刑事コロンボ 魔術師の幻想

1976年/米ユニヴァーサル/1977年12月31日NHK放送
物語。人気マジシャンのサンティーニ(ジャック・キャシディ/声・田口計)は、かつてナチス親衛隊員だった過去をネタにクラブオーナーのジェロームに強請られていたことから殺害する。コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)はサンティーニを犯人と睨むが、犯行のあった時刻には水中マジックの最中だったというな完璧アリバイがあった……シリーズ36作目。

これも好きだったエピソード。
無線を使ったヘッドアクトでアリバイを偽装すると言うメインのトリックはつまらないですが物語全体の雰囲気がいいです。それも一重にシリーズ常連の犯人役ジャック・キャシディの魅力の賜物。
本職のマジシャンなのではないか?と思わせるような、妖しい華のある独特の雰囲気。舞台上でも見事な手さばきを披露してくれます。クールで高慢で人を見下している嫌な奴と言うキャラクターは以前に犯人役を演じた時とも共通していますが、コロンボの挑戦が罠だと知りながらマジシャンのプライドからあえて受けてしまうあたりには美学が感じられてカッコイイ。
それに対抗してコロンボも彼流のマジック(?)を見せてくれます。例によってストーリーを全然忘れていたのだが、コロンボがさっとポケットから書類を出す終盤のシーンだけは覚えていたぐらい印象的でした。
邦題の付け方も上手くて、魔術師の幻想=サンティーニの完全犯罪を意味するかのように見えて、実は完全犯罪と思い込んでいたサンティーニの考え自体が幻想だった、という切り返しになっています。
難を言えば、サンティーニの娘なんかが出てくる割には殆ど物語に絡むことがなくてあたらキャラクターが無駄になっているところか。
ちなみにこのエピソードの劇伴には、あの"コロンボのテーマ"の作曲者であるヘンリー・マンシーニの手がけた映画「シャレード」のテーマも使われていて、ムードを盛り上げています。
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