国盗り物語

1973年のNHK大河ドラマ「国盗り物語」(原作・司馬遼太郎、脚本・大野靖子)の総集編見ました。
一介の油商人から身を起こして美濃一国を奪い取った梟雄・斎藤道三(平幹二郎)と、彼の死後その天下盗りの遺志を継いだ2人の弟子、織田信長(高橋英樹)と明智光秀(近藤正臣)の姿を描いた壮大な戦国ドラマです。
他の配役は濃姫(松坂慶子)、木下藤吉郎(火野正平)、柴田勝家(宍戸錠)、細川藤孝(伊吹吾郎)、徳川家康(寺尾聰)、土岐頼芸(金田竜之介)、足利義昭(伊丹十三)、雑賀孫市(林隆三)、黒田官兵衛(江守徹)、浅井長政(杉良太郎)、山内一豊(東野孝彦)、お千代(樫山文枝)、お万阿(池内淳子)、深芳野(三田佳子)、小見の方(山本陽子)、お市の方(松原智恵子)などなど。
私にとってこれは子供の頃夢中になって観た最初の大河ドラマでした。残念ながら現存するのが総集編だけなのですが…しかし、今見ても面白いです。

まず林光作曲のテーマ曲が抜群にかっこいいです。あたかも天魔の如く京へと攻め上る信長の軍勢を彷彿させるような軽快で勇壮なアップテンポのリズムで始まるOPは、それだけでもうワクワクさせられます。

物語は前半、乞食坊主から油問屋の入り婿になった道三が智謀の限りを尽くして美濃の国主にのし上がるまでの展開が痛快です。尤も最近の研究では、油屋から美濃に仕えたのは道三の父親だったらしいことになっているようです。でも史実は史実として、やはり道三一代の出来事として考えた方がお話としては盛り上がります。油屋時代の道三がとうとうたらり~と言いながら永禄銭の間から油を通すシーンとか、屏風絵の虎の目を槍で突くシーンなんかは、36年前に1度見ただけなのに我ながらよく覚えていましたねえ。一方で、今川義元役はてっきり成田三樹夫だと思い込んでいましたが全然違う人でしたので(ちなみに成田三樹夫は10年後の「徳川家康」の時の今川義元役)人間の記憶なんて、まぁ、いい加減なもんです--;

後半は、志半ばで斃れた道三の遺志を継いだ信長と光秀が天下を目指し、やがて相食み、共に斃れるまで。天下盗りの野望を夢見た男たちの戦いと運命と悲劇のスケールの大きな描写には感動します。近頃は大河ドラマまでホームドラマ化してしまったので、こういう醍醐味とは無縁ですが。。。
ちなみに、総集編ではあまり出てこなかったのですが、本編では道三・信長二代の命を執拗に付け狙う伊賀忍者の下拓植次郎左衛門(伊藤雄之助)・葛籠重蔵(露口茂)師弟がサイドストーリーをなしていたはず。他にも司馬の複数の小説から様々なエピソードをミックスして物語に厚みを加えていました。

信長と言えば、冷ややかな狂気に満ちた高橋幸治がベストだと思いますが、この英樹の方の、豪快で力強い信長も捨てがたいです。苦悩するインテリ光秀を演じた近藤正臣は今でも私のベストキャスティング。やっぱり自分が子供の頃最初に見た物がデフォルトになってしまいますね。それにしても、平幹は別として高橋英樹も近藤正臣も当時28、9歳ぐらいの若さでこの貫禄、迫力なのが凄い。また、池内淳子、三田佳子、山本陽子、松坂慶子、松原智恵子ら女優陣はいずれも美しくて気品がありました。特に松原智恵子の、清楚で可憐なお市の方には目を見張りました。それに引き換え今時の…とか年寄じみたことはなるべくあんまり言いたくないのですが、、、でも、どう考えても昔の俳優の方が品格があったように思えてなりません^^;


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