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雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

宇宙猿人ゴリ 第6話

第6話「美くしい地球のために!!」
「人類の滅亡を救うために3人の親子を殺せ!」とネヴィラ71。
しかし譲二(成川哲夫)には罪のない親子を殺す事ができません。
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譲二はネヴィラ71の命令を拒否して、ひとまずたけし親子を隔離。倉田室長(大平透)に連絡してGメンの応援を求めます。
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しかし理恵(小西まち子)がラー2号に捕まってたけしの部屋へ放りまれてしまいます。たちまち公害伝染病に感染して苦しみ始める理恵。
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譲二は遂に意を決してスペクトルマンに変身。たけしの両親を手に掛けようとしますが…しかし、いざとなると、やはり彼らを殺す事ができません。命令にそむいたスペクトルマンはネヴィラ71に強制送還される事になります。
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宇宙空間を浮遊するスペクトルマンを目ざとく発見したゴリは、ラー&ラー2号を派遣します。機能を停止されているスペクトルマンに対し、ここぞとばかりにやりたい放題。見かねたネヴィラ71はスペクトルマンを自由にして、戦えと命じます。
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ラー&ラー2号を撃退したスペクトルマンは地球へ戻り、理恵たちに一か八かでエネルギーを少なくしカロリーを上げたスペクトルフラッシュを照射します。
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理恵たちは何事もなかったかのように元に戻り、最後は笑顔のハッピーエンド。

地球全体のためにやむを得ないとは言え、罪もない人間をヒーローが直接手に掛けようとするショッキングなシーンが展開します。命令違反で強制送還されるヒーローと言うのも珍しいのですが、その直後ラー&ラー2号によって延々となぶられる姿はとてもヒーローには見えません。方やネヴィラ71も、目先の状況次第ですぐ方針を変えるなど行き当たりばったりで結構いい加減だったりします。

関連タグ: 宇宙猿人ゴリ スペクトルマン

テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

宇宙猿人ゴリ 第5話

第5話「恐怖の公害人間!!」
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ゴリは動物園のゴリラを改造してラー2号を製造。
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更にラーを巨大化して暴れさせスペクトルマンの注意を引き付けます。
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その間にゴリはたけし少年親子を秘かに恐怖公害人間に変えてしまいます。 彼らの吐く息にかかった人間は公害伝染病となり、やがて死んでしまうのです。
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そうとは知らぬたけし親子は御用聞きの青年に公害伝染病を感染させます。
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3人をこのままにしておけば地球上に公害伝染病が蔓延して人類は滅亡する…。
ネヴィラ71は譲二(成川哲夫)に「人類を救うためにあの親子を殺せ!」と非情の命令を下します。
さあ、スペクトルマン!どうする!?

大局的な見地から地球全体を救うために多少の犠牲はやむを得ないとするネヴィラ71。それはそれで正しい判断ですが、かと言って現場の当事者である譲二=スペクトルマンには目の前の人間を誰一人犠牲にできません。そのジレンマに立たされたところで次回へ続きます。
話を前後編で進めるために前半で意味のない巨大ラーとの対決がいささか冗漫ではあるものの、ドラマ性の高いハードな展開となっています。

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テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

快傑ライオン丸 第1話

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1972年4月1日~1973年4月7日(全54回)。
フジテレビ、ピー・プロダクション 。

「スペクトルマン」の後番組に作られた異色の特撮時代劇。
戦国時代、日本征服を企てる大魔王ゴースンの繰り出す暗黒魔人を倒すため、忍者の獅子丸(潮哲也)がライオン丸に変身して戦うお話です。まあ内容構造は「仮面ライダー」なんかと同じですが、他の変身物とは一線を画して時代劇に設定したことやライオン丸と言うキャラクターのインパクトで人気を得ました。特にライオン丸の変身ポーズは流行ったし、私もおもちゃの刀で真似した記憶があります。
ヒーロー時代劇は映画の時代から子供番組の柱でしたが、昭和50年代に入るとほぼ姿を消します。そういう意味では特撮とは言え子供向け時代劇としては最後のヒット作になるのでしょう。

第1話「魔王の使者オロチ」
群雄割拠する戦国時代。戦乱の孤児となった獅子丸(潮哲也)、沙織(九条亜希子)、小助(梅地徳彦)の3人は飛騨の山奥で日本最高の忍者・果心居士(徳大寺伸)に拾われて育てられ、忍法の修行に励んでいました。
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しかしヒマラヤ山中に100年立て籠もりあらゆる悪の妖術を身につけた「大魔王ゴースン」(声・小林清志)が日本に暗黒の世界を築くべく乗り込んで来ました。ゴースンはまず手始めに邪魔な果心居士を倒すべく、手下のオロチを刺客として送り込みます。
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自らの死期を悟った果心居士は獅子丸たち3人に形見分けをします。獅子丸には「金砂地の太刀」、沙織には「男に負けない力」を発揮する小太刀、小助には自分の魂の化身となる天馬ヒカリ丸を呼ぶ笛。そして大魔王ゴースンを倒すために生きよと遺言します。
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その直後にどくろ忍者を従えたオロチに襲われ、果心居士はオロチの刃に斃れます。
獅子丸は師の墓前に大魔王ゴースンを倒すことを誓います。
一方いよいよ本格的に日本征服に乗り出したゴースンは配下を全国に散らし、更にオロチには果心居士の弟子3人を叩き殺せと命じます。
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オロチに襲われた3人。沙織がどくろ忍者に連れ去れ、獅子丸は崖下に転落して気を失います。
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小助は果心居士の遺言を思い出し、笛を吹きます。すると空のかなたから天馬「ヒカリ丸」がやって来ます。
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沙織を処刑しようとするどくろ忍者たち。この手の時代劇でヒロインの磔はお約束シーンです。
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ヒカリ丸で飛んで来た獅子丸たちは間一髪で沙織を助けます。この手の衣装でのパンチラもお約束。
獅子丸はドクロ忍者を蹴散らしオロチを斬りますが、通常の剣では通じません。
獅子丸は果心居士から会得した「忍法獅子変化」を唱えます。
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風よーー!
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光よーー!
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ちゃきーーん!!
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忍法ーー!
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獅子変化ーーー!!
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ライオン丸見参!
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ライオン丸は見事オロチを倒します。
かくして獅子丸、沙織、小助の3人は師の遺志を継いでゴースン魔人との戦いの旅が始まるのでした。

ヒーロー時代劇の定石を踏んだ中身の濃い1話目です。基本設定を描きつつ、アクションあり、ピンチあり、見せ場も盛りだくさん。ストーリー上も演出にも殆ど隙がなく、ツッコミ所はナレーターがいるのになんでガキがサブタイトルを唱和するんだとか、天馬「ヒカリ丸」の翼がいかにも作り物めいているとか、沙織の着物の裾が犯罪的に短いのは嬉しい、いやおかしいとか、せえぜえそのぐらいしかありません。
大魔王ゴースンが何者なのか明かされていないところもミソでこれからの物語でおいおい明らかになっていきます。
ちなみに放送半年目から裏番組で「ど根性ガエル」(日本テレビ)が始まっています。あれ?じゃあ途中から「ど根性ガエル」を見てたかも…。

関連タグ: 快傑ライオン丸

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宇宙猿人ゴリ 第4話

第4話「ラー地球人をさぐる」

結局ゼロンを放置してラーにさらわれた理恵(小西まち子)を助けに向かうスペクトルマン。ゴリの命令でラーが仕方なく理恵を放り出すと、スペクトルマンは巨大化してゼロンと対決。4話目にして漸く怪獣と格闘です。ネヴィラ71から必殺技スペクトルフラッシュの使用を許可されたスペクトルマンはゼロンを倒します。
その間に秘密基地を完成させたゴリ。作戦は新たな段階に入り、地球の事をよく知るべく人間を拉致して精密な分析を開始します。更にゴリの命を受けたラーが人間生活の観察とスペクトルマン破壊のため東京に潜入します。
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♪止めて 2人だけの世界~
辺見マリの「私生活」が流れる新宿の街に現れたラー。
「エデンの東」をリバイバル上映しているのは「新宿日活オスカー」(現在は新宿マルイ本館)。
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ちなみにラーの隣にいるのはゴリの中の人(遠矢孝信)。
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スペクトルマンを探すラー。
右は京王百貨店、後ろに小田急ハルクが映ってます。
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公園でサンドイッチを食べているOLを驚かせるラー。
場所は新宿中央公園かしら?
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スペクトルマンが見つからないことにイラついたラーは、戯言でスペクトルマンと呼ばれていたタクシー運転手を撲殺します。
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夜になり楽しそうな人間生活を見たラーはディスコでゴーゴーを踊りますが、若者たちからボコられます。
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更に酔っ払いに絡まれておでんの屋台へ。酔ったラーは酔っ払いとおでん屋のおやじをまた撲殺。
遂にネヴィラ71から指令を受けた譲二(成川哲夫)がスペクトルマンに変身。
「何故罪のない人間を殺すのだ」と問うスペクトルマンに「俺を仲間はずれにするからだ」と答える淋しがり屋のラー。
基地が発見されるのを恐れたゴリは、拉致した人間を改造して作った二人の猿人を援軍に差し向けます。彼らが戦っている間にラーは逃げ去ります。

スペクトルマンと怪獣の戦いは早々と序盤で終わり、以後はラーの東京見聞録がメインの不思議な展開を見せます。1971年当時の新宿の街並みや世相風俗が垣間見れて楽しいです。

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宇宙猿人ゴリ 第3話

第3話「青ミドロの恐怖」
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ゴリはカドミウムに汚染された青ミドロの息を吐く怪獣ミドロンで地上に大混乱を起させ、人間の注意をそらしている間に秘密基地を地下に建設します。
公害Gメンは譲二(成川哲夫)と理恵(小西マチ子)を青ミドロ発生の現地へ派遣。しかし譲二は理恵をおいてけぼりにして単独行動をとります。
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「ワリャ~しまいにゃ血みるド!」と怒る、後の谷岡ヤスジ夫人。
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ラーと出くわした譲二はネヴィラ71に変身を願いますが、青ミドロの正体を突き止めるのが先だと拒否されてしまいます。「すみません」と謝る譲二。
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ゴリはラーに命じてミドロンを出現させ村を襲わせます。譲二はまた変身を願いますが今はまずいと拒否されます。「残念です」と譲二。
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再びミドロンが出現。譲二は漸く変身を許可され、等身大のままミドロンと戦いスペクトル光線で倒します。
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その間にラーは理恵に一目惚れ?して連れ去ろうとします。追うスペクトルマン。
秘密基地の場所を知られる事を恐れたゴリは、怪獣ゼロンを地上に送ります。
理恵を救うべきか、ゼロンと対決すべきか。
さあ、どうする、スペクトルマン!?

今回から漸くエンディングにスタッフ・キャストのクレジットが入りました。
怪獣ミドロンは人形のコマ撮り。スペクトルマンも引きの絵はコマ撮りで、等身大のまま戦っています。つまりここまでの3話で1度も巨大化して怪獣と格闘するシーンがありません。
今回のスペクトルマンは二度にわたってネヴィラ71に変身を拒否されてしまいます。のみならず万事においてネヴィラ71の指令を仰がねばならず、スペクトルマンはウルトラマンのような万能の神とは違い組織の一員と位置づけられているようです。

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宇宙猿人ゴリ 第2話

第2話「公害怪獣ヘドロンを倒せ!」
火だるまになりながら墜落したスペクトルマンに巻きこまれて怪獣ヘドロンも傷つきました。ゴリはヘドロンをいったん引き上げ、スペクトルマンにとどめを刺すためにラーを地上に送り込みます。
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テレビ番組で 「スペクトルを発射してヘドロのお化けをやっつけてくれるこの超人。スペクトル…そうだ!スペクトルマンだ!」とフジテレビの小林大輔アナウンサー。
スペクトルマンの命名者はアナウンサーでした。
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一方、公害Gメンは漸く現場に到着します。 「蒲生さんどこ行ったのかしら?」と遠藤理恵(小西まち子)。「あんないい加減な男の話はやめろ」と言いながら倉田室長(大平透)は彼の予言が的中したことが気になります。
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その頃ラーはスペクトルマンを探して海岸を歩き回っていました。人間を見つけると人形のように(実際人形ですが)放り投げたり首をへし曲げたり。しかし肝心のスペクトルマンは見つかりません。
ちなみにスーツアクターはスペクトルマンと兼任の上西弘次さんで、声も自ら当てています。
スペクトルマンは変身が解けて蒲生譲二(成川哲夫)の姿に戻っていました。そうとは知らずに気絶している譲二に近づくラー。
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その時、傍らにスペクトルマンのマスクを発見します。なんと、マスクは被り物?
ラーの持ち帰ったマスクを分析したゴリは、スペクトルマンが宇宙連合に属し未開発遊星の保護と警備を行なうネヴュラ71から派遣されたサイボーグであることを知ります。第二、第三のスペクトルマンが出現することを恐れたゴリは、その前に地球を征服しようとヘドロンにヘドロのエネルギーを与えて強化します。
譲二は父親をヘドロンに殺された少年ミノルに助けられて再び公害Gメンと合流します。奪われたマスクはテレポートレイによってとり返され、サイボーグ組織もネヴィラ71によって修復されていました。
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再びヘドロンが現れます。譲二はスペクトルマンに変身。空を飛び回り、ヘドロンに体当たりして倒します。
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倉田からGメンの一員になる事を許された譲二はミノルに別れを告げ東京へ帰りました。

第1話の続編。製作費節約のため2話完結が基本となっています。
スペクトルマンは1-2話を通じて一度も地上に降りることなく、ずっと飛んでばかりです。ヘドロンが操演の怪獣なので組み合わせ難かったのかもしれませんが、最後も「体当たり」と言う地味な決まり手です。

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宇宙猿人ゴリ 第1話

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1971年1月2日~1972年3月25日(全63話)
フジテレビ、ピープロダクション

「帰ってきたウルトラマン」より3か月早く放送が始まり、第二次怪獣ブームの先駆けとなった作品。
当初は敵役のゴリがタイトルの珍しい番組でしたが、21話から「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」、更に40話から「スペクトルマン」と改題されました。でも印象に強いのはやはり「宇宙猿人ゴリ」の方です。
折しも高度成長期の末期に差し掛かりその歪みが表面化していた時代。そんな世相を反映して公害問題をテーマに盛り込んでいます。「ウルトラマン」に代表される正統派特撮ヒーロー物とは一味二味違う作風が見所です。

第1話「ゴリ・地球を狙う!」
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「走れコータロー」が流れる中、新宿駅西口広場を歩くトレンチコートの青年(成川哲夫)。
突然、謎の遊星が「スペクトルマンに告ぐ。地球時間19時過ぎ。富士の浦地域に異変発生の恐れあり。直ちに急行せよ。勿論君の変身は地球人に見つかってはならない」と命令します (声はナレーション兼任の小林恭司)
「了解!」と手を挙げる青年。
-公害調査局第八分室-
倉田室長(大平透)が遠藤理恵(小西まち子)、有藤年夫(尾崎孝二)、太田高志(新井一夫)、加賀信吉(渡辺高光)を相手に公害撲滅について熱弁をふるっているところへ入って来た例の青年が「蒲生譲二です。今日から僕もGメンに参加させていただきます」と勝手にデスクに座ります。
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「君はキチガイか?」 呆気に取られる公害Gメン一同を尻目に蒲生は「富士の浦に重大異変が発生するでしょう。急いでください」と急かします。そこへタイミングよく富士の浦から「ヘドロが泡立ってものすごい臭気を発している」と通報。
ちなみに富士の浦と言う地名はないので、おそらくヘドロ公害で全国的に有名だった富士市の田子の浦港のもじりでしょう。
車に乗り込むGメン一同。室長が「さっきの男。正体不明だが異変を予言したんだ、連れて来るべきだったかなあ」と言っていると突然車の屋根から「アサーッ!」と、谷岡ヤスジのギャグをかます蒲生。
驚く遠藤理恵。
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この方、なんと後の谷岡ヤスジ夫人!
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場面変わって富士の浦。ヘドロの海から怪獣ヘドロンが出現。逃げ惑う住民たち。怪獣はヘドロを吐きガスを噴出して暴れまわります。
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その様子を宇宙船の中から見ている宇宙猿人ゴリ(声・小林清志)と部下のラー。
「人間はこの美しい地球を泥のように汚している。許せない!」と正論を吐くゴリ。
うーむ、見てくれは悪いが正義の味方か?番組タイトルにもなっているし。
いや、惑星Eを支配しようと陰謀を企んで追放された天才科学者で、宇宙を流浪の果てに見つけた地球の美しさに狂喜し、公害を撒き散らす人類を滅ぼして地球を支配しようとしている悪役(でも主役)です。
一方、公害Gメンの車は交通渋滞によってなかなか現場に着けません。車を離れた蒲生は再び遊星から指令を受けスペクトルマンに変身します(でも脇役です)。
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飛来するスペクトルマンを見て「あれはほかの遊星のアンドロイドだ」とゴリ。スペクトルマンがヘドロンに気をとられている隙に宇宙船から光線を発射します。
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登場するや否や火だるまになりながら落下して行くスペクトルマン。
「スペクトルマン、君は一体何者なのだ?!」

製作決定から放送開始まで1か月弱しかなかったと言う慌ただしさを象徴するかのように、OPにもEDにもスタッフ・キャストのクレジットが全く出ません。
走れコータロー、谷岡ヤスジのギャグ、遠藤理恵のオシャレなファッション、そして公害問題。劇中に製作年代が色濃く反映しています。放送日が1月2日、つまりおめでたい正月のおせち料理が並ぶ夕食時にヘドロまみれの番組を放送していたのは驚きですが、逆に言えば当時はそれが不思議ではないぐらい公害が深刻な社会問題と化していたわけです。
狂言回しとなる人間側の組織が公害Gメンと言うお役所だったり、蒲生譲二が勝手に押しかけて来てメンバーになる設定がユニークですが、なによりも驚くのは、ヒーローが正体不明のまま殆ど何もしないうちに次回へ続く展開。「スペクトルマン、君は一体何者なのだ?!」って、こっちが知りたいです。さすが悪役がタイトルになっているだけあって第1話から異例の展開です。

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台湾版「マッハバロン」(スペイン語版)

動画サイトで発見した台湾版「マッハバロン」のスペイン語吹き替え版です。
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タイトルは何故か「マジンガーZ」になっています。
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でもどう見たってマッハバロンです。
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KSS本部そっくりだし登場人物もオリジナルと同じに見えますが…。
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でも主人公はこの男。嵐田陽(下塚誠)のパチもん?
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これが村野博士?!このアホ面誰だよ!団次郎には似ても似つかない…。
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老けた小杉愛?
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ガンさん(力石考)とジョージ(加藤寿)は何故かオリジナルと同じ俳優です。
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発明刑事は深江章喜とは別人。むしろ荒井注に似ているw

実はコレ、オリジナル版の「マッハバロン」をベースに、ドラマ部分の主人公、博士役、女性隊員役、発明刑事役を中国人俳優によって新たに撮影して継ぎはぎした作品。 かつて日本製「ゴジラ」の海外版にアメリカ人俳優が登場したのと同じようなやり方ですね。ただガンさんやジョージ、それから女性隊員の弟役はオリジナル俳優の力石考さん、加藤寿さん、内海敏彦さんがそのまま再演しています。
製作されたのは1975年なので、オリジナル版撮影終了のすぐ後でしょう。台湾側とオリジナル版を製作した日本現代企画とが共同製作しているので、隊員のコスチュームやKSS本部のセットはオリジナル版と同じものが使われています(ちなみにスペイン語のタイトルが「マジンガーZ」になっているのは吹き替え版が勝手に付けたもので、台湾版の原題は「鐵超人」です)。
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特撮部分はオリジナルフィルムをそのまま流用しています。
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KSS?のメンバー。主人公はなかなか精悍ですが、博士と女性隊員がちょっと…。ガンさんとジョージだけオリジナル俳優なのが却って違和感を煽りますw
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「キッサー!」ポーズも同じw
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敵の戦闘員と戦う主人公。戦闘員はララーシュタインのアンドロイド兵士とそっくり同じアメフトスタイルです。
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女性隊員、その弟、主人公、発明刑事。弟役の内海さんだけオリジナル俳優。

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大江戸捜査網 第1話

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1970年10月3日~1971年9月25日(全52話)
東京12チャンネル、日活

84年まで放送された「大江戸捜査網」。
14年間で主演は杉良太郎→里見浩太朗→松方弘樹→並木史郎と移り変わりました。
その第1シリーズ第1話です。

主な登場人物。
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相模無宿の珊次郎、実は隠密同心の十文字小弥太(杉良太郎)
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浪人、実は隠密同心の井坂十蔵(瑳川哲朗)
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隠密支配・旗本寄合席の内藤勘解由(中村竹弥)
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芸者で密偵の小波(梶芽衣子)
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女スリの山猫お七(岡田可愛)

第1話「命知らずが闇を斬る」
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江戸城の御金蔵が破られ財宝が奪われます。そんなある日、珊次郎(杉良太郎)は島帰りの元盗賊・音吉(野呂圭介)に仕事を持ち掛けますが断られます。
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無宿狩りの役人(深江章喜)に追われた珊次郎は呉服屋の松葉屋に逃げ込みます。その庭先で松葉屋の後添え・さわ(田中三津子)の妹・菊(町田祥子)と出会います。
しかしそれからまもない晩、松葉屋に押し込みが入りが松葉屋が殺されます。
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その直後から珊次郎は謎の浪人(江角英明)に命をつけ狙われ始めます。そのさなか、珊次郎は役人に捕らえられます。 小伝馬町の牢屋敷に放り込まれた珊次郎はご金蔵破りの一味、火の車権六を締め上げて頭目の名を吐かせようとしますが、奉行の命令で釈放されます。
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奉行に手を回したのは旗本寄合席、内藤勘解由(中村竹弥)でした。
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珊次郎こと隠密同心の十文字小弥太と井坂十蔵(瑳川哲朗)は勘解由の命を受け、ご金蔵破りの一件を探っていました。
翌日、火の車権六が処刑され、獄門現場には盗賊仲間が現れると睨んだ珊次郎と十蔵は張り込みます。
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そこで珊次郎は松葉屋のお菊と出会います。お菊は押し込みのあった晩、盗賊が松葉屋を殺害した後で自分と姉のさわを手籠めにしたと語ります。
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一方、勘解由の密偵である小波(梶芽衣子)は大目付の生田(須賀不二男)がさわを毒殺するのを目撃します。
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翌日、身投げに見せかけたさわの死体が発見され、小波の報告を受け現場を見に行った勘解由は例の浪人に襲われます。勘解由はご金蔵破りの黒幕が大目付の生田であることを見抜きます。
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珊次郎は音吉から、元盗賊の頭で今は箱根で隠居している時雨屋喜助(市川小太夫)の情報を得ます。
その喜助をかがり火の丹兵衛(久遠利三)が訪ねていました。実は松葉屋は表向き呉服屋を装っていましたが盗賊の頭目でした。 御金蔵から盗み出した財宝は松葉屋の地下蔵の隠してあり、その仕掛けを解くために喜助の力を借りに来たのです。
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珊次郎と十蔵は松葉屋へ入り盗賊の手下どもをたたっ斬って地下蔵へ行き、縛られていたお菊を助けて丹兵衛を斬ります。
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十蔵が喜助を連れて出た後、小弥太は、押し込みの仕業に見せかけて松葉屋を殺したのがお菊であること、今回の事件が生田と組んだお菊が財宝を横取りしようとして仕組んだことを暴露。隠れていた生田を成敗し、お菊を役人に引き渡します。
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獄門に送られるお菊の引き回しの列を見送っている小弥太と十蔵。十蔵が御金蔵破りとは関係ない喜助を逃がしてやったことを話しているところへ小波がやって来て終わりです。

「隠密同心、心得の条」のナレーションも、隠密同心の横一列歩きも名乗りもまだありません。そもそも隠密同心は珊次郎と十蔵2人だけで、小波は勘解由直属の密偵と言う位置づけだし、お七は珊次郎が隠密同心であることを知らない設定。しかしメンバーが町人風の主人公、浪人、芸者、補佐役の娘と言う組み合わせは既に確立しています。
ちなみに当時、杉良太郎26歳、瑳川哲郎33歳、梶芽衣子23歳、岡田可愛19歳。いずれも現代の同年齢の俳優より大人に見えるし、特に瑳川さんがまだ33歳ってのにはびっくり。
製作元が日活なので、杉良、梶芽衣子をはじめ、準レギュラーの白木マリ、野呂圭介、深江章喜、ゲストの江角英明、久遠俊三ら日活の俳優さんが多いです。大映専属の田中三津子が出ているのは日活との提携(ダイニチ映配)の関係でしょうか。客演の市川小太夫は歌舞伎界の出で昭和初期に一早く江戸川乱歩の探偵劇を上演したことでも知られる俳優です。

関連タグ: 大江戸捜査網 杉良太郎 梶芽衣子

テーマ:時代劇 - ジャンル:テレビ・ラジオ

ジャイアント馬場激動の30年-君は32文キックを見たか-

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1990年9月に放送されたジャイアント馬場のデビュー30周年記念特番。
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日曜午後の放送だったにもかかわらず視聴率10%超えを記録し根強い馬場人気を証明しました。
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内容は馬場の歴史をその時々の時代世相と重ね合わせながら振り返り、馬場本人へのインタビューや関係者の証言を交えた構成。
ちなみに入門時の写真で横に映っている猪木への言及はなく、馬場の歴史を語る上で不可欠な「BI砲」の存在は一切無視されるなど当時の冷戦模様を窺わせましたが、話が日本プロレス分裂まで及んだ際には「猪木、新日本プロレス設立」の写真とテロップが出たので驚きました。
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VTRで紹介された試合は日本プロレス時代の対フリッツ・フォン・エリック、ボボ・ブラジル(画像)、ジーン・キニスキー、ブルーノ・サンマルチノ、ドリー・ファンク・ジュニア戦。全日本プロレス時代のジャック・ブリスコ、スタン・ハンセン、ハーリー・レイス戦などのダイジェスト。
当時は日プロ時代の馬場の試合を見る機会が滅多になかったので貴重でした。
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32文キックについて語る往年のプロレス実況アナウンサー清水一郎氏。
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馬場の30周年を祝して来日したライバルで親友のブルーノ・サンマルチノ。
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馬場へ祝福メッセージを送るスタン・ハンセン。
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タレントとしての活躍も紹介されました。
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エンディングで馬場への応援歌を捧げた麻雀仲間の松山千春。この頃はまだ髪の毛がありました。

関連タグ: 全日本プロレス

テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

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