雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

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眠狂四郎勝負

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市川雷蔵の代名詞「眠狂四郎」シリーズの第2作目(1964年・大映・三隅研次監督)。
物語のあらすじは、

愛宕神社の境内で狂四郎は老勘定奉行の朝比奈(加藤嘉)と知り合いになる。
幕府の財政を憂える硬骨漢の朝比奈は、驕慢な生活を送っている将軍家斉の娘・高姫(久保菜穂子)の化粧料を廃止したことで恨まれ、高姫の嫁ぎ先である堀家用人の白鳥主膳(須賀不二男)から狙われていた。
朝比奈の人柄に惹かれた狂四郎は勝手に警護役を買って出るが、謎の女占い師・采女(藤村志保)が操る5人の刺客に襲われる・・・

というもの。
狂四郎と言えばニヒルが身上ですが、この話ではまだ2作目ということで人物造形が確立していなかったのか意外と明朗です。朝比奈との友情を軸にテンポ良く展開していき話のまとまりもよいです。惜しむらくは、刺客5人と数ばかり多くても小物揃いなことか。1人ぐらい狂四郎に太刀打ちできる大物の剣客がいた方が良かったかもしれません。

藤村志保さんの役柄は、幕府に異国人の夫を捕われ、そのため心ならずも高姫の手先となって狂四郎を狙う女占い師。悲しい運命を背負った役なので最後どうなってしまうのかと少しハラハラしますが、幸い?死ぬことはありません。
志保さんの魅力のひとつはその目力にあるのではないかと思いますが、この作品でも、狂四郎を付け狙う時のらんらんと妖しく光る目、刺客を誘う時の冷ややかな目、そして己の運命に耐えつつ狂四郎を思慕する時の憂いと悲しみを湛えた目・・・様々な表情を見せてくれます。

老勘定奉行の加藤嘉は調べてみると1913年生まれなので、当時まだ50歳と結構若い。
尤も昔から爺さん役ばっかりなので、若い頃の想像がつきませんが。
他の妖艶な久保菜穂子、狂四郎を慕う純情な娘役の高田美和、猫背で鎌首をもたげる悪役の須賀不二男などサブキャラクターも魅力的です。
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