ザ・ハングマン 燃える事件簿 第4話「辱められたキャンパス」

1980年12月5日放送。松竹芸能、テレビ朝日
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聖文大学教授の夏木(織本順吉)は教え子の川原ゆみ(三浦リカ)から強姦罪で訴えられる。夏木は、誘ったのは彼女の方で合意の上だったとして冤罪を主張するが、マスコミから一方的に叩かれ、大学の理事会では辞職を迫られる。
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ゴッド(山村聰)の指令で真相究明に乗り出したハングマン(林隆三、黒沢年男、植木等、あべ静江、加瀬慎一、ディオン・ラム)。ブラック(林隆三)は、ゆみの弁護士の鶴田(戸浦六宏)が夏木の同僚教授の二階堂(田口計)と密会している現場を目撃。二階堂は夏木と次期学部長の椅子を巡ってライバル関係にあった。
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更に交通事故の後遺症を患っているゆみの母親が二階堂の世話で入院し手術を受けることがわかる。強姦事件は夏木を陥れるために仕組まれた罠だったのだ。
ちなみにこのロケ地は杉並区の浴風会。以前書いたように田宮版「白い巨塔」の浪速大学病院や「不良少女とよばれて」の相模愛育女子学園でもお馴染みです。http://garakutakan.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
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だが口封じのために夏木とゆみは心中に見せかけられて殺されてしまう。
ハングマンは、更に裏があると見て真相を探る。その結果、鶴田と二階堂、理事の海野(高桐真)が入試問題を漏えいしている事実を夏木に知られていたことが判明。
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ハングマンは問題用紙をすり替えて鶴田たちの仲間割れを誘い、その様子をテレビで中継して悪事を天下に晒した。

1980年代に計7作放送された人気テレビシリーズの第1作。「殺しなき現代版の『必殺』」と言うコンセプトで制作され、毎回様々な方法で悪党たちを自白に追い込んで社会的制裁を加えるのが見所でした。
その第4話「辱められたキャンパス」は、学内の陰謀に巻き込まれた大学教授が美人局で強姦の冤罪を着せられるお話。おそらく現実に起きた春木教授事件がヒントになっていると思われます。教授の名前が春木→夏木なのも明らかにもじり。
ちなみに春木事件がモデルのドラマには月曜ワイド劇場「ザ・スキャンダル 女子大生と老教授 謎の4日間」(1983年3月21日放送、テレビ朝日)もあります。その際に教授役を演じたのは三国連太郎さん、そして女子大生役は故意か偶然か、今回と同じ三浦リカさんでした。今回のリカさんは胸元までしか映りませんでしたが、「ザ・スキャンダル」では豊満な胸を露わにしています。
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特捜最前線 第118話「子供の消えた十字路」

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夏のある暑い日、船村刑事(大滝秀治)は自転車に乗った子供が車にはねられるのを偶然目撃する。だが即座に運転手が子供を乗せて走り去ったのを見て、船村を含む目撃者はてっきり病院に運んだと思い込んでいた。ところがどこの病院にもその形跡はない。
現場の目撃者は22人。だが車種、車の色、運転手の人相、服装などの証言がことごとく食い違い、船村さえ正確な記憶はない。
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やがてある病院からそれらしい子供が運ばれて来たと言う連絡が入る。医師(西本裕行)はオペが立て込んでいたためそちら優先し、戻った時に子供と運んできた男は姿を消していた。適切な処置をすれば子供の命に別条はないが、放ったままだと3時間から5時間が限界だという。特命課は全力を挙げて捜査にあたる。
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犯人の町田(秋元羊介)はこの日、長年の夢だったマイホームの契約日だった。だがすぐ不動産屋に金を持参しなければ別の買い手に売られてしまう。町田は罪の意識に苛まれながらも子どもを廃車のトランクに放置して不動産屋へ急ぐ。
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事故現場で懸命に車のナンバーを思い出そうとしていた船村は、ふとしたきっかけでナンバーを思い出す。そして町田を突きとめるが、残される家族のことを思う町田は頑なに犯行を認めようとない。船村の必死の説得で漸く廃車置場へ行くが、車がない。解体工場に運ばれた後だったのだ。解体工場に急ぐ船村たち。果たして間に合うのか…!?

オンエア当時、「特捜」は「見たいのに見たくない」「見たくないのに見てしまう」ドラマでした。やりきれない、救いのない話が多いので見るのが辛いのに、1週間経つとまた見てしまうから不思議。特捜のファンてマゾ体質だったんでしょうか。
このエピソードも最後まで見続けるのがなかなか辛いストーリーで、何事もなければ善良な人間が運が悪く交通事故を起こしてしまう。しかも苦労の末に、念願のマイホームを手に入れる寸前で、家では妻と3人の子供が首を長くして待っていると言う切ない状況。見ている者としてはこのまま逃がしてやりたくなる反面、しかしそれでは坊やの命がないので、心が引き裂かれそうになります。
しかも肝心の坊やの命が助かったのかどうかまで描かないのが特捜で、もし今リメイクしたら懇切馬鹿丁寧に回復した坊やの様子や、更には犯人とその家族の後日談までくどくど描きそうです。特捜に限らずこの当時のドラマは「視聴者の想像に預ける」終わり方で、考えさせられることが多かったように思います。
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特捜最前線 第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」

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通学途中の女子高生がライフルで射殺される事件が発生。特命課に「シドニーの三條真弓に自殺しろと伝えろ。実行しないなら誰でもいいから射殺する」と言う脅迫状が届く。
三條真弓(下村節子)はあるレストランの元ウェイトレスで現在は結婚してオーストラリアに住んでいる。更に捜査の結果、犯人は元同僚の片桐(北見敏之)であることがわかる。
田舎者と蔑まれていた片桐に真弓だけが優しくしてくれ、しかもベッドまでともにしてくれた。片桐は結婚を考えていたが、彼女はただのヤリマンで店中の男と関係を持っていた。
しかもエリート社員(寺泉哲章)と婚約した真弓は自分の店に客として現れ、動揺する片桐を見て婚約者と一緒に笑い転げる。
それ以来片桐は他人が自分を笑っているような気がしてしまう。
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偶然、同級生とお喋りしながらすれ違っただけの女子高生。
たまたま本屋でマンガを立ち読みして笑っていた青年。
強度の被害妄想となった片桐は笑っている人間を射殺して回る。
特命課は犯行予告のあった新宿歌舞伎町で張り込み、笑いながら歩いている通行人に「笑わないで下さい」と呼びかける。しかしまたしてもライフルが発砲され、乱射しながら逃走する片桐を特命課メンバーが追いかける。
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片桐は演芸場に逃げ込む。場内では女性お笑いトリオ「あらんどろん」のコントにお客が大爆笑。狂乱した片桐はライフルをぶっ放し、人質の「あらんどろん」を楯に逃走を図る。
紅林刑事(横光克彦)は咄嗟にハンドマイクを持って大爆笑し「撃てるものなら撃ってみろ!」と片桐を挑発。片桐は紅林に発砲。その隙に桜井刑事(藤岡弘)が片桐にタックルしボコボコに殴りつける。更に津上刑事(荒木しげる)と吉野刑事(誠直也)がボコ殴りにして片桐を逮捕。
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負傷した紅林に桜井が手を貸して立ち上がり、その前を担架に乗せられた片桐が通り過ぎる。眠りに落ちた片桐は赤ちゃんのような無邪気な微笑を浮かべている。
その時に漸くシドニーの三條真弓と連絡が取れ、橘刑事(本郷功次郎)に無線が入る。
「主人とコアラを見に出掛けてましたのwwwあたくしのことで何か?」
橘は犠牲になった女子高生の鞄に飾られていたコアラの人形を思い出し、やり場のない怒りに無線のマイクを叩き付ける。

「特捜最前線」=「やり切れない話」。多くの場合、事件が解決しても決してメデタシ、メデタシにならない。このエピソードもほかの刑事ドラマなら桜井と紅林が肩を組んで引き上げるところで終わるでしょう。あらすじでは省きましたが、捜査方針を巡って終始桜井と紅林が対立していただけに、尚更最後は認め合った同志の熱い友情で締めくくるのが無難と言うもの。しかしそうならないのが特捜の特捜たる所以で、能天気なシドニーからの電話に橘が怒りをあらわにし、視聴者がとっくに忘れていたであろう冒頭の何の罪もない女子高生の無残な死を思い起こさせたところでジャカジャーン!と「私だけの十字架」へ突入。視聴者は突き放されたような気分でただ茫然とEDの夕陽を眺める、と言う按配です。
このエピソードには良い意味で視聴者が登場人物に感情移入できる余地がなく、まず本来ならその対象たるべきゲスト主役の犯人に全く同情の余地がないです。ただナイーヴで社交下手な田舎出の青年が狂気に追い込まれて行く描写は北見敏之の熱演もあって真に迫っているので、結果的に物語の不条理感だけが浮き彫りになります。
方や刑事側である特命課メンバーも、非情に徹する桜井も慎重論を説く紅林も犯人を憎み人命を救いたいと言う思いは同じなだけに、視聴者にはどちらが正しいとも一概に決めかねます。
最後の橘の怒りは能天気なヤリマン女に直接向けられたものではなく(この女に罪があるわけではない)もう結婚も旅行もコアラ見物もすることはできない犠牲者を慮ってのことでしょう。こういう場合犠牲者の心情を代弁する役割に相応しいのは課長(今回はいませんが)でも若い刑事たちでもなく、橘警部の存在感が際立ちます。
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特捜最前線 第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」

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主婦の芝木洋子(八木孝子)の許へ毎日かかって来る性的なイタズラ電話。ノイローゼ状態になった洋子は知り合いの船村刑事(大滝秀治)に相談した。 だが犯人は洋子が刑事に相談したことを知るや犯行をエスカレートさせる。
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船村は電話の声を録音。電話をかけてくる時間帯と背後に聞こえる都電の音から場所と職業を割り出し、やがて森浦(西田健)という理容師が浮かぶ。
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だが証拠がない。イタズラ電話の現場を押えようとした船村は、逆に森浦の罠にはめられて辞職寸前にまで追い込まれてしまう。
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安心しきった森浦は洋子に電話をかけて幼い娘に手を出すと脅迫。怯えた洋子は森浦の呼び出しに応じ新宿駅西口へ向かう。
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森浦の幻影に理性を失う洋子。突然そばの公衆電話が鳴り出す。森浦からの電話だった。洋子を尾行していた船村と津上(荒木しげる)は、森浦が洋子の見える位置にいると思い周囲を捜す。だが森浦は洋子のすぐ背後にいた!…

良くも悪くも「特捜」を語る上ではずせないエピソード。ベストセレクションDVDでも堂々第1巻に収録されており(他に選ぶべきエピがなかったわけじゃなかろうに)サイコパス俳優西田健の名を不朽ならしめた?一作。西田さんの特捜サイコ物として個人的には「白い手袋をした通り魔!」(第264話)の方が内容は優っていたと思いますが、インパクトはこちらが大です。
尤もサブタイトルで想像するほどいやらしい話ではなく、犯人も性的変質者と言うより愉快犯、知能犯。むしろ警察を翻弄して愉しんでいる近年起きたPC遠隔操作事件の犯人みたいな奴で、特に後半はその色彩が強いです。
西田さんは「プルトニウム爆弾が消えた街」とは全く逆に前半は姿が見えず電話の声しか聞こえませんが、その中身はある意味で核爆弾級。
「ハアハア…奥さん…俺だよぉ…今ハダカなんだよ…ハアハア」
「ハアハア…奥さん…今一人なんだろ?…アンタのカラダは寂しがってる…」
「さあ、おいで…お前のそのおっぱいのほくろにチューしてやるよぉ…」
等々、低音でただひたすら囁き続けて人妻の理性を狂わせます。
その卑劣さ、執拗さに激怒し我を忘れた船村刑事が怒鳴りつけたのをこっそり録音していた犯人は、その声を編集したエロ電話の船村バージョンまで作成。そのテープを聞かされた船村刑事が真っ赤になって絶句するシーンは笑っていいのかどうか迷うところですが、まあ、笑っていいんでしょうね。
後半で犯人が姿を現し直接行動を取るようになって前半の不気味さをなくし、最後に奥さんを連れ出す目的も不明で犯人像はいささか分裂気味です。誰も不幸にならないし、神代課長(二谷さんの怪我でお休み中)を除く特命課メンバーが被害者と船村刑事を出迎える笑顔のラストは特捜に珍しく後味の良いエンディングです。

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西田さんの言葉責めに身悶える様子がとても色っぽかった八木孝子さんは、調べたら「帰ってきたウルトラマン」第50話(1972年)にゲスト出演しています。この時は女子大生役でした。
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ちなみに「帰マン」には西田さんがレギュラーの隊員役で出演していますが、同一フレームに映っているのはこのシーンだけ(左端)で会話はなし。
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特捜最前線 第29、30話

第29話「プルトニウム爆弾が消えた街」
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核再処理工場が4人組の男に襲われた。犯人は射殺されたが、人質に取られていた研究員の重森(西田健)がプルトニウムとともに姿を消す。重森も犯人の仲間だったのだ。 重森がプルトニウム爆弾を造る可能性があるとして官房長官(中村伸郎)が神代課長(二谷英明)に極秘調査を依頼。神代は毎朝新聞社会部長宛てに届いた声明文の「第二のノア」と言う署名から重森の恩師・刈谷教授(山内明)を割り出す。重森は刈谷の唱えた、世界の核武装を止めさせるには個人で核兵器を製造してショックを与えるしかないと言う「第二のノア理論」に共鳴して、刈谷とともに計画を実行するはずだった。だが原子爆弾を完成させた重森は、刈谷の思惑を離れて独自の行動を取り始めていた…。

第30話「核爆発80秒前のロザリオ」
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原子爆弾を完成した重森は過激派「黒の義勇軍」のリーダー阿久津(本田博太郎)の釈放と30万ドル、そして逃亡用飛行機の用意を要求する。重森も「黒の義勇軍」メンバーだったのだ。政府は阿久津の釈放を決定する。だが心臓病を患っていた阿久津は護送途中に心臓麻痺で急死してしまう。ニュースでそれを知った重森は予告通り原爆のタイマーをセット。新宿駅のコインロッカーに隠す。その一方で刈谷の娘で恋人のミナ(新海百合子)を電報で呼び出し、安全圏まで一緒に逃げようとするが…。

「特捜」初の前後編物。特捜の扱う事件は幅広いのですが、その中でも最大規模のものでしょう。何せ原爆で東京を吹っ飛ばそうと言うのだからすごい。個人で原爆を製造保持する話と言うと、沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」(1979年、長谷川和彦監督)を連想しますが、それより2年早く放送されています。
その犯人・重森役として特捜には欠かせないゲストの西田健が初出演。
しかし前編ではほとんど台詞がなく、捜査に走り回る特命課刑事の姿や神代課長と刈谷教授の対決が中心に描かれ、その途中途中にただ黙々と重森が原爆を製造し続ける映像がインサートされています。グローブボックスを使って原爆を製造して行く姿は「太陽を盗んだ男」でも見られました。
後編は重森の要求電話から一気に話がスパート。過激派リーダーの釈放と身代金、逃亡用飛行機を要求は日本赤軍のダッカ事件を連想させます(ちなみにダッカ事件発生は1977年9月28日、このドラマの放送日は10月19、26日)
後半で重森の個人的復讐心や刈谷にミナとの交際を禁じられた私怨まで飛び出して何だか話が少しぼけてしまった感はありますが、終盤の核爆発間際の緊迫感溢れる展開は鮮烈です。西田さんが新宿の街を駆けずり回り、二谷さんまで走りまくっています。
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釈放される過激派リーダー役を演じたのは無名時代の本田博太郎。しかし台詞は一言もなく、死にそうな顔で出て来たと思ったらホントにすぐ死んでしまいました。
ちなみにスケジュールの都合か前後編通して藤岡弘扮する桜井刑事は不在です。桜井にうってつけのスケールのでかい事件だっただけに画竜点睛を欠く形になってしまいました。
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Gメン’75 第1話

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1975年5月24日~1982年4月3日(全355回)
TBS、東映。

第1話「エアポート捜査線」
国際線のスチュワーデス(カニー小林)が深夜射殺された。捜査一課の関屋警部補(原田大二郎)は1年前に迷宮入りしたスチュワーデス殺しの事件を思い出す。ルガー銃一発で額をぶち抜く手口は1年前と同じ。関谷は上司の朝倉警部(川地民夫)の慎重論を押し切り捜査に乗り出す。
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羽田空港で関谷は恋人で朝倉の妹の節子(田中真理)に会う。節子も国際線のスチュワーデスだった。節子は殺されたスチュワーデスと同期の響圭子(藤田美保子)の様子がおかしいと言う。
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関谷と津坂刑事(岡本富士太)は響を尾行する。響はぬいぐるみをコインロッカーに入れたが、直後に恩田(室田日出男)が持ち去った。
関谷に追われた恩田はバスを乗っ取り自らハンドルを握って逃走。そのバスに轢かれそうになった捜査四課の草野刑事(倉田保昭)は通りかかった捜査三課の山田刑事(藤木悠)の車に乗り込み追跡。カーチェイスの末、バスに飛び乗った草野は恩田を捕えた。
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一方、響を追って行った津坂は旧知の黒木警視(丹波哲郎)と出会う。響は黒木の指令で航空会社に潜入している外事課の刑事だった。響はサンフランシスコでマフィアに接触しぬいぐるみを預かった。だが、ぬいぐるみにはキーホルダーが入っていただけだった。どうやらヘロインの運び屋として仕えるスチュワーデスをテストしていたらしい。
黒木は恩田を釈放して泳がせるが殺し屋(寺田農)にルガーで撃たれる。だが防弾チョッキを着せられていたので無事だった。
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黒木と小田切警視(夏木陽介)は草野と山田にも協力を求める。命が惜しくなった恩田はヘロインの届け先・沖村(田中浩)を吐いた。草野、山田、津坂は沖村邸に向かうが、その隙に恩田は殺し屋に射殺され、また邸内で沖村も既に殺されていた。
一方、サンフランシスコの響からオーシャン航空203便に運び屋が乗ると報告が来る。空港で待ちかまえていた関谷は、その運び屋が恋人の節子だったことに愕然とする。
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節子はカウンターに関谷宛てのメモを託す。メモには、ある人に頼まれて受け取ったぬいぐるみにヘロインが入っていることに気がついたこと、その人に会って真相を確認するつもりであることが書かれていた。節子は殺される怖れがあった。関屋らはモノレールに乗った節子を車で追う…。

「特捜最前線」より2年早く始まった同じ東映制作の刑事ドラマ。同世代にはまんが日本昔ばなし→クイズダービー→全員集合→Gメンと、土曜の夜はずっとTBSを見ていたと言う人が多いようです。でもうちではニュース→連想ゲーム→土曜ドラマと、NHK路線。しかも土曜ドラマが9時15分か30分と言う中途半端な時間に終わるため、そのまま次のニュース解説とかをぼーっと見ていましたwなのでGメンは再放送まで殆ど見たことがありませんでした。

1話目はGメン結成に至る経緯(まだ結成はされていない)が描かれています。それぞれ別角度から同一事件を捜査していたメンバーが結びついてゆき、クライマックスでモノレールを追うカーチェイスの緊迫感溢れる撮影が見せ場です。
丹波哲郎は別格として実質的な主役は原田大二郎演じる関谷警部補が担い、ストーリーにも関谷自身の個人的悲劇が絡んでいます。原田大二郎は後年すっかりウザイおじさんになってしまいましたが若い頃はイケメンの二枚目俳優でしたw
ちなみに冒頭で殺されるスチュワーデス役のカニー小林は、その後改名して「東京エマニエル夫人」や「江戸川乱歩の陰獣」に出演した田口久美。
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劇中でぬいぐるみから出てきたキーホルダーの切符は、当時縁起物として流行った北海道・広尾線の「愛国から幸福ゆき」の乗車券。私も北海道の親戚からお土産に貰った記憶がありますw
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特捜最前線 第1話

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1977年4月6日~1987年3月26日(全509話)
テレビ朝日、東映

1977年から87年まで連続10年に渡って放送された昭和の代表的刑事ドラマ。
初期のOPタイトルはまだお馴染み夕陽バックのゴシック文字ではなく、筆書き。テーマ曲も「私だけの十字架」のアレンジ曲。ナレーターも中江真司ではなく森山周一郎が務めています。

第1話「愛の十字架」
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警視庁捜査一課のベテラン刑事・西田(中村竹弥)の身辺を密かに捜査している特命課の刑事たち。西田には暴力団のたちばな会との癒着の疑惑が持ち上がっていた。
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西田は特命課の神代課長(二谷英明)が駆け出しの頃に、刑事とは何たるかを教えてもらった先輩であり恩人でもあった。しかし定年退職と娘の結婚を間近に控えた西田は、組幹部の矢沢(志賀勝)のアリバイを偽証する代償としてたちばな会に再就職の口の聞いてもらっていた。
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船村刑事(大滝秀治)は西田の家庭を考慮して捜査への消極論を述べるが、神代課長は「このヤマを放り出せば特命課ができた意味がなくなる」と言明し、たちばな会への捜査を一層強化する。
たちばな会は西田の再就職話を御破算にする。しかし西田は矢沢を脅迫して5千万円を要求する。
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たちばな会は口封じのために西田を刺して重傷を負わせ、更に西田の娘(松木聖)を拉致する。娘を連れて車で逃走する矢沢を空と陸から追跡する特捜メンバー。
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追い詰められて娘に拳銃を突きつけて抵抗する矢沢に船村刑事は近づいていく…。

私がオンエアを見始まったのは80年代なので、既に「特捜カラー」が確立された後でした。そう言う目で振り返って1話目を見ると、かなり平凡と言うか、つまらない話であることに意外の感を持ちます。
1話目から既に特命捜査課は結成されていますが、メンバーの会話から、まだ結成されて日の浅いことを伺わせます。その目的は文字通りセクションを超えてあらゆる事件に挑む特命捜査にあり、今回の場合は「身内」である刑事の不祥事が俎上に上がっています。これにどう対処するのか…このドラマのカラーを定める試金石でもあるのですけど、若い刑事たちが一本気な正義感で憤っているのに対し、船村のおやじさんや神代課長は何と情実論を以って当たり、仕舞いには捜査を命じたはずの刑事部長(岡田英次)まで見て見ぬふりをする身内に甘い結末。しかもそれがハッピーエンドであるかのような纏め方です。
地味なストーリーな割りに終盤にはヘリコプターを駆使した追跡アクション劇が展開されたり、人質に拳銃を突き付けている犯人に対して船村のおやじさんが無頓着に詰め寄って行ったり、その犯人を神代課長が一発で射殺したり。総じてこのドラマが一体何を目指しているのかよくわかりません。そもそも「愛の十字架」ってサブタイトルも意味不明だしw率直に言って来週も必ず見ようと思うほど面白い第1話とは、あんまり言えないんじゃないでしょうか。
レギュラー刑事たちのキャラクターもまだ明確になっていません。取り敢えず神代課長は厳しさと人情の両面を示していましたけど、船村のおやじさんは何だかちょっと胡散臭いw 桜井(藤岡弘)、吉野(誠直也)、津上(荒木しげる)の各刑事は単に若くて一本調子な感じで、高杉刑事(西田敏行)だけ場違いな異質感が目立ちますw
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快傑ライオン丸 第3話

第3話「魔の森わくらんば」
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獅子丸(潮哲也)、沙織(九条亜希子)、小助(梅地徳彦)の一行は山焼きで行く手を塞がれます。すかさず襲い掛かる怪しい浪人たち。
しかしその中の一人(成川哲夫)はなぜか獅子丸たちを助けます。
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「蒲生城太郎」と言う、どっかで聞いたような名前のこの浪人はドクロの仮面の男に雇われていましたが、ネヴィラ71の指令がない、いや、「子供を斬れとは命じられていない」とあっさり裏切ってしまったのです。
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獅子丸たちは生きては帰れないと言われる魔の森に自ら足を踏み入れます。待ち受けていたのはドクロ忍者と怪人わくらんば。
獅子丸はライオン丸に変身しようとしますが、何故か金砂地の太刀が抜けません。ライオン丸の変身にネヴィラ71の許可は要らないはずですが。
わくらんばの葉っぱ攻撃で窮地に陥った獅子丸を、駆けつけた城太郎が救います。
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城太郎の制止を振り切って再び森へ行った獅子丸たちをドクロ忍者が取り囲みます。追って来た城太郎が加勢しますが、わくらんばが立ち塞がります。
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獅子丸はライオン丸に変身。今度は忍法獅子変化が成功し、わくらんばと対決。
わくらんばを飛行斬りで倒します。
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森のはずれで獅子丸たちと別れた城太郎。小助の「蒲生のおじさん、また会おうね」に対して「おじさんじゃない、スペクトルマンだ」とは勿論言わずに、笑顔で去って行きました。

前番組「スペクトルマン」で主役の蒲生譲二役だった成川哲夫さんがゲスト出演。それも蒲生城太郎と言う、蒲生譲二がタイムワープして来たとしか思えない名前です。
つい3週前まで放送していた人気番組の主人公が再登場したわけです。
しかも滅法強いのにどこか間の抜けているユーモラスで魅力的なキャラクター。「世の中で大事なものは金と命。一文にもならない事はしない主義」と言いながら獅子丸たちがピンチになると颯爽と現れて救い、完全に主役を食ってしまいました。獅子丸が生真面目キャラだけに尚更です。このまま準レギュラーと言うプランもあったようですが、それじゃあまりにも獅子丸の影が薄くなってしまうせいか、第5話に再登場しただけで消えていまいました。
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宇宙猿人ゴリ 第8話

第8話「決斗!!ゴキノザウルス」
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理恵を見殺しにしても中谷青年を確保しろとネヴィラ71。しかし理恵を犠牲にはできないスペクトルマン。「臆病者め。もはや勘弁ならん!」と、ネヴィラ71は命令に従わないスペクトルマンを解任して人間の姿に戻します。
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譲二(成川哲夫)は素手で理恵を取り返そうとしますが返り討ちにあいます。やむを得ずネヴィラ71は変身を許可しますが、その代り中谷をネヴィラへ送る事を条件に付けます。条件を飲んだ譲二は再びスペクトルマンに変身。
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ラーの手から理恵を取り返して巨大化すると、中谷を救ってゴキノザウルスにスペクトルフラッシュを照射します。
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しかしゴキノザウルスはまだ死んではいませんでした。基地に戻されたゴキノザウルスは羽の筋肉を強化されて再び出現。ゴリ自ら操縦してスペクトルマンと対決します。スペクトルマンは苦戦しますが、発信機の破損によりゴキノザウルスは操縦不能となり、最後は羽を引きちぎられ空中から落とされて死亡。
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中谷は暗黒を恐怖しなくなり病状は快方に向かっていましたが、自ら大学病院で公害病研究に協力することを希望します。ネヴィラも「地球人自身が中谷を研究するなら、あえてネヴィラの手をわずらわせるまでもない」と指令を撤回します。

今回驚くのは、変身中のスペクトルマンがその地位をいきなり「解任」されること。正義の味方に「解任」と言う概念が存在すること自体に違和感を抱きますが、一方でスペクトルマンは「未開発遊星を保護かつ警備することを目的とした宇宙連合直属のネヴィラ71」から派遣された一サイボーグに過ぎません。従って地球サイドから無茶に見えることでも、ネヴィラにとっては命令に従わない末端の戦闘員を処分するのは組織として当然だったりもします。この点でスペクトルマンは、あくまでも善意の宇宙人と言う立場を崩さないウルトラヒーローとは全く立場が異ります。ネヴィラから無茶な命令を押し付けられるスペクトルマンはしばしば上司に恵まれないサラリーマンにたとえられますが、ちょっと違いますね。強いて言えば日本の本社からどこかの発展途上国に派遣された駐在社員が現地に馴染み過ぎて、本社との狭間で苦悩する姿でしょうか。
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宇宙猿人ゴリ 第7話

第7話「黒の恐怖」
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屋上でスモッグの濃度を計測していた公害Gメン。すると突然スモッグが晴れて青空が覗きます。譲二(成川哲夫)は原因不明の現象に疑念を抱きますが、果たしてそれはゴリの仕業でした。
ゴリは東京中のスモッグを収集して濃縮した武器を作りました。その武器でラーに東京都庁のコンピューター室を襲わせます。コンピューターに記録された都民生活に関するデータを奪って、都民が最も嫌悪する害毒が何かを調べるのが目的でした。
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その答えはゴキブリ。ゴリはゴキブリを巨大化して怪獣ゴキノザウルスを作ります。
って、随分回りくどい事をした割に結論は単純です。
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一方、コンピューター室の中谷青年(佐久間三雄)は濃縮スモッグを浴びたショックで暗黒を恐怖し、眠る事もできなくなっていました。中谷に恋心を抱いた理恵(小西まち子)は徹夜で看病します。
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ネヴィラ71は公害病研究の貴重なデータとして中谷を確保してネヴィラに送れと譲二に指令します。しかし譲二は人間を人体実験する事に抵抗を感じます。
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翌日、中谷は実家へ帰ろうとして病院を抜け出します。譲二と理恵が追いつきますが、理恵と中谷に嫉妬したラーがゴキノザウルスを出現させて中谷を襲わせます。譲二はスペクトルマンに変身。ゴキノザウルスと戦います。
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しかしラーが理恵を人質にとり、その隙にゴキノザウルスが中谷を連れ去ろうとします。
ネヴィラ71からは「理恵を見捨てて中谷青年を救え」という命令が下ります。
さあ、どうする!?スペクトルマン!

また二者択一のジレンマに立たされて葛藤するスペクトルマン。次々難題を吹っかけるネヴィラ71は、ある意味でゴリ以上に厄介な存在です。
ここまでの6話(前後編なので正味3話ですが)では「公害」をテーマに怪獣や作戦が用いられましたが、さすがに公害ばかりでは話が保てなかったのか、今回はさわりに使われただけで怪獣とは直接関係ありません。しかし巨大化したゴキブリはそれだけでも十分恐怖に値する上、ゴキノザウルスの造形もゴキブリのリアル感を再現した不気味なものに仕上がっています。
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関連タグ: 宇宙猿人ゴリ スペクトルマン

テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

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