ガメラ対宇宙怪獣バイラス

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昭和ガメラの第4作目(1968年・大映・湯浅憲明監督)

物語。宇宙空間をバイラス星人の宇宙船が侵略のため地球に接近中。
すると何故かすぐさまガメラが現れ、宇宙船を火炎噴射攻撃。
たちまち爆発して燃え上がる宇宙船(何で宇宙空間に酸素があるんだというツッコミはナシ)。
バイラスのボス・若山弦蔵の渋い低音ナレーションで
「母なる星バイラスに告ぐ…地球上に恐るべき生物を発見、その名は…!」
と、ここでジャーンジャーンッと画面いっぱいにタイトル字幕「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」が表示され、高らかに鳴り響くガメラマーチ!!
いいぞっ、♪強いぞガメラ!強いぞガメラ!…と、否が応でも子供心を高揚させ、期待を抱かせるなかなか見事なOP演出です。

海辺でキャンプしているボーイスカウトの一団がいます。
子供たちを指導するのは後のウルトラマンタロウ篠田三郎や渥美マリなど。
ちなみに渥美マリはこれがデビュー作。最初がイカ(バイラス)だったせいか、その後もいそぎんちゃく、クラゲなど海の生き物と縁がありました。
そして隊長が本郷功次郎。
曲がりなりにも雷蔵勝新に次ぐ大映の看板スターがガキ相手の半ズボン姿での演技に、大映斜陽化の悲哀が漂います。

それはともかく、正夫クンとジムの日米いたずら少年コンビが小型潜水艇で海を潜っていると、どこからともなくガメラが登場。そこへバイラスの第二陣宇宙船が現れ「スーパーキャッチ光線」でガメラを捕獲。ガメラの記憶を調べ弱点を探る…という名目で過去のシリーズ作「大怪獣ガメラ」「ガメラ対バルゴン」「ガメラ対ギャオス」の特撮シーンが製作費浮かしに15分ほど流されます。
その結果、ガメラが子供好きであることを知ったバイラスは正夫クンとジムを捕え、「言うこと効かないと二人を殺すぞ」とガメラを脅して脳波コントロール受信機を撃ち込むことに成功します。 そしてガメラを操り東京などを次々破壊・・・と、ここでまたしても過去のシリーズからフィルムが使いまわしされた挙句、「降伏しないと人質の二人を殺す」と全人類に宣告。すると国連本部は、なんとあっさり降伏を決定します。
この状況を知った宇宙船内の正夫クンたちは、得意のいたずらの応用で脳波コントロール装置とスーパーキャッチ光線のスイッチをあべこべに入れ替え、ガメラのコントロールを切るとともに自らの脱出にも成功します。
正気に目覚めたガメラは宇宙船を攻撃し破壊。すると中から合体・巨大化したバイラスが出現しガメラと格闘。バイラスに腹を突き刺されたガメラはピンチに陥りますが、正夫クンの助言で回転ジェットを噴射し空中高く飛び上がります。すると体に霜が降りてきたバイラスはそのまま海に振り落とされて、何だかよくわからないうちにジ・エンド。
かくしてガメラの活躍により地球の危機は救われたのでした。ありがとうガメラ~!(終)

gyaoの無料動画配信で見ました。三十数年振り(笑)
ガメラシリーズは2作目までは普通の特撮映画、3作目でかなり子供寄りに傾き、この4作目から完全な子供向け映画となっています。なので大人の観賞に耐え得るものではありませんが、ただ、何となく煮え切らなかった昭和ゴジラの末路に比べると、「子供の味方」というコンセプトをはっきり打ち出しピンチの時に子供の声援で力を得て耐え忍び逆転勝ちする、というパターンを確立したのは良かったのではないかと思います。
ガキのために全人類が降伏とか、ガキの他愛もない浅知恵でピンチ脱出とか、もう無茶苦茶なストーリーですが、これもあくまで「観ているのは子供」と言う前提で感情移入し易いシチュエーションを作っているわけですから、それを大人になってからツッコミ入れてあーだこーだと言うのは、まあ、野暮ってもんなんでしょうね(笑)
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