大魔神逆襲

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大映の特撮時代劇「大魔神」三部作の第3作(1966年・大映・森一生監督)

物語。荒川飛騨守(安部徹)は近隣諸国を制覇する拠点として砦を作るため、隣国の木こりたちを捕らえて地獄谷で強制労働させていた。鶴吉(二宮秀樹)、金太(飯塚真英)、大作(堀井三平)、杉松(長友宗之)の4人は親兄弟を救うため 魔神の山を越えて地獄谷へ向かおうとする…

「大魔神」シリーズは1966年の4月、8月、そして本作が12月に公開され、3作で終了(別に人気がなかったからではなくて、お金がかかり過ぎるというのが原因)。前2作で大魔神を動かすのは清らな乙女の心でしたが、今回は子供。子供4人が主役の冒険談中心の物語になっています(なのに、公開は冬休み前に終了。こういうチグハグさが大映らしいのですが)。
尤も子供のうち1人が仲間をかばって犠牲になるなど、内容は結構ハード。子供が主役だからと言って決してお子様向けに作品の調子を下げないのは良心的なところです。
鶴吉を演じた二宮秀樹は「マグマ大使」のガム役で有名。「大魔神」第1作でも若君の子供時代を演じていた健気で可憐な子役です。他の3人の子役も真摯な演技で、単調になりがちな物語を飽させずに見せてくれます。
一方、今作の悪人は安部徹&名和宏の2人。大映は悪役俳優陣が弱いのが欠点で、この2人も前作「大魔神怒る」の神田隆同様専属ではなく当時フリーの俳優。悪役の憎々しさ、そして大魔神から逃げ回る時の哀れっぽさこそこのシリーズ最大の見所だと思いますが、2人とも期待に違わぬ芝居を見せてくれています。また、魔神の山の入り口で荒神の祟りを説く老婆役で北林谷栄がこの手のものに出演しているのは珍しいのですが、どっちかというとこういう役は原泉の方が適任だったかも。
さて今回の大魔神は雪山を舞台に登場。横殴りの吹雪をバックに猛威を奮い、初めて剣を抜いて見せてくれるサービス?もあります。吹き荒む嵐、大地震など自然の脅威を撮らせたら大映特撮は圧巻。また大魔神は身長10メートルと言うことで、見上げたらすぐそこにカッと目を見開いた巨大な顔があるというリアリティも迫力満点です。それぞれ好みは別れるでしょうが「大魔神」シリーズは3作とも傑作揃いで、どれを見てもハズレなしです。
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