土曜ドラマ 松本清張シリーズ

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親がNHK好きだったので、必然的に私自身が子供の頃に観ていた懐かしい番組も多くはNHKの番組です。1975年から始まった「土曜ドラマ」も両親の傍らでずっと見ていました。銀座の電光掲示板に「土曜ドラマ」と言う字幕が流れるオープニングは今も印象に残っています。
この枠の特徴は1話完結、または数話で終わるシリーズ物であることで、その最初に取り上げられたのが「松本清張シリーズ」(全4回)でした。清張シリーズはこの枠の看板とも言えるシリーズで、以後も数度に渉り放送されています(全部の思い出を書くのは大変なので、特に印象に残っている作品のみ簡単なあらすじを付記します)

●1975年
『遠い接近』(小林桂樹、笠智衆、荒井注)
※戦時中、理不尽に徴兵された小林が戦後、関係者に復讐を図る話。荒井注は小林をいびる古参兵役。
『中央流沙』(川崎敬三、佐藤慶、中村玉緒)
※中央官庁の汚職にまつわる殺人事件。佐藤慶はエリート局長、川崎は小心な小役人役。
『愛の断層』(平幹二郎、香山美子、中谷一郎)
『事故』 (田村高廣、山本陽子、佐野浅夫)
●1977年
『棲息分布』(滝沢修、佐藤慶、津島恵子)
※戦後のどさくさにのし上がった巨悪(滝沢)と元憲兵(佐藤)の複雑な絡み合い。
『最後の自画像』(いしだあゆみ、内藤武敏、山内明)
※定年を迎えた元銀行員(山内)が謎の失踪。その真相を追う刑事役に内藤。
『依頼人』(小沢栄太郎、太地喜和子、二木てるみ)
『たずね人』(林隆三、鰐淵晴子、小山明子)
※元日本兵の父を探しに来日した娘(鰐淵)。だが今は政治家になっている父親は、過去をもみ消そうと…
●1979年
『天城越え』(大谷直子、佐藤慶、鶴見辰吾)
※大正15年、16歳の少年(鶴見)は娼婦(大谷)への憧れから、彼女を抱いた渡り職人(佐藤)に殺意を抱き…
『虚飾の花園』(岡田嘉子、奈良岡朋子、内藤武敏)
『一年半待て』(香山美子、藤岡弘、南風洋子)
※DVに耐えかねて夫を殺した女(香山)は女性解放を唱える評論家(南風)の力で無罪となるが…
『火の記憶』 (高岡健二、秋吉久美子、村野武憲)
●1980年
『天才画の女』全3回(竹下景子、鹿賀丈史、佐藤慶)
●1982年
『けものみち』全3回(名取裕子、山崎努、西村晃)

このシリーズに何度も出演していて「ミスター清張シリーズ」と言えるのは佐藤慶。演じた役柄もエリート官僚から渡り職人まで様々ですが、あの特異な風貌がよほど清張物にマッチしていたのでしょうか。
また、シリーズ初期には原作者・松本清張自身がヒッチコック張りにチョイ役でドラマのどこかに必ず登場していることでも話題になりました。ちなみに演出の多くを手がけたのは当時NHKの名ディレクターと言われていた和田勉でした。フリーになった後に、ダジャレ好きのエロ親父として登場した時はびっくりしましたが。
清張作品は民放でも映画でも数え切れないほど映像化されていますが、私は最初にNHKの生真面目でシリアスな作風に馴染んでしまったせいか、他局のわざとらしい演出のものはイマイチ受け付けません。尤も、今はNHKもロクなものがないので観る気がしませんが、、、昔のNHKは受信料を払うだけの価値のある素晴らしい番組をたくさん作っていたと思います。
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