処刑の部屋

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石原慎太郎の同名小説の映画化(1956年・大映・市川崑監督)

物語。U大4年生の克巳(川口浩)の父(宮口精二)は小市民的な銀行員、母(岸輝子)は万事消極的な女。克巳はそうした家庭を嫌い友達とバーやダンスパーティを遊び回っている。野球のリーグ戦で勝った日の夜、克巳たちはJ大生の顕子(若尾文子)とその友達に睡眠薬を入れたビールを飲ませて強姦する…。

太陽族映画と言うと専ら日活のイメージですが、こちらは大映の作品。
映画はヒットしたものの、PTAには猛烈に叩かれた上、大映系の館主からはカラーに合わないと苦情が出たとかで、これ1作で撤退。
内容的にも、いつの世にも閑があって体力の有り余っている学生は無軌道でロクなことをしないという以上のものはありません。
スネたり、甘えたり、怒ったり。クールで卑劣な主人公を演じていても育ちの良さから来る適度の甘さが母性本能をくすぐりそうな川口浩の魅力はよく出ています。後年の川口探検隊長のイメージとの余りの違いにびっくりしますね。
若尾文子は若くて可愛いのですが、犯され棄てられ逆上して男を刺すという平凡なお嬢さんの役とあって、彼女のふてぶてしい?個性はまだ出ていない感じです。
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