大冒険(クレージーキャッツ)

1965年/渡辺プロ・東宝製作/東宝配給/古沢憲吾監督
出演/植木等、ハナ肇、谷啓、犬塚弘、桜井センリ、安田伸、石橋エータロー、越路吹雪、団令子ほか
物語。世界経済を混乱に陥れた国際的なニセ札団がついに日本にも上陸する。週刊誌記者の植松(植木等)は発明狂の谷井(谷啓)の作った機械で偶然ニセ札を発見。特ダネをものにするが、ニセ札団の森垣(越路吹雪)に谷井の妹・悦子(団令子)が誘拐され、植松もニセ札団の放った殺し屋たちに狙われる。更に植松は刑事(ハナ肇、犬塚弘、石橋エーターロー)からニセ札犯人と間違われ指名手配されてしまう。殺し屋と警察に追われながら悦子の行方を追う植松の大冒険が始まった…クレージー映画の4作目

今年谷啓さんが亡くなり、7人いたクレージーキャッツも残るメンバーは犬塚弘さんと桜井センリだけになってしまいました。谷さんのお別れ会で犬塚さんが「俺も二、三年したら行くから、クレージーキャッツ再開しよう」と呼びかけていた姿に涙。私はあの世とか死後の世界とか全然信じない方だけど、クレージーが見れるなら行ってみたいな。向うには、ドリフの長さんや注さんもいるわけだし、少なくともお笑いに関しては現世よりはるかに楽しそうです。
尤もクレージーの映画は未見の作品もたくさんあるので、それを見てからでも遅くないか。
「大冒険」は「クレージーキャッツ結成10周年記念」と銘打って製作され円谷英二が特技監督を務めた「特撮喜劇映画」(?)で、ザ・ピーナッツ、ナベプロ社長の渡辺晋・美佐夫妻、ノンクレジットで森繁久弥もゲスト出演している豪華版。国際的なニセ札団、実はナチス残党の陰謀に植木さんが巻き込まれ、最後はヒットラーまで登場するハチャメチャな展開です。
が…、その割りにと言うか、それゆえにと言うべきか、イマイチ面白くありません。大掛かりになったり、特撮が絡んできたりすると、肝心の植木さんはじめクレージーの個性が消えちゃうんですね。
お話の大部分はニセ札団と警察に追われる植木さんを延々映すだけ。その追跡を植木さんが、ビルから落下するも電線につかまり助かったり、鉄橋から落下して馬で逃げたり、機関車に飛び乗ったり、様々なアクションで切り抜けていくのがウリなわけでけすけど(尤も殆どがスタントですけど)、でも観客が植木さんに期待するのはそーゆーことじゃないだろうと。同じ困難を切り抜けるにしても、そこはやはり植木さんらしく「口からでまかせ出放題」で、C調に、無責任に行くのでなければ面白くないでしょう。ラストも、ナチス残党と日米連合軍との砲撃戦が派手な反面、植木さんたちは何だかちょっと影が薄い感じです。
どーでもいい話ですけど、ヒットラー役のアンドリュー・ヒューズは豪州人、ナチス幹部役の中村哲は日系カナダ人のはずですけど、台詞はちゃんとドイツ語で喋ってましたね。
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