おーい中村君

1958年/大映/原田治夫監督
出演/川崎敬三、近藤美恵子、柴田吾郎(田宮二郎)、毛利郁子、若松和子、若原一郎、船越英二ほか

物語。電気器具会社に勤める中村和夫(川崎敬三)は気弱で純情なサラリーマン。毎朝通勤電車の中で出会う美人(近藤美恵子)に惚れているが、声をかけることができない。一方、同じ課の後輩で同姓の中村二郎(柴田吾郎こと後の田宮二郎)はやり手のプレイボーイ。その二郎がチンピラ(伊藤直保こと後の三角八郎)の彼女にちょっかいを出したことから、二郎に間違われた和夫はチンピラと喧嘩になり、警察のブタ箱のご厄介になる。翌朝、和夫を釈放してくれた婦人警官はなんと例の美人だった…。

43分の短編。おそらく長編大作(「日蓮と蒙古大襲来」あたり?)の添え物だったのだろう。
まだ本名で端役だった頃の田宮二郎が珍しく準主役で出演している。
内容はタイトル通り、若原一郎のヒット曲「おーい中村君」にちなんだ歌謡映画。
若原本人も出演して歌声を披露している。
気弱で頼りなげだが、お人よしで憎めないサラリーマンを演じたら天下一品の川崎敬三が相変わらず持ち味を発揮。
近藤美恵子は山本富士子同様ミス日本出身なんだけど、イマイチぱっとせず中堅女優に終わってしまった人だが、きりっとした美貌が婦人警官らしくていい。
が、見所はやっぱり、柴田吾郎こと田宮さん。
プレイボーイで仕事の要領もいいが、根は裏表がなくて、先輩思いの快活なサラリーマン役を演じている。
後年の「田宮二郎」だったら、同じサラリーマン役でも出世に野心を燃やす産業スパイとかになっていただろうから、こういうあっけらかんとした軽い田宮さんを見るのも楽しい。
高度成長期以降のモーレツサラリーマン物とは違い、舞台である会社ものんびりしていて上司も社員も何だか間が抜けている。
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