日本一のゴマすり男

1965年/東宝/古沢憲吾監督
出演/植木等、浜美枝、中尾ミエ、久保菜穂子、有島一郎、進藤英太郎、東野英治郎、藤田まこと、犬塚弘、人見明ほか

物語。大学を出た中等(植木等)は張り切って後藤又自動車に入社するが、初日にして実力だけでは出世できないことを痛感。ゴマをすって出世することにする。まず係長(人見明)の釣りにつきあい、次は課長(犬塚弘)にゴルフを習い、そして部長(有島一郎)の引っ越しの手伝い。更に常務(高田稔)の家の虫干しの片付けを手伝い、パーティーに招待される。そこでは親会社の大社長(東野英治郎)の娘(中尾ミエ)と知り合い…植木等の日本一シリーズ3作目

植木等さん扮するバイタリティ溢れるC調な主人公があれよあれよと言う間に出世して行ってしまう東宝のお馴染みサラリーマン喜劇。
このシリーズを子供の頃テレビで見た時はどれも同じような話と思っていましたが、改めて今見ると、それぞれコンセプト(?)が違うのがわかります。
前作の「日本一のホラ吹き男」は、タイトルと裏腹に人の何十倍も努力した男が出世する物語でした。でも考えて見たら、努力が常に実を結ぶほど世の中は甘いものじゃありません。そこで今回は全く正反対。のっけから実力主義を完全否定し、植木さんは上司にゴマをすって取り入り出世するキャラクターとなっています。ただこれは紙一重の設定なんですね。植木さんが単に要領良いだけの嫌な奴になってしまったら元も子もないからです。
そのせいか、終盤では話の方向がちょっと変わっていきます。植木さんは飛行機好きの大社長令嬢・中尾ミエさんと、アメリカから小型機で単身渡航してきた日系三世の妙な青年・藤田まことさんを強引にくっつけて駆け落ちさせます。最初は激怒していた大社長・東野英治郎さんもやがて親の情にほだされ2人の仲を認めたばかりか、植木さんもアメリカ支店長に抜擢され、マドンナの浜美枝さんとも結ばれメデタシメデタシ…
と、ゴマすりで出世する物語のはずが、最後は何だか違う理由で出世しているし、おまけに後藤又自動車に入社したはずなのに、後藤又航空と言う別の子会社の支店長になっています。まあそういういい加減さも含めてこの映画の面白さなんですけど、ゴマすり男と言うキャラクターはイマイチ植木さんの身の丈に合っていなかったのかなーと言う気がします。
前作に続きマドンナ役の浜美枝さんは、すらっとした腰高な体型にタイトスカートがよく似合う、いかにも仕事のできると言う感じのカッコイイ女性。植木さんの後輩学生役で、本名の加藤英文時代の加藤茶さんが出ています。カトちゃんは昔から芸風が全く同じですね。久保菜穂子さんが東宝に出ているのも珍しいです。
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