流星人間ゾーン 第1話

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1973年4月2日~9月24日(全26回)。日本テレビ、東宝映像。

特撮映画の老舗東宝が制作し、監修に田中友幸、監督には本多猪四郎、福田純、特技監督には中野昭慶、川北紘一と言ったゴジラ映画の錚々たる顔ぶれが名を連ねる作品。
70年代は特撮ヒーロー物全盛時代なので、当時子供だった筆者もたいていの番組は見ています。でも40年前に一度見たきりなので99%は忘れています。この番組もゴジラが時々ゲスト出演したことだけしか覚えていませんでした。

「地球から遠く離れた大宇宙。平和の星ピースランド。その平和も悪魔の星ガロガの野望に一瞬にして破られた。ピースランド壊滅! 安住の地を失ったピースランド星人たちはファミリーごとにパンドラカプセルに乗り平和の星を求めて流星人間となったのだ。一方、地球を第2の征服目標にしたガロガは宇宙要塞を建設。 恐獣ミサイルが地球を狙った。 流星人間を乗せたカプセルの一ファミリーだけが地球に漂着した。彼らは新地球人としてガロガ星人と対決した。そのファミリーの名は流星人間ゾーン!」(ナレーター/小林清志)

ファミリーは6人構成。
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長男の防人光(青山一也)、長女の蛍(北原和美)、末っ子の明(佐藤賢司)、父親の陽一郎(中山昭二)、母親の月子(上月左知子)、祖父の雷太(天草四郎)。
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このうち直接の戦闘を担当するのは光、蛍、明の三兄弟。
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それぞれゾーンファイター、ゾーンエンジェル、ゾーンジュニアに変身します。
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更にゾーンファイターは二段変身で巨大化して戦います。

等身大ヒーローと巨大ヒーローの両方を兼ね備え、更に後の戦隊物の走りのようなヒーローがチームで戦う要素まで加味してあります。 これら設定だけ見るとなかなか面白そうですけどね。しかし他の特撮ヒーロー番組の中に埋没しまったのかイマイチ人気を得られなかったようです。

取り敢えず例によって第1話を見てみましょう。

第1話「恐獣ミサイル 爆破せよ!」
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平和の星ピースランドを滅ぼしたガロガは次なる征服目標を地球に定め、まず三人の工作員を送り込みました。彼らの使命はゾーンファミリーの抹殺。地球征服にとって、ガロガの正体を知っているゾーンファミリーは邪魔なのでした。
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ゾーンファミリーは「防人(さきもり)」家と名乗って地球で平和な生活を送っていました。しかしガロガの野望を知って、秘かに戦う決意を固めました。
そんなある日サマーランドのプールに出かけようとした蛍(北原和美)と明(佐藤賢司)を、明の友達のジュンイチ君が訪ねて来ました。ジュンイチ君はセレブ、いやハイソなおうちの子らしく、お母さんはお茶の会、お父さんはゴルフで忙しくて独りぼっちです。可哀想に思った蛍と明はジュンイチ君を一緒に連れて行きます。
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サマーランドに着いた蛍と明は、ガードマンの手にガロガの特徴である水かきがついているのを見て警戒します。ガロガも人間に変身できるのならそんなわかり易い特徴は隠せばいいのに。
しかしあっさりと罠にかかった蛍たちは、まんまと捕えられてしまいます。
一方、ガロガのロケットらしい赤い物体の墜落場所を調査に行った光(青山一也)も後ろから殴られて捕まってしまいます。
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防人家でジュンイチ君のお母さんが「勝手にジュンイチを連れだしたりして!プンプン!」と陽一郎(中山昭二)と月子(上月左知子)に苦情を言っているところへ、蛍たちが交通事故に遭ったと偽りの電話が掛かって来ます。ちなみに陽一郎はキリヤマ隊長じゃないので「なにっ!?」とは言いません。
雷太(天草四郎)はそれがガロガの罠と見抜きますが、陽一郎と月子は罠を承知で敵の誘いに乗ります。
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ガロガのアジトに捕らわれた防人一家と巻き添えを食ったおまけのジュンイチ母子。ジュンイチ君のお母さんは「私たちはこの人たちと関係ないんです!」と当然すぎる泣き言を言いますがガロガに銃で脅かされて気絶?してしまいます。その隙に光、蛍、明はそれぞれファイター、エンジェル、ジュニアに変身。ガロガと格闘します。追いつめられたガロガたちは合体して恐獣レッドスパークに変身。 このドラマでは怪獣ではなく恐獣と言います。
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ファイターも巨大化してレッドスパークと戦います。 ファイターは流星ミサイルマイトでレッドスパークを粉砕。
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ファイターのエネルギー残量を示すゾーンメーターが青から黄色に変わります。やがて赤に点滅し始めると、残りの行動時間が110秒なってしまうのです。なんでそんな中途半端な時間なのかわかりません。
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ガロガの宇宙ステーションは恐獣ミサイルを発射して第2の恐獣ジキロを送り込みます。ファイターはその強力な磁力に大苦戦。
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エンジェルとジュニアの連絡を受けたゾーングレートこと雷太が基地からボルトサンダーを発射して援護します。エンジェルとジュニアはその隙にスモーキーと言う救援用飛行機でゾーンマーカーチェンジを行い、ファイターのエネルギーを回復。
ファミリーの協力によって危機を脱したファイターはジキロを流星ミサイルマイトで粉砕します。
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ゾーンファミリーの活躍でひとまず地球の危難は去りました。最後は何故かジュンイチ君の両親が突如改心して、一家と和やかに団欒を囲んでいるところで終わりです。

ゾーンファミリーがピースランド星を脱出してから地球に到達するまでの経緯は思いっ切り省略されて、アバンタイトルで簡単に触れられているだけ。物語は1話目から既に地球に定住してしばらく経っている状態のところから始まります。
ちなみにファミリーは郊外の立派な一戸建てに住んでいます。「防人玩具研究所」と言う看板を掲げていますがヒット商品を開発しているようにも見えないので、どうやって財を成したのか不明です。
巨大ヒーロー番組の場合、主人公のキャラクターはロボットでなければ殆ど宇宙人に限られてしまうのですが、この作品の特徴はそれが家族であるところ。特にヒロインや子供が主人公の添え物や足手まといではなく、それぞれ変身してともに戦う点はユニークです。顔を上半分露出している都合上アクションも自分でこなしています。
欠点はその分ファイターが単独ヒーローに比べて弱く見えてしまうこと。後に登場するゴジラを初めとする東宝有名怪獣を売りにしたことも主人公の印象を薄くしています。更にいろいろな要素を詰め込み過ぎると作品の焦点がぼやけてしまうことで、1話目でもジュンイチ君一家のエピソードは余分だった気がします。

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帰ってきたウルトラマン 第3話

第3話「恐怖の怪獣魔境」
MATアローで霧吹山上空をパトロール中の郷(団次郎)と上野(三井恒)。郷には怪獣の声が聞こえましたが、上野隊員には何も聞こえません。基地に帰っても郷は怪獣の声が聞こえたと言い張って上野と言い争います。
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郷が撮ってきた写真のスライドを見ても結論が出ません。加藤隊長(塚本信夫)は隊員たちに霧吹山の調査を命じますが、やはり怪獣の気配はありませんでした。あくまで言い張る郷と他の隊員たちは対立します。 基地に戻った郷はなおも隊長に怪獣の声を聞いたと訴えますが、 結局郷の意見は却下されます。
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翌日、郷は坂田(岸田森)とともに流星ニ号の設計をしていました。しかし怪獣のことが気になって集中できません。
その頃加藤隊長は一人で霧吹山に登っていました。郷と他の隊員たちのわだかまりをなくすために、自分の目で確かめたかったのです。
一方坂田工場では集中できない郷に対し、坂田は流星号の設計を取りやめてしまいます。「お前は疲れてるんだよ」と坂田。坂田の勧めで郷はアキ(榊原るみ)に ギターを教えます。
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空き地でアキにギターを教える郷。しかし本部から隊長が行方不明との連絡が入ります。本部に帰った郷は、隊長は霧吹山に行ったと主張。1人で捜しに行くという郷を南隊員(池田駿介)がアローで送ります。郷はパラシュートで強引に霧吹山に着地し隊長を探します。
郷は13歳の時、登山で死亡した父親のことを思い出します。 「父さんは救助隊から100メートル先の岩陰で捜索隊を待っていた。負傷して動けなかったのだ。後100メートル先を探してくれたら、父さんは助かったに違いない。隊長もきっとこの山のどこかにいる」。
すると、洞窟から隊長の声が。感動の再会をする2人。
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怪我をしている隊長をかばって脱出しようとするその時、デットンが現れます。更に反対側からはサドラーが現れ、相対したサドラとデットンは格闘を始めます。岩に足を挟まれて動けなくなった郷は、隊長に「早く本部に連絡を」と言います。必死に岩から抜け出そうとする郷。その時郷は光に包まれ、ウルトラマンに変身します。
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ウルトラマンは二匹の怪獣相手に苦戦しますが、デットンをスペシウム光線、サドラーを八つ裂き光輪で倒します。隊長と郷は救出に来た南、岸田(西田健)、上野、丘(桂木美加)と再会。無事を喜び合います。

今回は「ウルトラマンと言う特殊な能力」を持ってしまった郷が周囲と乖離し軋轢を生ずる様子が描かれています。確か「ウルトラセブン」でもセブンであるモロボシ・ダン一人が超能力で異常を察知し、周りの隊員たちが「( ゜Д゜)ハア?」と置いてけぼりになることがありました。「セブン」では「( ゜Д゜)ハア?」の一瞬で済んでしまったことが「帰マン」では丸1話分を使って描かれているわけです。
前話でもそうでしたが怪獣は人間側のドラマを提起するきっかけに過ぎません。なのでドラマが続いている間は怪獣の存在が宙に浮いてしまうし、逆にウルトラマンと怪獣の戦いが始まる時にはドラマが既に終わっていると言う按配。今回は2匹も登場する必然性が薄いしそれぞれの怪獣にも個性の違いが見出し難いです。

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スーパーロボット マッハバロン 第4話

第4話「キス海底基地爆破指令」
今回ロボット帝国が繰り出す侵略ロボットは、幻覚を起こさせるミラクル光線を照射するユンカーズF2。 更に小杉愛(木下ユリ)の弟・健一(内海敏彦)そっくりのサイボーグをKSS基地へ侵入させる二面作戦です。 スーカン(所雅樹)が総指揮をとるはずでしたが、直前に回路が故障し、ゲラー(桜木栄一)が取って代わります。
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向ヶ丘遊園に遊びに来た嵐田陽(下塚誠)、愛、健一。 魔女の館で迷子になった健一を陽と愛が探していると、侵略ロボット出現の連絡が入ります。2人は たまたま通りかかった?発明刑事(深江章喜)に健一の捜索を任せて基地へ戻ります。その直後、発明刑事の前に健一が現れます。 でもそれは健一と入れ替わったサイボーグでした。
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マッハバロン、そしてKSSバードのガンさん(力石考)、ジョージ(加藤寿)、愛がユンカーズF2を攻撃します。 しかしユンカーズF2からミラクル光線を浴びて幻覚を起こした愛は操縦不能に陥ります。 更にユンカーズF2はマッハバロンにもミラクル光線を発射しようとしますが、その直前にララーシュタイン(伊海田弘)は攻撃中止を命じゲラーを呼びつけます。 スーカンの回路に細工したことがばれてしまったのです。かくしてマッハバロンは敵方の内紛で危機を免れたのですが、陽はそれを知る由もありません。
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日頃から女性隊員を差別している陽は愛のミスを詰ります。室内勤務に回すべきだと主張する陽に、村野博士(団次郎)は愛の過去を語ります。 15歳の時、自分が泳げなかったために海で溺れた親友を救えなかった愛は、その償いとしてKSSに入隊したのでした。陽は考えを改めます。
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KSS基地に入り込んだ健一のサイボーグは、秘かに基地内の様子をモニターしてロボット帝国へ送ります。愛は、健一が鼻をこする癖を忘れていることを不審に思います。
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再びユンカーズF2が攻撃を開始し、マッハバロンに乗った陽が出撃。しかしユンカーズF2のミラクル光線を浴びた陽は幻覚を起こして、猛スピードで大地に激突しようとします。愛はわざとKSSバードでマッハバロンに接触して火災を起こします。その炎で正気に戻った陽は寸前で激突を回避。マッハバロンはアトミックファイヤー、マッハコレダー、カノンショッターの3連発でユンカーズF2を粉砕します。
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スーカンは健一のサイボーグに基地もろとも自爆を命じます。
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しかし爆破寸前で愛が阻止。愛は鼻をこする癖をしない健一がニセモノだと見抜いていたのでした。魔女の館に監禁されていた本物の健一を救いだしハッピーエンド。

紅一点の女性隊員、小杉愛が主役のエピソード。 海で溺れた友人を見殺しにしてしまった過去を持ち、そのためKSS隊員としての強い使命感を持っていることが明かされます。 今回も危険を顧みない愛の活躍でKSSのピンチを救うのですが…これがある意味最終回への伏線になっています。
ちなみに愛の年齢設定は18歳ですが、演じた木下ユリさんは当時高校1年生(15~16歳)だったそうです。

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「スクールウォーズ」決勝戦の実話とドラマ

「スクールウォーズ」のモデル、伏見工業高校が大阪工大付属高校に勝って初優勝(1981年)した時の実際の映像を、ドラマの同一場面と比較してみました。試合経過は同じです。

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ドラマのアバンタイトルでは実際の映像をそのまま使っています。

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伏見工業高の山口良治監督。

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大阪工大高の荒川博司監督。笑っちゃうぐらいそっくりですね。

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「1時間、思いっ切りラグビーを楽しんで来い」

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前半、伏見工が細田(ドラマでは赤津)のペナルティゴールで先制。

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山口監督の隣に座っているのはたぶんコーチのスティーブ・ジョンソンでしょう。ドラマではマーク・ジョンソンでした。

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後半、同点に追いついた大工大高。

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ロスタイムにスクラム戦で激突。

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伏見工が栗林(ドラマでは栗原)のトライで決勝点!

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優勝の瞬間。

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「勝ったぞ~」

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スーパーロボット マッハバロン 第2話

第2話「空の牙 海の罠」
ララーシュタイン(伊海田弘)のロボット軍団はスーカン海軍参謀(所雅樹)とゲラー空軍参謀(桜木栄一)の共同作戦で空と海からマンモスタンカー船を襲撃します。しかし空軍ロボットのメッサーM4は魚雷コントローラーがへっぽこなせいでタンカーを撃ち漏らし、海軍ロボットのワルターU0が攻撃して漸く爆破撃沈します。
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KSS本部にタンカー爆発の連絡が入り、壁際の妙竹林な天使のレリーフの口から打ち出された通信データを愛(木下ユリ)が読み上げます。
村野博士(団次郎)はKSSバードでガンさん(力石考)、ジョージ(加藤寿)、そして愛に出動を命じますが、陽(下塚誠)だけ待機。
KSSバードは唯一の生存者の船員を発見。そのうわ言からロボット帝国の仕業と推測されましたが詳しい状況がわからず、船員の意識の回復を待つことにします。そこへ国連軍の原潜沈没の連絡が入りますが、陽はまたも置いてきぼり。
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むしゃくしゃする陽は気晴らしに発明刑事(深江章喜)の発明したバルーンヘリヘリとかいう気球で遊んでいると、その隙に船員をアンドロイド兵士に殺されてしまいます。村野博士は陽の軽率な行動を厳しく咎めます。
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それにしても何故ロボット帝国はタンカーや原潜を襲ったのか?そして目撃者の口を封じようとしたのか?
実はロボット帝国はメッサイム魚雷のテストを行っていたのでした。海底に磁力ソナーを仕掛けてKSSとマッハバロンをおびき出し、空と海とで挟み撃ちする計画でした。
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その作戦をご丁寧にイラスト付きで説明するスーカン。このイラストはスーカンが描いたのか、それともイラストを描く専門ロボットでもいるのか、気になります。
案の定、血気にはやる陽は村野博士の制止を無視してマッハバロンで飛び出し、ロボット帝国の海空挟撃作戦の罠にはまります。かろうじて脱出しますが、ガンさんが負傷しマッハバロンも破損。
村野博士は命令を無視した陽にKSSを辞めてもらうとキツイお達し。
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しかし陽が嫌がったのでメンバーに選択を委ね、だるまの目を吹き矢で射ると言う、わけのわからん方法で採決を取ります。結果は村野、ジョージが追放賛成。愛、ガンさんが反対。同数のため保留となります。
脳天気にそんなことをしている間に、再びロボット帝国が基地を襲撃して来ます。
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博士は「戦いは憎しみだけでは勝てない。緻密な作戦とそれを実行する強い意志が必要なんだ」と陽を諭しますが、さっき人の運命を吹き矢で決めた人に言われても、あんまり説得力がありません。 ともあれ、出動するマッハバロンとKSSマリン。
マッハバロンはメッサーM4を倒しますが、KSSマリンがワルターU0に捕獲されてしまいます。村野博士はKSSバードで救援に出撃するガンさんに秘策を耳打ちします。部屋には2人しかいないのに、誰を憚って内緒話をしているのかわかりません。
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マッハバロンは村野博士からの指示でベルヘンロケッターを飛ばし、KSSバードのフォローを得てKSSマリンを救助。最後は必殺のマッハコレダーでワルターU0を粉砕します。
任務を終えて戻った陽をメンバーと発明刑事、健一(内海敏彦)が出迎え、例によって談笑するKSS本部。
方やロボット帝国では、失敗の責任のなすり合いをするスーカンとゲラーをララーシュタインが一喝し、タンツ陸軍参謀(麿のぼる)に次の攻撃を命令。新たな侵略ロボットが出撃するところで次回へ続きます。

2話目はKSS本部が舞台の中心で、未熟な陽を諭す村野博士、そしてメンバーたちの姿が描かれています。 この手のドラマにはありがちなエピソードですが、演じ手の一方が団次郎で、しかも脚本が上原正三と来ては、同じ組み合わせだった「帰ってきたウルトラマン」第2話を思い出します。「帰マン」では団さん演じる未熟な郷秀樹が隊長の命令を無視してクビにされそうになりますが、今回は団さんがクビを申し渡す立場に回っているのが笑えます。ただし脚本は 「帰マン」に比べると粗雑な印象です。
考えてみれば基地が海底にある設定も「帰マン」と同じです。しかし狭い作戦室と言い、ピースサイン型のカラフルな椅子と言い、安っぽい壁紙と言い、変なレリーフと言い、とても地球を守る組織の本部とは思えません。これはあえて狙ったわけでなく美術製作費の不足を逆手に取った演出だったのでしょうが、今となればポップでオシャレな装飾に見えなくもありません。

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青い体験

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1973年。イタリア映画。
監督/サルヴァトーレ・サンペリ
出演(吹き替え)/アンジェラ…ラウラ・アントネッリ(池田昌子)、ニーノ…アレッサンドロ・モモ(鹿沼政仁)、イグナツィオ…テューリ・フェッロ(富田耕生)、コラッロ…アンジェラ・ルース(翠準子)、ドン・チリッロ…ピノ・カルーソ(中村正)、ルチアナ…ティナ・オーモン(弥永和子)、アントニオ…ジャンルイギ・チリッジ(曽我部和行)ほか

思春期の少年の年上の女性との初体験を描いた所謂「筆おろし物」の元祖的な映画。80年代はこの手の映画をテレビ東京などでよく深夜に放送していました。まだアダルトビデオなどなかった時代、お世話(?)になった人は多いはず。

物語は急死したイグナツィオの妻の葬儀のシーンから始まります。
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葬儀を終えたイグナツィオと息子3人が帰宅すると、妻が生前に頼んでおいた家政婦のアンジェラ(ラウラ・アントネッリ/声・池田昌子)が来ていました。
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若くて美人で優しくて、しかも色っぽいアンジェラに野郎どもはすっかりメロメロに。 特に父親と長男は露骨なセクハラ合戦を繰り広げます。
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この太ったハゲの父親(テューリ・フェッロ/声・富田耕生)が、いかにもイタリアの陽気なエロオヤジという感じでいい味を出しています。
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一方、二男ニーノ(アレッサンドロ・モモ/声・鹿沼政仁)はそんな父親と兄貴を嫌悪していますが、内心ではアンジェラに興味津々。こっそりアンジェラの部屋に忍び込んで小物の匂いを嗅いだりして妄想を募らせています。
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しかしアンジェラが父親のプロポーズを受け入れて結婚するつもりだと判明。嫉妬に駆られたニーノは2人の結婚を邪魔するためにアンジェラへのいやがらせを始めます。
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家族全員から祝福されて結婚したいと思っているアンジェラは何とかニーノにも認めてもらおうと耐えますが、それにつけ込んだニーノはますますいじめをエスカレート。
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特に圧巻なのは家族の居並ぶ席で神父さんの説教を聴いている時に、ニーノがテーブルの下でアンジェラのスカートに手を入れて無理やりパンツを脱がせるシーン。aoitaiken09.jpg
誰かに気づかれてしまうかもしれないという状況の下で、それでも言いなりに脱がされていく様子が何ともいやらしいです。
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更に図に乗ったニーノは友達を呼んでその前でンジェラにストリップショーまがいのことまで強要します。
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そしていよいよクライマックス。父親と兄貴が不在の嵐の晩、ニーノはアンジェラを脅かして裸になるよう命じます。泣きながらまた裸になるアンジェラ。
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ところが途中から何故か攻守が逆転。アンジェラが「女がどういうものか教えてあげるわ!」とニーノに襲い掛かります。騎乗位で激しく責め立てられたニーノはあっと言う間に昇天。
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やがて結婚式の日。何も知らない父親が有頂天になっている横で、ニーノは「おめでとう、ママ」とアンジェラを祝福するのでした。

と言うわけで、前半は男所帯にやって来た色っぽいアンジェラに魅せられた野郎どもが右往左往する様子がコミカルに描かれますが、後半はアンジェラが色ガキにネチネチといじめられて恐怖すると言う、いささかサイコホラーめいた展開になって行きます(ちなみに原題の「Malizia」は悪意、意地悪という意味)。昔、性に目覚めたての少年目線に同化して見ていた当時はエロいと思えたんでしょうけども、今改めて見るとさすがに終盤のえげつないセクハラは異常としか思えず見るに堪えません。ヌードシーンもありますが、今となっては大したことはありません。
主演のラウラ・アントネッリは若いんだかオバサンなんだかよくわかんないような崩れかけた色気に加えて母性も感じさせるのが結構魅力的です。もしこれがなまじ若くてスタイル抜群の美人かなんかだったら却ってセクシーじゃないかもしれません。
しかしこの映画の一番の見所と言うか聞き所は、吹き替え版でラウラの声を当てているのがオードリー・ヘプバーンの担当声優である池田昌子さんであること。子供の頃池田さんの吹き替えるオードリーの声に魅了された筆者にとってはオードリーそのものと言っても過言ではない存在です。さすがプロだけあってオードリーの時とは声の調子を変えていますが、あの清楚可憐さに艶っぽさが加わった声とアンジェラの切ない表情が絶妙にマッチしています。

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帰ってきたウルトラマン 第2話

第2話「タッコング大逆襲」
MATに入った郷(団次郎)は隊員相手に技能テストを受けます。しかし剣道で上野(三井恒)、丘(桂木美加)の両隊員、柔道で南隊員(池田駿介)、そして射撃では岸田隊員(西田健)を圧倒します。 「全く負ける気がしない。そうか俺はウルトラマンなんだ!」と調子に乗る郷。
その頃、タッコングが再び東京湾に現れてオイルプラントを襲い始めます。
あれ?タッコングってまだ生きてたっけ?
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郷は南隊員と潜水艦で出撃。しかし自信満々な郷は作戦を無視して勝手にタッコングを攻撃してしまいます。その結果、潜水艦は破壊され、南隊員は負傷して気を失います。
「こうなったらウルトラマンになってやる」と郷。
しかしいくら念じてもウルトラマンに変身できません。
ウルトラマン、昼寝でもしているんでしょうか。
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基地に帰った郷は、加藤隊長(塚本信夫)から独断を責められ、除隊を命じられます。
郷は坂田家へ帰りますが、今度は坂田から「俺はもうお前と組むつもりはない」と言われる始末。
自棄になって飛び出した郷。しかし1人になった郷は 「俺は確かに思い上がっていた。ウルトラマンであることを誇らしく振り回そうとしていた。その前に郷秀樹として全力を尽くし、努力しないとならなかったんだ」と反省します。
再びタッコングが現れてオイルプラントを襲撃。南隊員が逃げ遅れた作業員を救出に行きますが機関室に閉じ込められてしまいます。郷は作業員救出のためプラントに飛び込み、必死に火を消し止めようとします。その時、光が郷を包み込み、ウルトラマンに変身します。
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タッコングと格闘するウルトラマン。 しかしやたらと派手な爆破のせいでさっぱり見えません。最後はスペシウム光線でタッコングを倒します。
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隊長とともに坂田自動車工場に戻ってくる郷。隊長は郷が立派な隊員に成長したことを告げ、坂田はレーシングマシーン流星2号を作るために郷が休みの日には貸してほしいと願い出ます。涙ぐむ郷。
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坂田兄弟が郷を見送った後、アキ(榊原るみ)が空を見上げると1番星が出ていました。そこには笑いかける郷の姿が映っています。

「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー」は同じ1971年に、1日違いで放送が始まっています。やがて「仮面ライダー」では2号ライダーから「変身ポーズ」が導入され大ブームを巻き起こします。かく言う筆者も当時、勿論真似しました。
方やウルトラシリーズは、その流れに逆らうかのように「変身ポーズを真似できない」ウルトラマンにばかりこだわり始めます。「自分の意志で変身できない」帰マンしかり、「男女合体」のエースしかり。
何故変身を難しくしていったのか。東映と円谷プロのカラーの違いはさて置いて、「仮面ライダー」との違いに関して言えば、ライダーはもともとが人間です。なりたくて改造人間になったわけではないが、人間の自由を守るために戦う、と言う悲壮な決意で変身するわけです。
それに対してウルトラマンの場合は「変身=宇宙人に助けを借りる」ことを意味します(ウルトラセブンの場合はモロボシ・ダン自身が宇宙人ですが、人間がセブンの助けを借りていることには変わりありません)。初代ウルトラマンもセブンも地球のためにボロボロになるまで戦い、それを見た人間も最後は「地球は我々人類自ら守らねばならない」と言っていつも物語が終わっていたはずです。なのにまた今度の「帰ってきたウルトラマン」でも人間は善意の宇宙人に頼りっきりなの?
…と視聴者からツッコまれるのを懸念したのかどうか知りませんが、「ウルトラマン」以来抱えているシリーズの矛盾にひとまず決着を付けておいたのが、この第2話なのでしょう。
つまり初代マンやセブンと同じ轍を踏まないために、帰マンは無条件に地球を守るつもりはなく、人間が努力し全力を尽くすことを促す教育の役目も担っているようです。これは人間の側で加藤隊長や坂田が未熟な郷の慢心を糾し成長を促す役割を持っているのと同心円を描いています。
ただ最後は結局ウルトラマンに頼ることは同じなんですけどね。人間が地球を自ら守り抜いてしまったらウルトラマンが終わってしまいます。従ってどう言う言い訳をしようと、ウルトラマンと言う物語を続ける限りは善意の宇宙人の手を借りる矛盾も抱え込むことになります。

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スーパーロボット マッハバロン 第1話

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1974年10月7日~1975年3月31日(全26話)。日本テレビ、日本現代企画。

国際救助組織「KSS(キス)」の嵐田陽が、体長50メートル・200万馬力のスーパーロボット「マッハバロン」を操縦し世界征服を狙うララーシュタイン率いるロボット帝国と戦うSF特撮ドラマ。
オンエアを見ていたのに全く内容を覚えていませんでした。似たようなタイトルで「スーパーロボット レッドバロン」ってのもあるので、ややこしい。ただ主題歌(OP曲&ED曲)だけは強烈な印象が残っています。
OP曲(フルバ-ジョン)

悪の天才が 時に野心を抱き
世界征服を 夢見た時に
君はどうする 君はどうするか 君は
じゅうりんされて 黙っているか
今だ出撃 マッハバロン
スーパーロボット マッハバロン
マッハコレダー ぶっ放せ
来たぞ ララーシュタインのロボット軍団
たのむ たのむ たのむ たのむ マッハバロン

ロックンロール調の激しいビートのエレキサウンドに乗せて「あっくぅのぉ天才が」とうねるように歌い上げる歌詞は、今聞いても斬新な内容。普通この手のヒーローソングは陳腐な美辞麗句でヒーローの特徴を讃える歌詞が殆どですが、この歌はいきなり「君はどうする 君はどうするか 君は!?」「蹂躙されて黙っているのか!?」と畳みかけるように「覚悟」を問うのだから恐れ入ります。「蹂躙」なんて難しい言葉はこの曲で覚えました。そのくせに最後は「たのむたのむたのむたのむ」と連呼で他力本願とは、どういうこっちゃねんと思いつつも心沸き立つものがあります。
一方ED曲はスローバラード調(フルバ-ジョン)。

マッハバロン 眠れ眠れ
お前が静かに 眠れる世の中が
平和で一番 素晴らしい時
それを父さんも 祈っているだろう
遠い世界で 祈っているだろう
マッハバロン 眠れ眠れ
お前の使命を 終わらせてあげたい
戦う機械で なくしてあげたい

OP曲で散々戦意を鼓舞しておいてED曲では一転、平和への願いを静かに語る。この落差に子供の頃は戸惑いましたが、今聴いてみると「蹂躙されて黙っていない」ことも「平和で一番素晴らしい」ことも決して別事ではなく一対になってるんですね。40年振りに耳にして思わず涙が出そうになりましたが、作詞が阿久悠、作曲が井上忠夫(大輔)と知ってびっくり。

さてかくも感動的な主題歌を持つ物語の登場人物たちは
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主人公、嵐田陽(下塚誠)。KSS(国際科学救助隊"Kokusai Scientific Salvage"の略称。ララーシュタインと戦うために作られた私設組織)の会長・嵐田竜之介の孫でマッハバロン設計者・故嵐田陽一郎博士の息子。マッハバロンを操縦できる唯一の人間。
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岩井明(力石考)。KSS の副隊長格。通称ガンさん。
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白坂譲司(加藤寿)。KSS の隊員。通称ジョージ。
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小杉愛(木下ユリ)。KSS の紅一点。
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村野博士(団次郎)。マッハバロンを製造したロボット工学者でKSS のリーダー。
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花倉刑事(深江章喜)。KSS の捜査に協力するベテラン刑事で通称「発明刑事」。
小杉健一(内海敏彦)。愛の弟。
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ゲオルク・ララーシュタイン(伊海田弘)。ロボット帝国の総統。マンモスカリフラワーのような逆立った巨大な髪の毛は感情の度合いで七色に変化します。
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タンツ陸軍参謀(麿のぼる)、スーカン海軍参謀(所雅樹)、ゲラー空軍参謀(桜木栄一)。ララーシュタインの息子(実はアンドロイドらしい)。お互い仲が悪く足の引っ張り合いばかりしています。

団次郎が出演していたんですね。これもすっかり忘れていました。
3年前の「帰ってきたウルトラマン」(1971年)では新人でしたが、この作品では早くも博士役でリーダーになっています(でも実年齢はまだ当時25歳!)
主演の下塚誠は後に時代劇などでちらほら見かけました。ほかの面々はベテランの深江章喜以外知りません。唯一の女性メンバーも華や色気が欠け、いささか地味な印象です。
ちなみに団次郎、深江章喜とくれば後に同じ局で放送された「少年探偵団(BD7)」(1975年)を思い出すのですが、実は同じ製作会社の作品でした(健一役の内海敏彦もレギュラーで出ていたらしい)

とりあえず第1話を見てみましょう。

第1話「マッハバロン暁に出撃す」
嵐田陽一郎博士はララーシュタインとともにロボット工学の研究をしていました。しかしララーシュタインの世界征服の野望を知り、自らが設計した巨大ロボット・マッハバロンを悪用されないためにその設計図を携えて脱出。妻子を連れて旅客船で日本へ帰ろうとしますが、その途中でララーシュタインの差し向けたロボット・ハイルV1号の襲撃を受けて船は沈没。博士から設計図を託された息子・陽だけが生き残ります。
それから10年。
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祖父・竜之介(香川良介)の元で養育された陽(下塚誠)は、ララーシュタインの侵略に備えてマッハバロンの操縦訓練に明け暮れる毎日。しかし肝心のマッハバロンはいつになっても見せてもらえず、嫌気がさした陽は訓練を放棄して外へ飛び出します。
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すると突然襲って来たアメフト軍団。
ではなく、ララーシュタインのアンドロイド兵士。てっきり変装しているのかと思ったら、これが正規の恰好らしい。
陽は捕えられてラグビーボール爆弾を蹴りつけられますが、危ういところを発明刑事(深江章喜)に救われます。
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焦る陽はKSS本部に村野博士(団次郎)を訪ねて、早くマッハバロンに乗せろと直談判。
しかしマッハバロンは完成まで絶対秘密になっており、たとえ会長の孫でも容赦なく叩き出されて池に投げ込まれます。
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一方、ララーシュタインはマッハバロンが完成する前に先手を打って侵略を開始し、ロボット・ハイルV2でKSS本部を破壊。
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予め秘かに海底基地へ本部を移動していたKSSはガンさん(力石考)、ジョージ(加藤寿)、愛(木下ユリ)が KSSバードで出撃して応戦します。
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しかしアンドロイド兵士が竜之介を襲い、殺害。
陽は今際の竜之介から完成したマッハバロンと人類の命運を託されます。
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陽はマッハバロンとのドッキングユニットであるスーパーカー・マッハトリガーに乗って、KSSの海底基地からマッハバロンに搭乗。
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ピースサイン型の奇怪な椅子に陣取る村野博士からの指示を受け、マッハバロンを起動します。
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ハイルV2号へ立ち向かったマッハバロンはアトミックファイヤー、バロンスマッシュなどを繰り出します。マッハバロンは足を長く見せるため高下駄でも履いているのか棒立ちで動きが少なく、殆どが飛び道具の応酬です。
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マッハバロンは必殺武器マッハコレダーでハイルV2を爆破し勝利。
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ラストは村野博士から改めて紹介された陽とKSSメンバーが軽口をきいて笑い合っている、ありがちなシーンでエンディング…。
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と思いきや、ララーシュタインのすさまじい形相がどアップで現れ、次なる侵略ロボットを繰り出すところで次回に続きます。

と言うわけで、マッハバロンは主人公が搭乗して内部から操縦するロボット。いわばマジンガーZを実写化したような作品です。ただアニメと実写の違いか、スマートさに欠けるデザインや造形は当時見た時も野暮ったかった記憶がありますし、原色を強調した美術セットも安っぽさを増幅しています。
ストーリーは所詮小学生向けなのでツッコミ入れてもしょうがないのですが、人類の平和を守るのが民間人の設立した組織、それも隊員が若造たった4人ってのはいくらなんでも心細い限り。対するララーシュタインのアンドロイド兵士も変なオッサン刑事が発明した素人兵器で撃退されるレベルじゃ役立たずにもほどがあります。
善悪両陣営ともパッとしない面々ゆえスケール感が乏しいのですが、ともあれこうして物語は始まったのでした。

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プロレス決定的瞬間大全集2

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1990年3月の番組改編期に「全日本プロレス中継」の枠内で放送された特別企画。
ちなみにパート1は87年秋の改編期に放送されたはず。
番組の構成は、視聴者からのアンケートはがきをもとにした全日本プロレスの名勝負ベスト10の発表を中心に、名場面集や珍場面集などをゲストとのトークを交えつつ紹介するというものでした。
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司会の若林健治アナ、ゲストのジャンボ鶴田。
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ゲストの吉村明宏、向井亜紀。
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向井亜紀は当時高田延彦と交際中。「鶴田選手がどういう練習しているのか、聞いて来いって言われたんですよ」と発言し、吉村が「誰に?」と聞くや否や鶴田が「高田選手でしょ!?」とツッコむ一幕もありました。
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視聴者からの投票結果の発表。全日本プロレスの試合が対象なのに何故か「猪木対ホーガン」も。
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投票で1位に輝いた名勝負は1977年のオープンタッグ決勝戦「ザ・ファンクス対ブッチャー、シーク」でした。
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珍場面集に登場した、番組対抗隠し芸大会で白雪姫に扮した時のジャンボ鶴田。
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お馴染みラッシャー木村のマイク特集もありました。
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エンディングはジョン・レノンの「イマジン」をBGMにデビット・フォン・エリック、ジェイ・ヤングブラッド、ハル園田ら若くして亡くなった名レスラーたちを紹介し、最後はブルーザー・ブロディの後ろ姿で。

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仮面ライダー 第15話

第15話「逆襲サボテグロン」
この回からOPの最後に一文字隼人の改造シーンとナレーションが入ります。rider1501.jpg
仮面ライダー危うし!!で前回は終わりましたが、ライダーは難なくライダージャンプで危機を回避、逆にサボテグロンにライダーキックを浴びせます。しかしサボテグロンは地中に逃れます。
ライダーは滝、藤兵衛とショッカー打倒のための絆を結びます。一文字の時の軽口とは打って変わって、ライダーになるとやけに口調が堅苦しいです。
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翌朝、一文字隼人(佐々木剛)はショッカーの改造手術を受けた時の悪夢で目覚めます。一文字って、ベルトを腹に巻いて寝ているんですか。まるでライダーベルトを買って貰った嬉しさのあまり、寝る時も外さなかった子供みたいです。
一文字を訪ねて立花レーシングクラブのマリ(山本リンダ)が「あたしをモデルに使ってくれな~い」とやって来ます。女は撮らないと追い返そうとしますが、マリは部屋の前に置かれた包みを持ってきていました。中身は「メキシコの花」(サボテン爆弾)。触れようとするマリを制止して一文字は窓から投げ捨てます。メキシコの花は爆発。近所迷惑もいいとこです。同じ包みをレーシングクラブのカウンターで見たというマリの言葉に、一文字はクラブへ急ぎます。
クラブでは何も知らない面々が包みを開封していました。そこへ一文字が駆けつけ、間一髪で爆発を回避。
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包みを届けた犯人をマリとミチ(中島かつみ)が追いかけますがショッカー戦闘員に取り囲まれてしまいます。マリは拾った枝をフェンシングの剣代わり抵抗しますが次第に劣勢に。何故かしばらく見物していた一文字はおもむろに仮面ライダーに変身。今度は段取りを間違えませんでした。
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ライダーは戦闘員を撃退し、捕虜にした一人をレーシングクラブに監禁。しかしこの戦闘員は口がきけないようです。藤兵衛(小林昭二)は史郎(本田じょう)一人を残して外出。過去存在感の薄かった史郎はこれまでの10倍量ぐらい台詞を喋りますが、実は今回が最後の出演だそうです。そこへ入ってきたマリ、ミチ、ユリ(沖わか子)のパー3人娘。戦闘員の顔(と言っても覆面ですが)を批評しているとサボテグロンが登場。人手不足だからと戦闘員を連れて行きます。
再びシャボテン公園のショッカー基地に潜入を試みる滝。戦闘員に化けてショッカーの作戦会議に紛れ込みます。佐久間ダムを破壊し、下流の天竜市を占領して日本征服の足掛かりとするZ作戦を説明するサボテグロン。下級戦闘員の服を着ていた滝はサボテグロンにバレて捕えられます。しかし先に潜入していた仮面ライダーに助けられます。ライダーは貯蔵庫を破壊し「メキシコの花」で基地内を部屋ごとに爆破。
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サボテグロンは、サボテン爆弾を身につけて自爆覚悟でライダーに突撃。しかしライダーにかわされて、ヒドラの像ごと大爆発。
まだ免許を持っていなかった佐々木さんがバイクに乗っている振りをしているシーンで終わりです。

一文字ライダーの生い立ちは、わずか30秒の夢のシーンでしか語られていません。本郷ライダーと異なり一文字ライダーは過去を背負っていないキャラクターなので詳しく描く必要がないのでしょう。
更に旧1号編との違いを示すのは、立花レーシングクラブがサボテグロンに襲われたことです。旧1号時代に藤兵衛の店「アミーゴ」がショッカーに襲撃されたのは、実は第1話だけです。それも狙われたのはルリ子個人で、直接「アミーゴ」が襲われたわけではありません。今回レーシングクラブが襲われたのは、一文字が戦闘員を監禁したからです。しかし旧1号時代に本郷が戦闘員を監禁したのは、ルリ子の部屋でした。何故ならショッカーとの戦いは直接因縁のある本郷やルリ子とっての言わば私事。藤兵衛個人に協力を仰ぐことはあっても藤兵衛の店が巻き込まれるのは避けていたようです。なのでひろみや史郎が事件に関係することは殆どありませんでした。
しかし2号編からは一文字や滝が平気で事件を持ち込むしショッカーにも襲われるのでサブレギュラーが巻き込まれるのも常態化。そのおかげでレギュラーから弾き飛ばされてしまったのが史郎です。藤兵衛の店がただの憩いの場であればこそ空気のような史郎にも存在理由があったわけですが、襲われ要員なら華のある女性の方がいいですもんね。

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