刑事コロンボ ロンドンの傘

1972年制作/米・ユニヴァーサル作品/1974年4月20日NHK総合放送
物語。イギリス・ロンドン。売れない俳優夫婦のニック(リチャード・ベースハート/声・高橋昌也)とリリアン(オナー・ブラックマン/声・岸田今日子)は、大劇場主のサー・ロジャーをリリアンの色香でたぶらかして金を引き出し、「マクベス」の主役にのし上がるが、 2人の企みを知ったロジャーがスポンサーを降りると言い出したため、もみ合っているうちに殺害してしまう。研修のためアメリカから来ていたコロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)はロンドン警視庁のダーク部長のお供でロジャー邸を訪れ事件に出くわすが…シリーズ13作目。

これも好きなエピソードだったので小説版を持っていた。
初の外国ロケで、コロンボはロンドン警視庁に研修のため渡英しているという珍しい設定。
従ってお客さん、部外者の立場なのでいつものようにゴリ押しで接近していくことはできないから犯人との絡みは少ないし、また最後に仕掛けるトリックも強引過ぎて、推理物としてはあまり感心できない出来である。
それでもこの話は面白い。
初めてのロンドンですっかりおのぼりさん状態のコロンボがバチバチとやたら写真を撮りたがったり、そういうアメリカの田舎者刑事を軽蔑していた謹厳なダーク部長が、最後は一目置いて友情らしきものが芽生えているラストも微笑ましい。
ロンドン=雨と言うイメージを織り込んだ設定も洒落ている。
登場人物にも味わいがあって、サー・ロジャーの執事は、いかにも上品な英国人らしい外見でありながら表情の端に皮肉な笑みを浮かべ、やがてだんだん本性を表していく。この俳優はどこかで見たことがあると思ったら、「マイ・フェア・レディ」のピカリング大佐だった人だ。
犯人は俳優夫婦と言うことで、その吹き替えにも実力派俳優を当てている。
岸田今日子はともかく、高橋昌也の吹き替えと言うのは珍しいのでは?
ちなみにこの2人と小池朝雄は、文学座→劇団雲と行動を共にした「同志」。そう思って見るせいか、吹き替えの息もぴったりだ。
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