東京流れ者

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楽しめる人だけ楽しんでね、と言う映画(1966年・日活・鈴木清順監督)

物語。不死鳥の哲こと哲也(渡哲也)は組を解散した親分の倉田(北龍二)の意を汲み、暴力を振るわれても無抵抗主義を貫いていた。しかし倉田のビルを狙う大塚組(江角英明)との抗争に巻き込まれて行き…

日活映画にはあまり興味がないのですがこれを観ようと思ったのは、かつてテレビドラマ「スクール・ウォーズ」(1984年)の中で松村雄基がいつもこの主題歌「♪風はひとりで吹いてくる~」を歌っていたから…と言う、実にくだらない理由からです。まあ、物事に興味を持つきっかけなんてのは大抵他愛もないもんです^^;
監督は難解なカルトムービーを撮ることで知られる鈴木清順監督。
尤も、この映画はストーリー自体が別に難解なわけでもなくて、一応お話としては、親分を守るために恋人(松原智恵子)も捨てて流れ者になった渡哲也が、しかし最後は親分の裏切りで命を狙われ…というやくざの非情な世界を描いたもの。劇中での渡哲也の台詞「流れ者にゃ女はいらねえんだよ」は有名なようです。
映画の見所はむしろ大胆な構図、演出、セット美術などにあって、オブジェのような白一色のセットの中で真っ白なスーツの渡たちが拳銃を撃ち合うシーンとか、モノクロの中でひとつだけ鮮やかな赤い色とか、独特のビジュアル感覚を発揮しています。
また、シーンとシーンの繋ぎを省略した編集法や劇中で執拗に繰り返し挿入される主題歌(14回も流れる!)には、よく知りませんがこういうところにも清順美学が現れているのでしょう。再三登場するヒロインなのにいつも「哲也さん!」しか台詞のない松原智恵子も却って印象的。
棒読み口調の渡はともかく、対立するやくざの郷えい治、殺し屋の川地民夫、終盤の30分ぐらいだけ出てきておいしいとこ取りする二谷英明、玉川伊佐男などは好演しています。
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