怪獣大戦争

kaijudaisensoop.jpg
私、"ゴジラシリーズ"って括り方はキライなんですよね(1965年・東宝・本多猪四郎監督)

物語。木星の第13番目の衛星Xの調査に向かったP1号の富士(宝田明)とグレン(ニック・アダムス)は、そこでX星人と出会う。X星の統制官(土屋嘉男)はキングギドラを撃退するためゴジラとラドンを貸して欲しいと依頼、その礼としてガン特効薬を提供すると申し出る。しかしそれは真っ赤な偽りで、ゴジラとラドンを手に入れたX星人はギドラともども操り地球を侵略しようとする…

東宝特撮の二大潮流、つまり「ゴジラ」「ラドン」など怪獣物の系列と「地球防衛軍」「宇宙大戦争」などSF物の系列が初めて合体した作品。ゴジラ・ラドン・モスラの三大怪獣がキングギドラを倒した前作「地球最大の決戦」(1964年)から直接繋がる世界観を描いていると考えていいのでしょう(今回はモスラ抜きなのは、ザ・ピーナッツのスケジュール事情か)。ちなみに後年「東宝チャンピオンまつり」でリバイバルされた時は「怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ」にタイトルが変えられていました。あれ、ラドンの立場は!?

自信過剰気味のX星統制官を演じた土屋嘉男の怪演、波川女史役の水野久美の妖艶さ、そして伊福部昭の高揚感溢れる怪獣大戦争マーチなど見所の多い作品。ヅラを被った田武謙三(世界教育社社長)の似合わない宇宙人役が見られるのもこの映画ぐらいでしょう。ただ特撮は過去作品から使い回しが露骨でパワーダウンが目立ちます。

なお、前作以来人間の味方に転向したと言われるゴジラですが、ちょっと違います。前作では、人間の味方というより義侠心からモスラ個人(?)に加勢したに過ぎないし、今作でも、X星人と人間の間で勝手に利用されていただけで、ゴジラ自身は目覚めたら目前に宿敵ギドラがいたから本能的に戦ったに過ぎません。本格的に転向したのはずっと後の、「ゴジラ対へドラ」(1971年)あたりからじゃないでしょうか。
kaijudaisenso01.jpg
kaijudaisenso02.jpg
kaijudaisenso03.jpg
スポンサーサイト

にほんブログ村

にほんブログ村

関連タグ: ゴジラ 東宝
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
管理人のサイト
土曜日の美女たち
管理者用
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR