刑事コロンボ ルーサン警部の犯罪

1976年/米ユニヴァーサル/1977年12月17日NHK放送
物語。人気テレビ番組「刑事ルーサン」の主演俳優ウォード・ファウラー(ウィリアム・シャトナー/声・山城新伍)は元愛人でプロデューサーのクレア(ローラ・アルブライト/声・岩崎加根子)に昔の秘密をネタに強請られていたことから、強盗の仕業に見せかけて殺害。コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)はウォードを犯人と睨むが、犯行時間には友人とテレビの野球中継を見ていたと言うアリバイがあった…シリーズ38作目。

人気刑事ドラマの主人公、つまり劇中劇の敏腕警部役の犯した犯罪にコロンボが挑むという、言わば楽屋落ち的な設定がミソであり、このドラマの全て。正直言って、話の中身はあまり面白くないです。アリバイ工作には録画ビデオを使うと言う、当時としては斬新だったのかもしれませんが、今となってはありきたりの手法です。それはいいのですが、名警部役の俳優が現実の事件の中でも警部になり切って自分自身の犯罪をコロンボと協力して推理すると言う設定が馬鹿馬鹿しくて空回りしています。シリーズ中盤以降の「コロンボ」はトリックをおざなりにして設定頼みの展開が多いので、その設定がぐだぐだだと、どうしようもなくなってしまいますね。
犯人役シャトナーはテレビドラマ「宇宙大作戦」のカーク船長役として著名らしいですが、私はそのドラマをあまり見たことがないのでよく知りません。山城新伍の吹き替えははっきり言ってヘタクソなんですけど、役柄の設定が大根役者と言うことなので、山城のぎこちない台詞回しが上手い具合にはまっていました。
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