ある殺し屋の鍵

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市川雷蔵がクールな現代の殺し屋を演じた「ある殺し屋」シリーズの第2作目(1967年・大映・森一生監督)

物語。日本舞踊の師匠・新田(市川雷蔵)は凄腕の殺し屋と言う裏の顔を持っている。石野組の組長(中谷一郎)と荒木(金内吉男)から、政財界の秘密を知る朝倉(内田朝雄)の殺しを依頼された新田は、ホテルのプールで朝倉を仕留める。だが、新田もまた口封じのため消されそうになり、芸者の秀子(佐藤友美)を通じて荒木と石野を誘い出し復讐する。更に石野に殺しを依頼したのが建設会社社長の遠藤(西村晃)であると知るが、その背後にはもう1人の黒幕・北城(山形勲)がいた…

私事ですけどこの映画は子供の頃テレビで観た記憶があって、タイトルも内容も忘れていましたが、改めてこれだったのかと言う感じです。
それはともかく、雷蔵さん扮する殺し屋が前作は小料理屋の主人、今作は日本舞踊の師匠と設定が異なりますが、針1本で相手を仕留めると言うのは同じ。前作に比べストーリーが起伏に富みアクションの要素も増えていて、雷蔵さんがブレーキの効かない車から飛び降りる場面では「江戸川乱歩の美女シリーズ」かと思ってしまいました(そう言えば音楽も同じ鏑木創だった)。その分ストーリー構成がちょっと雑な感じもしますが、これはこれで私は好きです。ヨット上の雷蔵さん、プールで泳ぐ雷蔵さんが観られるのも貴重。前作ではモノクロを意識した画面でしたが、本作は全体的にブルーを基調にした色使いがスタイリッシュな印象を与えます。
西村晃と中谷一郎は、よく考えたら二代目黄門様と弥七だし、山形勲も柳沢吉保だ。佐藤友美って80年代の「金妻」とかトレンディドラマに出ていましたが、この当時から全然変わっていなかったのですね。
ちなみに劇中に登場する「朝倉メモ」と言うのは、当時、闇の金融王と言われた森脇将光が独自ルートで政財界の情報を収集したことで有名な「森脇メモ」をモデルにしているものと思われます。
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