悪い奴ほどよく眠る

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先日に続きもう1枚黒澤映画の古いチラシ。1960年に公開された『悪い奴ほどよく眠る』です。
近年黒澤作品のリメイクが盛んとは言え、しかしこの映画がリメイクされることだけは天地がひっくり返ってもないでしょう。これは黒澤プロダクションの第1回製作作品でもありました。
物語は、

日本未利用土地開発公団副総裁・岩淵(森雅之)の娘(香川京子)と秘書の西(三船敏郎)の結婚披露宴が始まろうとしていた時、公団の課長補佐(藤原釜足)が汚職事件で逮捕される。やがて会場に運びこれまたウェディングケーキは公団の新庁舎ビルの形をしており、5年前未解決のまま終っていた汚職事件の際、自殺者が飛び降りた窓には赤いバラが差し込まれていた・・・

と言うところから一見ミステリー風に始まります。
公団の汚職事件を舞台にした社会劇映画と言う事で、後年の『金環蝕』を連想させる作品ですが、この映画の方がはるかにドラマ仕立てになっています。ただ、本当に「悪い奴」=「巨悪」は公団の上にいて枕を高くして眠っている政治家なわけですが、この映画ではそこまで描かれていません。
黒澤によれば、当時はそこまで突っ込むといろいろ差し障りがあって描けなかったとのことですが、物語の大部分は主人公による復讐劇の様相で展開されており、話のピントがいささかぼやけている気がしないでもありません。
ちなみにこの映画の冒頭シーンが、後にコッポラが『ゴッドファーザー』を同じく結婚式シーンから始めるヒントになったというのは有名な話です。
公開日/1960年9月4日 配給/東宝
製作/黒澤プロダクション・東宝
監督/黒澤明
出演/三船敏郎 森雅之 加藤武 香川京子 三橋達也 藤原釜足 志村喬 西村晃ほか
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