刑事コロンボ 5時30分の目撃者

1975年/米ユニヴァーサル/1976年12月18日NHK放送
物語。精神科医のコリアー(ジョージ・ハミルトン/声・小林勝彦)は患者で人妻のナディア(レスリー・ウォーレン/声・渋沢詩子)との不倫関係がばれ夫(ステェファン・エリオット/声・大平透)を殴り殺してしまう。コリアーは強盗の仕業に見せかけるが、コロンボ(声・小池朝雄)はナディアの曖昧な供述に疑問を持つ。ナディアの自白をおそれたコリアーは催眠術をかけ…シリーズ31作目。

これは日本語版のタイトルが素晴らしい。
犯人が犯行現場から車で去ろうとしたとき、通行人と接触しそうになります。しかしその通行人は盲人でした。視聴者は「盲人が目撃者??」と思うわけですが、実はこれが最後に犯人を引っ掛けるコロンボの逆トリックにもなっています。視聴者はその段になって「5時30分の目撃者」と言う意味が腑に落ちる洒落た仕掛けになっているわけで、この邦題をつけた日本語版のスタッフは本当にセンスがいいです。
犯人コリアーのジョージ・ハミルトンも、いかにも"悪党""色悪"と言う感じでシリーズ屈指の憎たらしい犯人です。最初の殺人は偶発的なものでしたが、二番目の殺人は自分の身を守るためになんと愛人に催眠術をかけて飛び降り自殺をさせてしまうと言う、トンでもないもの。精神科医という立場を利用して患者と愛人関係になったばかりか、その愛人が邪魔になるとこれまた精神科医という立場を利用して殺してしまうわけです。
ただちょっと残念なのは、犯行が計画殺人ではなかったこと。最初の殺人は被害者の方から殴り掛かってきたので正当防衛と言えなくもないし、偶発的なものだっただけに隠ぺい工作も穴だらけ。犯人の尊大な態度とは裏腹に実態はコロンボに追いまくられっぱなしの感が強く、イマイチ対決ムードは薄いです。
声を当てている小林勝彦さんは往年の大映スターのひとりなので大映ファンの私には馴染みのある俳優さん。低音のハスキーボイスでふてぶてしい犯人を好演しています。
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