怪獣島の決戦 ゴジラの息子

1967年/東宝/有川貞昌特技監督/福田純監督
出演/高島忠夫、久保明、前田美波里、平田昭彦、土屋嘉男、佐原健二、西条康彦、黒部進ほか
物語。南太平洋のゾルゲル島で楠見博士(高島忠夫)を長とする国連のチームが気象を人工的にコントロールする実験を行っていた。だが謎の電波に妨害され実験は失敗、島は異常高温に見舞われ、大カマキリが巨大化したカマキラスが現れる。更にカマキラスが発見した巨大な卵からはゴジラの息子ミニラが誕生。ゴジラ親子とカマキラス、クモンガの死闘が始まった…。

ゴジラの息子・ミニラを登場させ、ゴジラの”教育パパ”振りを描いたことでマニアには評判が悪いようですが、他のゴジラ映画とは切り離してファンタジーとして見る限りでは、なかなか楽しめる作品です。
確かにゴジラ親子の擬人化された漫画チックな描き方が、従来の一般向け怪獣映画に比べるとかなりファミリー路線にシフトして来てはいますが、まだ完全に子供向けにはなり切っていません。
怪獣の棲息する島で孤立してしまった調査員たちの人間ドラマ部分もよく作りこまれているし、当時資生堂のCMモデルで殿方の視線を釘付けした前田美波里の美しい肢体も拝めます。無人島生活に耐えられず発狂寸前になる土屋嘉男などは「マタンゴ」を連想させます。もっとも、紅一点の前田美波里を奪い合って男どもが争うことは、さすがにありませんが…。
この時期のゴジラ映画は日本を離れ、南海の孤島が舞台であることが多いです。当時のゴジラは既に悪役ではないのですが、かと言って、まだ割り切って人類の味方にすることもできず、窮余の一策として中立地帯に"隔離"して描くしかなかったのでしょうか。
現にこの映画の中のゴジラは敵でも味方でもなく、むしろ人間に対しては全くと言っていいほど無関心です。ゴジラは自分のテリトリーの中で暮らしているに過ぎず、人間の方が勝手にやって来て、勝手に危難に遭っているだけです。
特撮部分ではカマキラス、クモンガと言う操演怪獣の出来が良く、人間を襲って来るシーン、ゴジラとの戦いシーンの両方がたっぷり見られます。
主演級の特撮スターが勢ぞろいしているのも豪華で、これだけの顔触れが一度に集まったのはこの作品だけでしょう。
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