特捜最前線

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愛と死と、憎悪が渦巻くメカニカルタウン
非情の犯罪捜査に挑む、心優しき戦士たち
彼ら、特捜最前線!!
―――――――――→

オレンジ色の夕陽をバックに飛び出すゴシック体のタイトル文字、そして木下忠司作曲のテーマ音楽と中江真司の重々しいOPナレーションが印象的だった「特捜最前線」(1977~87年、テレビ朝日)。10代後半から20代にかけて好きだった刑事ドラマです。
同時期の刑事ドラマとしては「太陽にほえろ!」(73~86年、日本テレビ)「西部警察」(79~84年、テレビ朝日)のような若手刑事の活躍する派手なアクション物もありましたが、こちらの方は地味な社会派の人間ドラマ。出演者の平均年齢もやや高めだし、放送時間も水曜夜10時と言う、当時としては「大人の時間」帯。同じくテレ朝で木曜夜10時放送だった天知茂主演の「非情のライセンス」(73~80年)と並んで暗くて硬派な刑事ドラマの代表格でした。

放送初期には西田敏行とか桜木健一なんかも出ていたみたいなんですが、私が観始まった頃(80年頃)からのレギュラーは、
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二谷英明(神代警視正)

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大滝秀治(船村刑事)

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本郷功次郎(橘刑事)

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横光克彦(紅林刑事)

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夏夕介(叶刑事)

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誠直也(吉野刑事)

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関谷ますみ(高杉婦警)

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藤岡弘(桜井刑事)

の8人が不動のメンバー。
刑事の殉職やら何やらによる出演者の交代が滅多にないのがこのドラマの特徴で、上記のメンバーでは5年ぐらい続いたんじゃないですかね。

物語は警視庁に設けられた架空の「特命捜査課」が舞台。扱う事件は広範囲に及び様々なのですが、最後に事件が解決しても問題そのものは解決せず、登場人物の刑事たちにはやりきれない思いが残る、と言う展開が多かったように思います。第一次(73年)第二次(79年)のオイルショック後の不況と暗い世相も反映していたのでしょうね、社会の底辺に生きる人々を描いて救いのない結末が顕著でした。エンディングで夕暮れの東京のビル街をバックに流れる、チリアーノ(クロード・チアリではない^^;)の歌う哀愁に満ちた「私だけの十字架」を聞くと、いつも切なく淋しい気持ちに襲われたものです。

二谷英明演じる神代課長は部下に厳しく、温かく、またどこぞの電話番専門のボスと異なり時には自ら捜査の第一線に出て陣頭指揮も取る、頼り甲斐のある上司。ロマンスグレーの二谷さんは渋くてかっこいいナイスミドルでした。そしてこのドラマのキーパーソン、大滝秀治扮する人情派のベテラン船村刑事。大滝さんは昔から顔がジジイなのでいつ見ても年齢不詳なのですが^^;犯人を説教するときなどの興奮した口調が演技だか地だかよくわからないのも印象的でした。

最盛期には連続して20%を越える視聴率を稼いでいたこともある特捜ですが、やがて大滝秀治の船村刑事と誠直也の吉野刑事が相次いで降板し、更に「ニュースステーション」の放送開始によって時間帯が夜9時に変更のあおりを受けて低迷し丸10年でピリオドを打ちました。時代も80年代後半のバブル期に入り刑事物も「あぶない刑事」のような軽くてお洒落なドラマが主流になり、重厚で硬派なドラマは敬遠され淘汰されてしまったのでした。
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