刑事コロンボ 毒のある花

1973年/米ユニヴァーサル/1974年9月14日NHK放送
物語。化粧品会社社長のヴィヴェカ・スコット(ヴェラ・マイルズ/声・伊藤幸子)は自社で発明した皺取りクリームのサンプルを盗み出しライバル社に売り込もうとしていた研究所員で元愛人のカール(マーチン・シーン/声・伊武雅之、現・伊武雅刀)を殺害。更に彼女のスパイを務めていたシャーリー(シアン・バーバラ・アレン/声・芝田清子)が秘密をかぎつけて脅迫して来たため殺害する。コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)はヴィヴェカに疑いをかける…シリーズ18作目。

これはあんまり出来が良くありませんね。殺人は衝動的なものだし、犯人が事後の隠ぺい工作もしないので、事件そのものの構造はすごく単純。解決編も、別にコロンボが逆トリックを仕掛けるわけでもなく、犯人の一人相撲で勝手に自滅して終わっています。
コロンボは犯人が自分と同じように手がかぶれているのを知り、同じ場所、つまり犯行現場でかぶれたのだろうと推理してカマをかけます。犯人はかぶれの原因を現場から持ち去った皺取りクリームのサンプルだと思い込み、追い詰められて海に投げ捨てます。ところが実際の原因は別でした。つまり犯人が勝手に勘違いしただけだし、コロンボが仕向けたわけでもない。もともとコロンボがその原因さえ見つければいいだけのことで、別にカマかける必要もないんですね。また仮にそのクリームが原因だったとしても、現場から持ち去ったものだと言う証明はできないんだから、自分も以前からサンプルを持っていたとでも言い抜けは可能でしょう。なのでせっかくのクリームを放棄してしまうほどの切羽詰った状況だったとは思えない。犯人が全生涯をかけた宝物を断腸の思いで投げ捨てるところは「別れのワイン」と似ていますが、それにまつわる人間ドラマや悲劇性は薄いです。まあ、皺取りクリームがもったいないなあとは思いますが。
ヴィヴェカ役のヴェラ・マイルズはヒッチコックの「間違えられた男」「サイコ」のヒロインとして有名。吹き替えの伊藤幸子さんは小池朝雄さん同様に劇団雲の創設メンバーで、映画では「高校生ブルース」で関根恵子の母親役などを演じています。マーチン・シーンは言うまでも無くチャーリー・シーンの父親。ちなみにシャーリー役のシアン・バーバラ・アレンって、顔立ちがフジ隊員の桜井浩子さんに似ていますね。ってことは桜井さんが日本人離れした顔なのかしら。
スポンサーサイト

にほんブログ村

にほんブログ村

関連タグ:
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
管理人のサイト
土曜日の美女たち
管理者用
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR