流星人間ゾーン 第1話

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1973年4月2日~9月24日(全26回)。日本テレビ、東宝映像。

特撮映画の老舗東宝が制作し、監修に田中友幸、監督には本多猪四郎、福田純、特技監督には中野昭慶、川北紘一と言ったゴジラ映画の錚々たる顔ぶれが名を連ねる作品。
70年代は特撮ヒーロー物全盛時代なので、当時子供だった筆者もたいていの番組は見ています。でも40年前に一度見たきりなので99%は忘れています。この番組もゴジラが時々ゲスト出演したことだけしか覚えていませんでした。

「地球から遠く離れた大宇宙。平和の星ピースランド。その平和も悪魔の星ガロガの野望に一瞬にして破られた。ピースランド壊滅! 安住の地を失ったピースランド星人たちはファミリーごとにパンドラカプセルに乗り平和の星を求めて流星人間となったのだ。一方、地球を第2の征服目標にしたガロガは宇宙要塞を建設。 恐獣ミサイルが地球を狙った。 流星人間を乗せたカプセルの一ファミリーだけが地球に漂着した。彼らは新地球人としてガロガ星人と対決した。そのファミリーの名は流星人間ゾーン!」(ナレーター/小林清志)

ファミリーは6人構成。
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長男の防人光(青山一也)、長女の蛍(北原和美)、末っ子の明(佐藤賢司)、父親の陽一郎(中山昭二)、母親の月子(上月左知子)、祖父の雷太(天草四郎)。
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このうち直接の戦闘を担当するのは光、蛍、明の三兄弟。
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それぞれゾーンファイター、ゾーンエンジェル、ゾーンジュニアに変身します。
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更にゾーンファイターは二段変身で巨大化して戦います。

等身大ヒーローと巨大ヒーローの両方を兼ね備え、更に後の戦隊物の走りのようなヒーローがチームで戦う要素まで加味してあります。 これら設定だけ見るとなかなか面白そうですけどね。しかし他の特撮ヒーロー番組の中に埋没しまったのかイマイチ人気を得られなかったようです。

取り敢えず例によって第1話を見てみましょう。

第1話「恐獣ミサイル 爆破せよ!」
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平和の星ピースランドを滅ぼしたガロガは次なる征服目標を地球に定め、まず三人の工作員を送り込みました。彼らの使命はゾーンファミリーの抹殺。地球征服にとって、ガロガの正体を知っているゾーンファミリーは邪魔なのでした。
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ゾーンファミリーは「防人(さきもり)」家と名乗って地球で平和な生活を送っていました。しかしガロガの野望を知って、秘かに戦う決意を固めました。
そんなある日サマーランドのプールに出かけようとした蛍(北原和美)と明(佐藤賢司)を、明の友達のジュンイチ君が訪ねて来ました。ジュンイチ君はセレブ、いやハイソなおうちの子らしく、お母さんはお茶の会、お父さんはゴルフで忙しくて独りぼっちです。可哀想に思った蛍と明はジュンイチ君を一緒に連れて行きます。
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サマーランドに着いた蛍と明は、ガードマンの手にガロガの特徴である水かきがついているのを見て警戒します。ガロガも人間に変身できるのならそんなわかり易い特徴は隠せばいいのに。
しかしあっさりと罠にかかった蛍たちは、まんまと捕えられてしまいます。
一方、ガロガのロケットらしい赤い物体の墜落場所を調査に行った光(青山一也)も後ろから殴られて捕まってしまいます。
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防人家でジュンイチ君のお母さんが「勝手にジュンイチを連れだしたりして!プンプン!」と陽一郎(中山昭二)と月子(上月左知子)に苦情を言っているところへ、蛍たちが交通事故に遭ったと偽りの電話が掛かって来ます。ちなみに陽一郎はキリヤマ隊長じゃないので「なにっ!?」とは言いません。
雷太(天草四郎)はそれがガロガの罠と見抜きますが、陽一郎と月子は罠を承知で敵の誘いに乗ります。
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ガロガのアジトに捕らわれた防人一家と巻き添えを食ったおまけのジュンイチ母子。ジュンイチ君のお母さんは「私たちはこの人たちと関係ないんです!」と当然すぎる泣き言を言いますがガロガに銃で脅かされて気絶?してしまいます。その隙に光、蛍、明はそれぞれファイター、エンジェル、ジュニアに変身。ガロガと格闘します。追いつめられたガロガたちは合体して恐獣レッドスパークに変身。 このドラマでは怪獣ではなく恐獣と言います。
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ファイターも巨大化してレッドスパークと戦います。 ファイターは流星ミサイルマイトでレッドスパークを粉砕。
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ファイターのエネルギー残量を示すゾーンメーターが青から黄色に変わります。やがて赤に点滅し始めると、残りの行動時間が110秒なってしまうのです。なんでそんな中途半端な時間なのかわかりません。
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ガロガの宇宙ステーションは恐獣ミサイルを発射して第2の恐獣ジキロを送り込みます。ファイターはその強力な磁力に大苦戦。
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エンジェルとジュニアの連絡を受けたゾーングレートこと雷太が基地からボルトサンダーを発射して援護します。エンジェルとジュニアはその隙にスモーキーと言う救援用飛行機でゾーンマーカーチェンジを行い、ファイターのエネルギーを回復。
ファミリーの協力によって危機を脱したファイターはジキロを流星ミサイルマイトで粉砕します。
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ゾーンファミリーの活躍でひとまず地球の危難は去りました。最後は何故かジュンイチ君の両親が突如改心して、一家と和やかに団欒を囲んでいるところで終わりです。

ゾーンファミリーがピースランド星を脱出してから地球に到達するまでの経緯は思いっ切り省略されて、アバンタイトルで簡単に触れられているだけ。物語は1話目から既に地球に定住してしばらく経っている状態のところから始まります。
ちなみにファミリーは郊外の立派な一戸建てに住んでいます。「防人玩具研究所」と言う看板を掲げていますがヒット商品を開発しているようにも見えないので、どうやって財を成したのか不明です。
巨大ヒーロー番組の場合、主人公のキャラクターはロボットでなければ殆ど宇宙人に限られてしまうのですが、この作品の特徴はそれが家族であるところ。特にヒロインや子供が主人公の添え物や足手まといではなく、それぞれ変身してともに戦う点はユニークです。顔を上半分露出している都合上アクションも自分でこなしています。
欠点はその分ファイターが単独ヒーローに比べて弱く見えてしまうこと。後に登場するゴジラを初めとする東宝有名怪獣を売りにしたことも主人公の印象を薄くしています。更にいろいろな要素を詰め込み過ぎると作品の焦点がぼやけてしまうことで、1話目でもジュンイチ君一家のエピソードは余分だった気がします。
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テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

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