイトルですが、同シリーズには単に「女番長」と言うタイトルの作品もあり、そっちは何故か4作目です。
話の筋は結構複雑で、玲子に対する次郎と英二の三角関係、その次郎に新入りのユウコ(渡辺やよい)が惚れ玲子との三角関係、更に前のボス・ジュンと玲子の対立関係、次郎を利用する秋本組との関係などが錯綜し、その一方で秋本組内部で昔気質の土居と組長(安部徹)の緊張関係や、土居と別れた妻(弓恵子)の微妙な関係etc… 人間模様が複雑に入り組みながら平行して進行し、加えて世相を反映してか翌年に返還を控えた沖縄問題などもちらりと絡めています。
が、表面的にはそんなことより所詮は池玲子を筆頭にズベ公女優たちが繰り出す脱ぎっぷりが見所のエロ&バイオレンス映画なわけですが、個人的にはそれも正直言ってどうでもよく、お目当ては専ら天知茂先生。
子供の頃、天知さんって見た目どおりのニヒルで気難しい人だと思っていたので、なんで娯楽作品にばかり出ているのかよくわからなかったし、晩年「AカップCカップ」などと言うB級コメディに出た時はセンセイ頭がおかしくなったのかと半ば本気で心配になりました。実は小難しいゲージュツより大衆を喜ばせる作品を好む人だったと知ったのは亡くなってずっと経ってからです。
この映画も一見、天知先生が出ている必然性が全くないどころか本筋とは関係ないサイドストーリーに終始。実利に走る組のやり方とは相容れない昔気質な男、一度は別れた妻と子供のためにカタギに戻ろうとするも、最後は組に裏切られ… と言う本来なら鶴田浩二が似合いそうな役柄を演じ独自の世界を構築しています。尤も、こんな映画にまさか鶴さんが出るわけないので、そこにはやはり天知先生が出る必然性があると言うことなのでしょう。それにしても天知先生がズベ公とどう絡むのか見る前は不安な思いだったのですが、結局最後まで主人公である池玲子とは殆ど絡まなかったことに、ほっとしたような、がっかりしたような。。


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関連タグ: 天知茂 東映

白蛇抄

1983年/東映/伊藤俊也監督
出演/小柳ルミ子、杉本哲太、仙道敦子、夏木勲(夏八木勲)、宮口精二、北林谷栄、若山富三郎 ほか
物語。身寄りのない中学生の鵜藤まつの(仙道敦子)は遠縁の石立うた(小柳ルミ子)を頼り山寺で暮らすことになった。うたは3年前滝壷で身投げを図ろうとしたところを住職(若山富三郎)に助けられ内縁の妻となり、その後病に伏せる住職の面倒を見ながら暮らしている。住職には昌夫(杉本哲太)という高校生の息子がいる。昌夫は毎晩のように住職とうたの情事を盗み見していた…。

原作は水上勉の純文学ですが、文芸映画と言う名目で女優を脱がせてそのヌードを売り物にするのが当時の手法で、この映画もまだ清純派だった小柳ルミ子の激しい情事シーンが盛んに宣伝されていた記憶があります。
内容自体は若狭の寒村を舞台に不幸な運命を背負った女と少年僧との結ばれぬ愛を描いた結構暗い悲しいお話で、オーソドックスに一応芸術的に撮られています。なのに見終わっても何にも心に残らない、と言う薄っぺらい作品です。ルミ子は演技上手だし他の出演者も達者な顔ぶれだし、撮影の森田富士郎も綺麗な画を撮っているんですけどね。にもかかわらずこれほど出来が悪いと言うことは、結局単にルミ子のエロを撮りたかったのが目的なので、それ以外のことは全て押し流されてしまったからだとしか言いようがありません。若富の扮するエロジジイを始め、息子の杉本、刑事の夏八木勲、とにかく主要男性登場人物は物語の始めから終わりまでルミ子のカラダのことしか考えていないという、しょーもない連中ばかり出てきます。
かと言ってルミ子がそれほどエロかったかと言えばそうでもなく、私が見たのは公開の1、2年後にテレビでしたが(しかもゴールデンタイムだったと思う)、ルミ子は当時30そこそこにしてはなんだかオバサンに見えましたね。それは自分が若かったせいかと思いましたが、今見てもやはりちょっとオバサン^^;見所はむしろ仙道敦子です。
「セーラー服反逆同盟」に出演した当時17歳だった仙道敦子さんは、それより3年早い14歳の時の作品。10代で3年違うとさすがにまだ顔立ちが子供っぽくてあどけないです。「反逆同盟」ではスカートめくりのシーンで一人だけパンツを見せてくれなかった仙道さんですが、この映画ではパンツを露にするばかりか、若富に襲われ太ももをベロベロと舐められたり、ノーブラのTシャツ姿で透け乳まで見せたり、若くして女優魂を見せてくれました。結婚などせずに芸能界を続けていたら今頃は大女優になっていてこの映画もお宝になっていたんでしょうね。


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