座頭市鉄火旅

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あと1人斬ったら刀が折れる!?
座頭市ぴーーーーーーーーんち!!
・・・というお話。
勝新太郎の「座頭市」シリーズ第15作目です(1967年・大映・安田公義監督)

物語。市は足利の宿場で知り合った鍛冶屋の仙造(東野英治郎)から、「あと1人斬ればその仕込み杖は鍔元から折れてしまう」と予言されて堅気になる決意を固め、仙造の世話で旅籠に住み込みの按摩となる。
旅籠を手伝うお静(藤村志保)は、岩五郎(遠藤辰雄、現・太津朗)に殺されて縄張りを奪われた庄太郎親分の養女。育ての親の恩に報いるため義弟(庄太郎の実子)の清吉に跡目を継がせたいと願っていた。しかし岩五郎は清吉と仙造を殺し、更にお静を拉致する。
お静を助けるため、市は刀が折れるのを覚悟で岩五郎の元へ乗り込む・・・。

ということで、座頭市の分身とも言える仕込み杖にも終に寿命が来てしまったという趣向。シリーズ物も15作目ともなるとマンネリ防止にいろいろストーリーに工夫を凝らしているのが伺えます。
物語の最初の方で市は仕込み杖を仙造に預けてしまっているため、殆ど全編、刀なしで話が進みます。従って斬り合いもないまま終盤まで比較的淡々と進むのですが、そこはそれ、「市の刀はいつ折れるのか?!」と言う伏線が張ってあるので、飽きずに最後まで見られます。ただ冒頭いきなりチータ(水前寺清子)が現れて「♪ボロはぁ着ぃててぇもぉ」と歌いだしたのには頭痛くなりましたが(笑)

藤村志保さんは男勝りな性格の娘という役ですが、自分の都合で市に冷たくなったり優しくしたりと態度が変わるのはいささかジコチュー気味。一方、市の方でも助けに行ったのは仙造への情誼からであってお静への特別な感情はないように思われますので、ヒロインとしてはちょっと中途半端な感じです。また、実は仙造の娘という設定がありながら、特に実父との交わりを描くような場面がないのも物足りないです。

ちなみに藤田まこともちょっとだけ出演しています。今から見れば座頭市と中村主水の共演だったわけですが、当時の藤田まことはコメディアンなので、シリアスな絡みはありません。ただ最後に、市に或る「勝負」を挑む場面があります。
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関連タグ: 勝新太郎 藤村志保 大映
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