モスラ対ゴジラ

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「キングコング対ゴジラ」に続く怪獣対戦物第二弾(1964年・東宝・本多猪四郎監督)。

物語。嵐により打ち寄せられた巨大な卵。それはインファント島から流れ着いたモスラの卵だった。親モスラとともに小美人ザ・ピーナッツが引き取りに現れるが、悪徳商人の佐原健二と田島義文は返さない。やがて干拓地からゴジラが出現、街を破壊する。モスラの助けを借りるため、宝田明&星由里子&小泉博がインファント島を訪れる…

「キングコング対ゴジラ」が高収益を上げたことに味を占めて、今度は東宝自家製の両怪獣の対戦と相成りました。しかし個人的には「キンゴジ」より出来は落ちると思います。
まずゴジラとモスラって対戦相手として噛み合わないし絵になりません。爬虫類と蛾ですから。普通だったらゴジラの圧勝でしょう。それを平和の守り神ということで無理矢理モスラの勝ちに持って行っているところに苦しさを感じます。
また、親モスラ死亡から子モスラ誕生までの間合いが長杉。その間「♪マハラ~モスラ~」という同じフレーズの歌を延々聞かされ続けるだけなので単調で退屈です。前半、ゴジラが転んで電波塔と名古屋城が壊れるぐらいしか都市破壊のシーンがないのも物足りなく、そろそろこの作品あたりから特撮にかけるカネが乏しくなってきたのかなあという感じがします。
本編ストーリーでは、原水爆実験による惨禍が語られるなどゴジラ以来のテーマに回帰しているかに見えますが、その責任を何で日本人が感じなければならないのかが全く不可解。日米安保条約、伊達じゃない!?「いい社会を作ることが恩返しだっ」て、子供の反省めいた締め台詞にも萎えますね。
防衛軍の司令長官と言えば藤田進ですが、意外なことにゴジラ映画出演はこれ1本。3000万ボルト放電作戦を幕僚の「上げるんだ!」の一言で強引に続行して失敗するあたりの展開を見ていると、おそらくこの調子でやって戦争も負けたんだろうな~という軍隊気質がよくわかります。ちなみに昭和の怪獣映画って劇中で政府の影が薄く、専ら自衛隊主導ですね。シビリアンコントロールはどうなってるんでしょうか。
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