連合艦隊司令長官 山本五十六

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東宝男優陣総出演の戦記映画(1968年・東宝・丸山誠治監督)。翌69年にはほぼ同じ顔ぶれで「日本海大海戦」が製作されています。

物語。昭和14年、山本五十六(三船敏郎)は海軍次官から連合艦隊司令長官に転任。昭和16年、山本は日米開戦に極力反対するが、事志と異なり戦争に突入する。山本は早期講和実現のため有利な条件を獲得しようと作戦を進める。しかし日米の戦力差は圧倒的で、山本は苦慮する…。

この映画は正直言って、戦史ファンか特撮ファン以外にはやや退屈なんじゃないかと思います。
基本的に戦史をなぞって淡々と描いているだけなので、とにかく飛行機がやたら飛び回っている場面が延々と続きます。
山本が主役と言っても、司令官である彼は会議室か艦橋で報告を聞いている時ぐらいしか出番がありません。いくつかその人柄を伝えるエピソードは盛り込まれているものの、人間性が深く掘り下げて描かれるわけじゃないので、単に「山本はエラかった」という上っ面の域を出ません。
そうしたドラマ部分の欠如を補うものとして、前半に黒沢年男扮する若い将校と恋人の酒井和歌子の関係なんかは出てくるのですが、後半に全く続かないので、あってもなくてもいいような感じ。
結局、映画で戦史をお勉強しましたという以上の作品的印象は殆ど残りません。尤も、映画の公開当時は戦後まだ23年目で大半の大人は戦争経験者ですから、観客はこの程度の出来でも往時を回顧することで満足だったのかもしれませんが。。。

三船敏郎はこの作品も含め3回か4回、山本五十六を演じているはずで、私も子供の頃から山本五十六と言うと三船の風貌が刷り込まれてしまっていました。そのせいで後年、実際の山本が博打好き芸者遊び好きでユーモアのある性格と聞かされても、三船の無骨なイメージと合わずに戸惑ったものです。
他の出演者で印象に残ったのは森雅之の近衛文麿。他の映画ではデブの千田是也とか神山繁とか似ても似つかぬ近衛役が多いのですが、貴族的な雰囲気を持つ森雅之はピッタリでした。
出演者はほかに加山雄三、稲葉義男、平田昭彦、土屋嘉男、藤田進、司葉子、中谷一郎、松本幸四郎(先代)など。
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