HOUSE ハウス

1977年/東宝/大林宣彦監督
出演/池上季実子、大場久美子、神保美喜、松原愛、南田洋子、尾崎紀世彦、鰐淵晴子、三浦友和ほか
物語。高校生のオシャレ(池上季実子)は父親(笹沢左保)が再婚することにショックを受け、夏休みに6人の友達を連れておばちゃま(南田洋子)の別荘へ遊びに行くが、実はその屋敷は人を喰らう妖怪だった…

大林宣彦の商業映画デビュー作。これは学生の頃に大学祭か何かの無料上映会で見た記憶があるのですけど、殆ど忘れていました。内容は、アイドル映画の形を借りたコメディ・ホラー映画と言うんですかね。まあ後段の部分はともかくとして、この時代のアイドル映画って甘ったるいノリが気持ち悪くて背筋が寒くなってくるのは、自分も同時代を生きていた古傷に触れるせいでしょうか。それにしても、大場久美子はともかく他の6人はセーラー服が似合わないったらありません。みんなリアル10代だったはずなのに、今見ると熟女コスプレとしか思えないのがすごいです。しかもそれぞれが互いにオシャレとかファンタとか妙なあだ名で呼び合っていたり、わけのわからないダジャレ交じりの会話でキャーキャー騒いでいるノリが寒すぎる。序盤から早くも頭が痛くなって来ましたが、その寒い流れのままに家が人を食べてしまうメインストーリーに突入。
井戸に落ちて生首になったり、ピアノに食われてバラバラになったり、肝心の少女たちが食われてしまうところの死に様は、残酷でありながらアイディアを駆使して面白く作ってあって、 CMさながらの短いカットバックを連続で繋いだ手法は少しくどいけれど、ファンタジックな映像が楽しめます。と言うか要はそれだけの映画なんですけどね。あと見所は必然性のない池上季実子と松原愛のヌードか。勿論脱ぐのにいちいち必然性なんか要らないんですが、繰り返すように、これって一応アイドル映画なんですよね(ちなみに併映作は、この映画にも友情出演している三浦友和が山口百恵と共演した「泥だらけの純情」)。作家の笹沢左保や評論家の石上三登志、フーテンの寅さんのそっくりさん(原一平)、果ては大林監督夫妻まで出ていたり、遊び心だけで作ったような映画ですが、やりたい放題ができたのも邦画の混沌期ならではでしょうか。
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