眠狂四郎女妖剣

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市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズ第4作(1964年・大映・池広一夫監督)。
前3作までの人気がイマイチだったらしくテコ入れが図られ、この作品からエログロ趣味が強化されたということです。そのおそらく最大の目玉だったであろうのは藤村志保さん。デビュー以来清純派で売っていた志保さんがヌード(?)になっているという、衝撃作です。

物語。狂四郎は鳥蔵(小林勝彦)という男から、隠れ切支丹を助けてくれるよう頼まれるが断る。やがて鳥蔵は幕府に捕縛される。それからまもなく、狂四郎は往来ですれ違った娘の顔に死相が出ているのを見る。娘は鳥蔵の妹・小鈴(藤村志保)だった。小鈴は役人から、兄を助けたくば、切支丹の宣教師を転バテレンするため体を与えよと命じられたのだ。しかし約束は守られず、更に小鈴は河原者たちに襲われてレイプされ、狂四郎が駆け付けるも間に合わず自害する。狂四郎は今際の鳥蔵から、びるぜん志摩(久保菜穂子)という自分と縁のある女がいると聞かされ、浜松へ向かう・・・。

そして以下道中の狂四郎に様々な刺客が襲って来た挙句、最後には狂四郎出生の秘密が明かされるというお話。狂四郎の敵方に扮するのは根岸明美、春川ますみ、稲葉義男、中谷一郎、若山富三郎など豊富です。ただ肝心の中身は脈絡のないエピソードのつまらない羅列に終わっているので話の出来はイマイチです。

でもって藤村志保さんの登場シーンは冒頭20分余りまでで終わり。それも単なる脱ぎ要員、汚れ役という、くだらない使われ方。勿論ヌードと言っても胸の谷間から上が見えるぐらいだいし、また実際には水着を着て撮影したようです。しかし当時のことですから清純派の女優さんが衆人看視の撮影現場で肌を見せるのはかなり勇気がいったことでしょう。従って劇中で見せる自暴自棄の思いつめた表情はあながち演技ばかりではないのかもしれません。
というわけで志保さんの見所がないのですが、恩義ある雷蔵のため体を張った甲斐あって映画はヒットし、打ち切りの危機に瀕していたシリーズはめでたく続行して後の世まで雷蔵の代名詞となったのが救いです。
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