ルパン三世

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「ルパン三世」第一シリーズ(1971年10月~72年3月、全23話)を何十年振りかで再見。
この作品はもともと大人向けとして企画され、本放送時には視聴率不振だったそうだが、無理もない。当時の大人はアニメなんか見なかったし、大部分の子供は裏番組の「カルピスまんが劇場」(「アンデルセン物語」「ムーミン」)見てたもの。私が初めて見たのも数年後の再放送時だった。「ど根性ガエル」とか「新オバケのQ太郎」とかやってた夕方6時の再放送枠だ。

1話目を見た時は文字通り「息を呑んだ」と言ってもいい。
だってそれまでアニメ(なんて言葉はまだなかったかな。昔は「テレビ漫画」と言った)のお色気シーンは、パンチラか、せえぜえ「キューティーハニー」ぐらい。まだ「健康的なお色気」と言う程度しか知らなかった。なのにこの番組は一気に「大人のエッチな世界」にまで引き上げて?くれたのだ。
何しろ、スケベそうなハゲ親父が「コースは山あり谷あり、意外な落とし穴が」とか言いながら、磔にされたグラマーなお姉さん(峰不二子)の身体をマジックハンドで撫で回しているのである!なんてイヤラシイんだ。今ほど性的なものが氾濫していなかった時代の小学生にとってはかなり刺激的な光景だった。

と言うわけできっかけはエッチなシーン目当てに見始めたようなもんだったが、無論それだけではない。作品そのものが非常にダークでハードで頽廃的な雰囲気。たまにテレビで垣間見たことがあるフランスのギャング映画のようなカッコよさだ。中でも「魔術師と呼ばれた男」「脱獄のチャンスは一度」「殺し屋はブルースを歌う」などにはシビレた。これらを含む前半期のエピソードはさすが大人向けに作られただけあって、今見ても面白い。一方、子供向けにややシフトした後半期のエピソードは、イマイチ。特に不二子のキャラが変わって、ただの添え物になってしまったのがつまらん。聞けば後半期の演出をしていたのは、あの宮崎駿だったとか。どーりで。私、この人嫌いなんでね。

声優さんは、ルパンの山田康雄さん、次元の小林清志さん、銭形の納谷悟朗さんは以後もずっと同じだったが、峰不二子の二階堂有希子さん、五右衛門の大塚周夫さんは第一シリーズのみ。でも私はこの2人の方が好きだ。特に不二子は二階堂さんじゃないとダメ。萌えない。あのクールでドライな声と口調こそ大人のエロスに満ちている。後でご主人が「ハンターーチャーーンス!!」の柳生博さんだと知った時は驚いたが。キャラクターも、色仕掛けでルパンを騙して働かせて、最後にお宝だけ横取りする後年の計算高い不二子と違って、自らが非常に行動的だった。
五右衛門も、チャールズ・ブロンソンの大塚さんが声を当てていることからも明らかなように、硬派で無骨な、より男臭いキャラクターだった。第二シリーズ以降で声優さんが替わってしまったのは、やはり路線変更の影響なんだろうか。
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