ガラスの仮面

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「ガラスの仮面」(美内すずえ)を知ったのは、テレビアニメがきっかけでした。
勿論最近のものではなく、第一回目のアニメ化です。私は男だし、少女漫画にも興味のないタイプなので、それまでこの作品のことはたぶん知らなかったでしょう。偶々テレビをつけた際に、
「ガラスのようにもろく壊れやすい仮面。人は素顔を隠してそれを被る…」
と言う、何やら思わせぶりなOPナレーションに惹かれて見入ってしまい、結局最後まで観てしまいました。
尤も、この時のアニメ化で扱われていたのは原作の初期、コミックスで言うと11巻か12巻の、確か「奇跡の人」の舞台あたりまでで話が終わっていたように記憶しています。なので、思いっ切り消化不良。「紅天女」はどうなった?マヤちゃんと速水さんは?と気になり、これは原作を読まずばなるまい!とコミックスを買い込んで、読み耽った次第です。
その時点でコミックスは既に26巻ぐらいまで出ていたのかな。連載8年目ぐらいですから、物語はかなり進行していて、と言うより、そろそろ佳境に近づいている感じでしたね。…って、まさか、いまだに完結しないとは夢にも思いませんでした^^;
マヤちゃんや桜小路クンと同年代だった私も、とっくに速水さんの年齢を越してしまいました。今の年齢に近いのは姫川歌子…男だと「劇団オンディーヌ」の小野寺?トホホ…せめて月影先生や速水の親父さんに達する前に完結して欲しいものです^^;
それはともかく、山あり谷ありの大河演劇ロマンと言ってもいい長編漫画ですから、見所、読み所は数え切れないです。私個人が特に好きなのは18巻から23巻あたり。芸能界を失脚したマヤが学園裏倉庫の一人芝居で再起し、更に野外劇場の舞台を経て、復活を遂げる展開です。挫折から創意工夫を重ね、周囲の励まし、協力で再起するストーリーは、誰が読んでも共感し易い部分ではないでしょうか。
既に指摘されていることでしょうが、この漫画はスポ根演劇漫画、演劇界の「巨人の星」の如き要素があります。喩えて言えば北島マヤ=星飛雄馬、姫川亜弓=花形満、月影千草=星一徹…マニアックなところで憎まれ役の乙部のりえ=速水譲次とか(違うか)。叩き上げのマヤちゃんより、エリートの亜弓さんの方がしゃかりきになって「ライバル」「ライバル」と一人で騒いでいるところも似ています。

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「私のライバル…!」白目を剥く亜弓さん。

あと個人的には、「水戸黄門」の要素もあるんじゃないかと思っているんですが。どこにでもいる平凡な少女が実は「あの助演女優賞を取った!」「『紅天女』候補の!」「天才演劇少女・北島マヤ!!」と知って周囲が驚愕する様は、まさに、田舎爺が実は天下の副将軍!と言うパターンそのもの。これぞ日本人好みのスパイスなのではないかと思われます(ほんまかいな)

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マヤの正体(?)を知って一同仰天!
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