風林火山

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甲斐武田家の軍師・山本勘助の半生を描いた戦国巨編(1969年・三船プロ・稲垣浩監督)

物語。牢人の山本勘助(三船敏郎)は甲斐武田家の重臣・板垣信方(中村翫右衛門)に取り入り武田晴信(後の信玄、中村錦之助)に召し抱えられる。晴信は諏訪頼重(平田昭彦)を謀殺。その際、勘助は諏訪の姫・由布姫(佐久間良子)に心を奪われる。更に晴信は信濃を攻略。信濃の武将たちは越後の上杉謙信(石原裕次郎)を頼る。信玄と謙信はやがて川中島で激突する…

三船・錦之助・裕次郎の三大スターが共演した大作(と言っても、裕次郎は終盤ちょっと出るだけで台詞もない特別出演ですが)。他にも中村錦之助&賀津雄兄弟、平田昭彦&久我美子夫妻、中村翫右衛門&梅之助親子の共演もあり、三船プロの社運を賭けた(かどうか知らないが)一大戦国時代劇絵巻です。
後年、黒澤明の「影武者」が公開された際、同じく信玄を扱った大作として引き合いに出され、合戦シーンのスケールの大きさが改めて評価されたりもしたものです。

三船は少し老け過ぎの感じもしますが、調べてみると勘助が武田家に仕えたのは40代後半ぐらいらしいので、当時48歳の三船が演じてもおかしくはないのですね。それに貫禄ある三船の雰囲気は、若き晴信(信玄)=錦之助との対比の上でも効果十分。晴信と勘助の、由布姫を巡る微妙な関係なども交えつつ物語性豊かに描かれているので、3時間近い上映時間が決して長くは感じません。
また、オールスター映画なので、実に様々な顔ぶれが見られます。

緒形拳は勘助の槍持ちのひょうきんな侍。4年前にNHKドラマ「太閤記」で主役を演じたとは言え、演劇界の重鎮が結集した中ではまだまだ軽いポジションだったことが窺えます。
田村正和は晴信の弟、信繁役。今とは全くイメージが違いますね。
中村勘九郎(現・勘三郎)は元服前の武田勝頼役。太ってます(笑)

大作物にありがちな、やや大味なところはあるとは言え、超一級の娯楽作に仕上がっていると思います。
出演はほかに志村喬、中谷一郎、月形龍之介、土屋嘉男、香川良介、大空真弓など。
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