眠狂四郎無頼剣

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天知茂主演「テロリスト愛染の野望」・・・(ウソ)、市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズ第8作です(1966年・大映・三隅研次監督)

物語。江戸一番の油問屋・弥彦屋(香川良介)に白昼、浪人が押込み強盗に入り、大塩中斎秘伝の油精製法を記した図録を持ち去った。浪人の名は愛染(天知茂)。先年、乱を起こして斃れた大塩の残党一味の首領だった。愛染たちは大塩を裏切った商人と幕閣に復讐を果たさんとし、江戸を火の海にしようと計画していたのだ。
ある晩、狂四郎は偶然出会った愛染一味、更に謎の女芸人(藤村志保)から大塩の嫡子・格之助に見間違えられ・・・

というわけで狂四郎は事件に巻き込まれていき最後は燃え盛る江戸の町をバックに、同じ円月殺法を使う愛染と大屋根の上で対決と相成ります。
明と暗のコントラストが効いた映像美、格調高い伊福部昭の音楽(でもエンディングは怪獣物と同じ^^;)、そして陰翳を帯びた天知先生扮するテロリストの描き方などは抜群です。

ただその反面、主役の狂四郎の影が薄杉。ヘコヘコ頭を下げるわ、お尻がむず痒くなるようなマザコン丸出しの台詞を吐くわ、、、と、キャラ壊れ気味です。まして濃ゆいニヒルの天知先生が相手なので、どっちが主役かわかりません。更にストーリーの多くが台詞によって長々説明されるので、一度見ただけじゃ理解できないのもやや難点か。

この映画での藤村志保さんは、角兵衛獅子の女芸人・勝美の役。
かつて弥彦屋の甥の一文字屋にそそのかされ大塩格之助の図録を盗んでしまい、その贖罪のため一文字屋を狙っているという役どころです。
狂四郎ガールズがぞろぞろ出て来てエロを振りまく他のシリーズ作品と違ってこの作品で女性キャラは事実上志保さん一人。なので露骨なエロはありませんが、志保さんの艶っぽさは満開。
天知先生の発散する男の色気と言い、この辺は三隅演出の面目躍如足るものがあります。

何の必然性があるのか、愛染に拉致され裸に剥かれた勝美が布団に包まって横たわっているシーンもあります。しかもそれを間に挟んで狂四郎と愛染が大真面目に問答。よく考えてみればコントみたいです。
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