椿三十郎(黒澤明監督)

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実家にあった(たぶん親が見に行った時のもの)黒澤明監督の映画『椿三十郎』(1962年)の公開当時のチラシです。
今リメイク版が公開されているようですが、言うまでもなく本家本元のオリジナルはこちら。前作『用心棒』で人気沸騰した三船敏郎扮する滅法強い浪人・三十郎のキャラを再び起用し、今度はお家騒動に巻き込まれた三十郎の活躍を描きます。
原作は山本周五郎の短編小説「日日平安」。昔読んだことがありますが、原作はむしろからっきし弱い侍がお家騒動を機智で解決していくというものです。黒澤も最初はこの原作に忠実なシナリオを書き上げていましたが、東宝サイドから三十郎でもう1本作れと言われて差し替えたという経緯があります。
特に脚本で「これから先はとても筆では書けない」と書かれていたという、ラストの決闘シーンは必見。このシーンをリアルに見せるため、三船自ら工夫を重ねたと言います。そういう意味では三船あっての三十郎であって、今更の下手なリメイクに何の価値があるのかわかりませんが、まあ、それがきっかけでオリジナルが再評価されれば意味がなくもないでしょう。
ちなみに、物語の終盤、小川に椿の花を流すシーンで黒澤は赤い椿だけカラーにしたかったそうです(次作の『天国と地獄』の煙突シーンで実現)。
爬虫類のようにぎらぎらした仲代達矢の悪役振りとワンシーンだけ出演する伊藤雄之助のとぼけた演技も印象的です。

公開日/1962年1月1日 配給/東宝
製作/黒澤プロダクション・東宝
監督/黒澤明
出演/三船敏郎 仲代達矢 加山雄三 小林桂樹 団令子 入江たか子 伊藤雄之助 ほか
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