眠狂四郎円月斬り

kyoshiro03op.jpg
1964年/大映/安田公義監督
出演/市川雷蔵、浜田ゆう子、東京子、丸井太郎、成田純一郎、若杉曜子、月宮於登女、植村謙二郎ほか
物語。次期将軍の座を狙う、将軍家斉の妾腹の子・片桐高之(成田純一郎)はある夜、新刀の試し斬りに川原で百姓の老人を惨殺。たまたまそこを通りかかった眠狂四郎(市川雷蔵)は、老人の倅・太十(丸井太郎)に誤解され憎しみを受ける一方、高之からも付け狙われることになる…シリーズ3作目。

狂四郎シリーズの中では地味な作品です。
通りかかった縁で、虐げられし下層の民に味方して権力者に歯向かうと言うのでは、「弱気を助け強気をくじく」ごく普通の時代劇ヒーローと変わらないし、敵役がわがままなバカ殿という程度なのもインパクトが弱い。狂四郎に差し向けられた刺客が植村謙二郎、伊達三郎と言う人選は渋いが、植村は枯れた浪人、伊達三郎に至っては花札を手裏剣のように使う名手なのに、最後はその技を使うでもなく、床の下で死んでしまうのがちょっと情けない。メインの出演者がヘタレな色男が定番の成田純一郎、テレビ役者の丸井太郎、ヒロインには少しトウが立った浜田ゆう子、新人の東京子程度なのも、公開当時としてもあまり魅力的な顔触れではなかったのではないかと思われます。
成田純一郎はこの後、旧名の加藤博司に戻して現代劇に1本出ましたが、それっきり消えてしまいました。他社にもテレビにも全く出ていないようだし、どうしちゃったんでしょうかね。
東京子(あずま・きょうこ)はこれがデビュー作でしたが、ふざけた芸名をつけられて嫌気がさしたのか、この後は3本ぐらい出ただけで引退。
しかしもっと可哀相なのが丸井太郎で、テレビドラマ「図々しい奴」で人気を博すものの、後に干されて自殺。気の毒ですが、入った会社を間違えましたね。朴訥さが持ち味の丸井太郎は、明るい東宝か人情喜劇の松竹だったらもう少し活躍の場があったでしょうが、ネクラな大映じゃ使い道がありません。
kyoshiro0301.jpg
kyoshiro0302.jpg
kyoshiro0303.jpg

スポンサーサイト

にほんブログ村

にほんブログ村

関連タグ: 市川雷蔵 大映
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
管理人のサイト
土曜日の美女たち
管理者用
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR