刑事コロンボ 死の方程式

1972年/米ユニヴァーサル/1973年9月1日NHK放送
物語。薬品会社の先代社長の道楽息子ロジャー(ロディ・マクドウォール/声・野沢那智)は伯父で現社長のデビット(ジェームス・グレゴリー/声・大木民夫)に会社を追放されそうになり、葉巻ケースに仕掛けた爆弾で事故に見せかけ爆殺する。コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)はロジャーを犯人とにらむが証拠が見つからなかった…シリーズ8作目。

これは最初のシリーズが好評を博したことから急遽追加で慌しく制作されたもの。なので出来がイマイチと言うことで評価が低いらしいです。個人的には結構好きなんですが。少なくとも子供の頃最初に見た時は結末にドキドキさせられました。
時限爆弾を仕掛けて自動車ごと爆殺すると言う殺害方法はシリーズ中で最も大味で荒っぽいです。それが爆破によるものか事故によるものかはすぐわかるし、また怪しいのはロジャーしかいないのも最初から明白。にもかかわらず爆発で全て吹っ飛んでいて手がかりが何一つないと言うお手上げの情況なので、コロンボがひとつひとつ物証を積み重ねていく推理プロセスの面白さがまるでありません。更に犯人がやたら陽気でおしゃべりな若僧(シリーズ最年少?)なので、コロンボとの対決ムードが全然盛り上がらないのも欠点です。尤も、犯人役のマクドウォールは若く見えますが、実際はピーター・フォークと同い年(当時44歳)だったんですね。「猿の惑星」に出演していたそうですが、素顔もモンキー顔!もしルパン三世を実写化するならうってつけです。吹き替えているのは野沢那智さん。アラン・ドロンの渋さを封印して、はじけています。
コロンボが仕掛ける最後のどんでん返しも、とってつけたような強引な代物。ただそのスリルは他に例を見ないほどで、ロープウェイと言う空中の密室でじわじわと追い詰められて狂乱に陥る犯人の姿は圧巻です。
なお、この「死の方程式」と言う邦題はちょっとおかしいでしょう。内容に即して言えば、せめて「死の化学式」にしないと。
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