やくざの墓場 くちなしの花

1976年/東映/深作欣二監督
出演/渡哲也、梶芽衣子、梅宮辰夫、佐藤慶、金子信雄、藤岡琢也、室田日出男、矢吹二朗、小林稔持、大島渚ほか
物語。関西の巨大暴力団・山城組が大阪南部に進出し、地元暴力団の西田組(組長・藤岡琢也)と一触即発の状況にあった時、2年前やくざの幹部を射殺して左遷されていた黒岩刑事(渡哲也)が戻ってくる。黒岩は乱暴な捜査で西田組幹部の岩田(梅宮辰夫)と対立するが、大格闘の末に親交を深めて義兄弟の契りを結ぶ。一方、大阪府警は本部長(大島渚)ら幹部が裏で警察OBの金融ブローカー寺光(佐藤慶)を通じて山城組と繋がっていた…

サブタイトルの「くちなしの花」は渡哲也の1974年のヒット曲。同年の紅白にも初出場しました。それにちなんだ映画…にしては2年も経っているのですが、主題歌にもなっています。また渡の役名「黒岩」がテレビドラマ「大都会」と同じなので、どっちが早いんだと思ったら「大都会」の方が少し前から始まっているようです。
お話は、暴力団と警察の癒着を嫌って孤立した刑事の渡が、同じく癒着を嫌っていた組幹部の梅宮や服役中幹部の情婦梶芽衣子と意気投合…と言う、わかったようなわからないような流れで共闘。そうなった理由として渡が満州引き揚げ者、梶さんが朝鮮人ハーフで梅宮が混じりけなしの朝鮮人というバックボーンが設定されているのですが、唐突に持ち出されるだけで深く掘り下げられないので違和感を持ちます。死に際のVサインの意味も全くわからないし、最後まで渡の心情が掴めないので、話に乗り切れないまま結末を迎えてしまいました。
特別出演の大島渚は顔見せ程度なのかと思ったら、全部で4シーンぐらいあって台詞も結構多いです(大部分演説ですが)。それに連なる警察幹部が成田三樹夫、金子信雄、藤岡重慶、室田日出男と、どっちが暴力団だかわからない顔触ればかりなのも見所です。
渡と梶さんは1965年デビューの日活同期生。2人が抱き合いながら波打ち際で寝転がっているシーンは何だか日活青春映画のようでもありました。渡はこの後テレビにシフトして映画出演が途切れてしまうし、「さそり」で一世を風靡した梶さんもこれが最後の東映出演。2人とも映画スターとしてのキャリアはこのあたりで終わっています。
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関連タグ: 梶芽衣子 東映
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