関東無宿

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1963年/日活/鈴木清順監督
出演/小林旭、松原智恵子、中原早苗、伊藤弘子、殿山泰司、平田大三郎、野呂圭介、安部徹、伊藤雄之助ほか
物語。鶴田(小林旭)は落ち目の伊豆組の代貸し。対立する吉田組のチクリで賭場の潰れた伊豆組のために、鶴田は他の賭場でチンピラをたたっ斬って騒ぎを起こし、その賭場を横取りする。しかし自首した鶴田が警察で耳にしたのは…

冒頭、やくざ映画らしからぬセーラー服姿の女学生三人組が登場。若き日の松原智恵子は抱きしめたくなるような可愛らしさだし、進千賀子もまあまあ。でももう1人のスレた女学生は…と思ったら中原早苗。なんと当時28歳でセーラー服。
その中原早苗、興味本位でやくざの世界に首を突っ込み、チンピラとつるんで美人局なんかやっているうちに、反対に売り飛ばされてしまいます。タイトルからどんどん外れる話の展開に、どうなるんだと思っていると、その辺で漸く主役のアキラ登場。明らかに描いたとわかる、まるでコントのようなブッ太い眉毛に眼は釘付け。
松原の頼みで中原を捜しに行ったアキラは昔いきさつのあった女・伊藤弘子と再会し、その情婦で指折りのイカサマ師の伊藤雄之助と花札勝負。イカサマを見破っていたつもりのアキラでしたが、まんまと裏をかかれて敗れ、屈辱にまみれます。この抜き差しならない不穏な関係、伊藤雄之助の存在感には引きつけられますが、ただこのエピソード自体は本筋とあんまり関係ありません。
帰京したアキラは落ち目の組を助けるため他の賭場で中盆として働きますが、組長の殿山泰司は、その賭場を乗っ取るために何か騒ぎを起こせと命令。やむなくアキラは、たまたまインネンをつけに来たやくざををたたっ斬ります。この時、突如障子が四方に倒れたかと思うと、その外は何故か真っ赤っ赤な世界。いよいよ出たぞ清順美学…でも、待たせた割にはこの程度。
アキラはブタ箱に入りますが、騒動で賭場が潰れ、その縄張りは組のものに。ウハウハの殿山組長の前に現れたのは中原早苗。すっかりそのスジの女として成長していた中原は殿山組長の愛人になりますが、対立する安部徹組長の差し金で殿山組長はあっけなく射殺されてしまいます。だったら何のために犠牲になったのか…空しい思いに包まれるアキラの姿でエンド。
映画のテーマは当然そこいらへんのニヒリズムにあるんだろうけど、眉毛の割りには主役のアキラの存在感は薄い。むしろ最初からふてぶてしく逞しい中原早苗の生き様だけが印象に残ります。って言うか、てっきりヒロインかと思ってたのに、松原智恵子はどこ行っちゃったのでしょうか??
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