仮面ライダー 第13話

第13話「トカゲロンと怪人大軍団」 
ある夜、東洋原子力研究所に忍び寄るショッカーの怪人の影…かつて仮面ライダーに倒されたはずの蝙蝠男とさそり男でした。今回のショッカーは原子力研究所を襲い東京を放射能汚染で壊滅させる計画。しかし蝙蝠男とさそり男はバリヤーに跳ね返されてすごすごとアジトへ引き返します。
首領はお怒りになりバーリア破壊ボールを使えと命令します。しかしバーリア破壊ボールは5kgの重さがあり20mの距離から投げ込まなければなりません。ショッカーにはそのような能力を持った改造人間は存在しませんでした。

そこでショッカーはプロサッカー選手の野本健(堀田真三)に白羽の矢を立てました。センターフォワードとして活躍する彼は殺人シュートと呼ばれる強いキック力を持っていました。ちなみに堀田さん当時25歳だって!貫禄あり過ぎ!
三流チームのワンマン選手の野本はロッカールームで他の選手をこき下ろし言いたい放題。そこへ死神カメレオンが現れます。野本は驚きもせず、キックとパンチで死神カメレオンを倒します。しかし部屋を出ようとした野本を蜘蛛男が襲います。ショッカーに捕らわれた野本はトカゲロンに改造されてしまいました。
アミーゴに滝(千葉治郎)がやって来ます。本郷猛(藤岡弘)の行き先を藤兵衛(小林昭二)に聞く滝。本郷は東洋原子力研究所の事件をショッカーの仕業とにらみ、既に行動を開始していました。滝とルリ子(真樹千恵子)も原子力研究所で張り込みを始めます。すると何度も研究所の周りを走行する不審な車を発見。車を追いかけたルリ子と滝はある屋敷へ到着。ルリ子を制して滝が屋敷に潜入します。
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屋敷の中で滝は今まで仮面ライダーに倒された10体の改造人間の像を見ます(ヤモゲラスは倒してませんけどね)。そこへ屋敷の主・野本が現れ滝に出て行くよう言います。滝が去った後で怪人たちが動き出します。「今の男、生かしておけん」「俺が始末する」と口々に言う怪人たち。しかし野本はそんな怪人たちを一喝して負け犬呼ばわりです。
屋敷から帰る滝とルリ子のオートバイを狙って崖の上からトカゲロンが岩を次々に蹴り落とします。間一髪、仮面ライダーが現れ、滝とルリ子は助かります。ライダーはトカゲロンと対決します。しかしトカゲロンの必殺シュートを受けて崖下に転落。ライダー敗北です。
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ライダーはトカゲロンの必殺シュートに対抗すべく、籐兵衛の協力を得て特訓を開始します。その結果、ライダーキックのエネルギーを倍にした“電光ライダーキック”を会得します。
藤兵衛が入院中の滝に仮面ライダーが新しい技を身に付けた事を報告に行くと、滝の姿がありません。籐兵衛は床に落ちていた滝の手帳から滝がFBI特命捜査官であることを知ります。
その頃、病院を抜け出した滝は再び野本の屋敷に行き、地下のショッカーアジトへと潜入。しかしショッカーは滝の動きを察知していました。
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滝の救出に特訓を終えたライダーが現れます。ライダーは戦闘員を滝に任せて原子力研究所に向かいます。
研究所目掛けてバーリア破壊ボールを蹴り出すトカゲロン。しかしライダーが駆けつけ阻止します。 10体の再生怪人が現れライダーを取り囲みます。ライダーは再生怪人どもを蹴散らし、 最後に残ったトカゲロンと対決。トカゲロンはライダーにバーリア破壊ボールを蹴ります。しかしライダーは電光ライダーキックでバーリア破壊ボールを蹴り返します。トカゲロンは他の怪人とともに大爆発。
去り際に何故か見つめ合うライダーとルリ子。
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ライダーを見送りながら「えらいわ。自分の命を捨ててまで人のために戦ってるのね」とルリ子。
「そう。自分の事ばかり考えていては本当に幸せで平和な世の中にはならないからな。彼はそのために戦っているんだ!」と答える藤兵衛に続いてルリ子のアップ、そして疾走する本郷のバイク姿で旧1号編は終わりました。

遂に旧1号ライダー編の最終回。
それに相応しく再生怪人10人が登場する豪華版!と言いたいところですが、数ばかり多くてもむしろ能力は10分の1以下に落ちているんじゃないかと言うぐらい役立たず揃い。怪人軍団はトカゲロンを合わせるとちょうど11人でサッカーチームと同じになります。つまり野本がサッカー選手として弱小チームを率いたのと同様に、トカゲロンはライダーに敗れた負け犬軍団を率いると言う具合です。
新怪人トカゲロンは改造人間と言うより怪獣然としたフォルム。怪人としての能力にも別にトカゲの特性は反映していません。あくまで人間時代のパワーとキック力を前提としている今までにない怪人です。そのキック力でライダーを苦しめ、ライダーはゲバコンドル戦に次ぐ二度目の敗北。作話上、本郷を出せず、と言ってライダーが出ずっぱりと言うわけにもいかず。苦しい展開ですが、ゲバコンドルの時と違って途中に特訓シーンが入ったことで話の繋がりは良くなりました。
ヒロインとしてルリ子に最後の花を持たせ、旧1号編を総括するような藤兵衛の言葉で締め。何はともあれ、終盤の主役不在状況を無理矢理に乗り切って何とか1クール終えました。

と言うわけで旧1号編を見終わりました。振り返ってみると主人公本郷猛は仮面ライダーである前にまず職業人、生活者と言う印象が強いです。 本郷が科学者と言うのは単なる肩書きではなく、実際に普段は大学へ通って(院生か助手かよくわかりませんが)研究に従事する生活がベースになっています。 その余暇に立花藤兵衛の店「アミーゴ」に顔を出し、そこで偶々知ったショッカーの事件の調査に乗り出す、と言うのが基本的な物語のパターンでしょう。
本郷が「アミーゴ」に来るのは父親代わりである藤兵衛たちとの憩いの場を求めて来るのであって、別にショッカーとの戦いのためではありません。 なのでルリ子は別として、レギュラーでもひろみやバーテンの史郎は基本的に(第11話を例外として)ショッカーとの戦いには無関係です。
更に本郷がタッチするショッカーの事件も身近なところで、つまり日常生活の延長で起こった事件が大部分で、唯一の遠征は第3話だけです(第6~7話の関西は自ら進んで行ったわけではない)。言い換えると旧1号編の本郷は正義のため、と言うより、平和な市民の日常生活を守るため、まさに「人間の自由のために」ショッカーと戦っているわけです。特にこれは最初の数話で強調されている、本郷自身が改造人間にされてしまった苦しみをほかの人間に味あわせたくない、と言うメッセージに現れています。従って旧1号編が地味に感じるのは、単にまだライダーの変身ポーズがないとかコスチュームの色合いが暗いとか言った理由ではなく、主人公がまだ正義と言う大義名分のために戦うヒーローではないことから来るのでしょう。
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テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

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