花神 総集編

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1977年/NHK大河ドラマ
出演/中村梅之助(村田蔵六)、浅丘ルリ子(イネ)、中村雅俊(高杉晋作)、篠田三郎(吉田松陰)、田中健(天堂晋助)、米倉斉加年(桂小五郎)、志垣太郎(久坂玄瑞)、東野英心(井上聞多)、尾藤イサオ(伊藤俊輔)、西田敏行(山県狂介)、夏八木勲(坂本龍馬)、大竹しのぶ(お里)、加賀まりこ(琴)、田村高廣(周布政之助)、高橋英樹(河合継之助)、宇野重吉(緒方洪庵)ほか

物語。長州周防の百姓医者・村田蔵六(のちの大村益次郎)がその卓越した技術者としての才能によって討幕司令官となり、維新回天の偉業を成し遂げるまでを描く。

大河ドラマの総集編とは本来、1年間本放送を見ていた視聴者が改めてその内容を振り返るために放送されるもの。
従って総集編だけ見ても面白さがわからない。でも本編のテープが残っていないのだから、しょうがない。
(ちなみに本編の1回目は、蔵六が遭難した後の場面から始まっていた記憶があるが、総集編ではカットされている)

原作は司馬遼太郎。「花神」(主人公大村益次郎)だけではなく、「世に棲む日日」(主人公吉田松陰&高杉晋作)「十一番目の志士」(主人公架空の武士天堂晋助)「峠」(主人公河合継之助)など複数の作品を組み合わせてドラマ化している。
「花神」単独でドラマ化しなかった理由は、蔵六が大河ドラマの主人公としては地味だからだろう。
何しろ大村益次郎が歴史の表舞台に現れるのは維新もギリギリになってから。原作でも前半は淡々と蘭学書を講読しているような場面が多い。これではドラマにならない。
従って、ドラマは群像劇として描かれ、前半は松陰、中盤は晋作が事実上の主人公となって活躍。後半になって漸く蔵六…かと思ったら河合継之助。主役なのに影が薄い(尤も、本編ではそれなりに出番があったのだろうが、総集編では端折られている)。

原作の村田蔵六は無骨で寡黙な人柄に描かれているが、ドラマではかなり口数が多い。これも、主人公が無口じゃ話を進め難いからなんだろうが、イメージが狂う。「火吹き達磨」と称された蔵六の容貌を模した、突き出した額と眉ボウボウのメイクが笑える。
ちなみに梅之助はこの数年前まで裏番組の「遠山の金さん捕物帳」に主演して人気を博しており、大河危うしと言われるほど視聴率を食ったこともあったそう(中村雅俊と田中健もかつての裏番組「俺たちの旅」の主演コンビ)
篠田三郎は、一途で純情で情熱的な青年松陰を好演。
中村雅俊の高杉はヘタクソだけど、梅之助が地味で年配な分、若い視聴者を取り込む必要もあったんだろう。まあ、最近のジャニタレよりはましか。
田中健演ずる架空の志士・天堂晋助絡みのストーリーはちょっと邪魔。本編ではもう少し配分よく描かれていたんだろうが、やっぱり総集編ではバランスが悪くなる。
周布政之助役の田村高廣、緒方洪庵役の宇野重吉ら重厚なベテランが脇を固め、「暴れん坊将軍」でブレイク前の松平健が時山直八役、長塚京三がなんと土方歳三役(これは気が付かなかった)で出ている。
林光作曲の、格調の高いテーマ曲と湧き上がる雲の切れ間から日の光が差し込むOP映像が素晴らしい。やはり大河はこうでなくちゃ。
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