ルパン三世 第1話「ルパンは燃えているか…?!」

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物語。飛騨スピードウェイで開催されたカーレースに出場したルパン三世(声・山田康雄)。レースを餌にルパンをおびき寄せたのは、世界的犯罪シンジケート「スコーピオン」のコミッショナー、ミスターX(滝口順平)。事故死に見せかけ、敵対するルパンを抹殺する計画だった。だが、ルパンもそれは百も承知。レース中に相棒の次元大介(小林清志)と入れ替わってスコーピオンの拠点ホテル・ミラクルに乗り込み、叩き潰す策を立てていた。先に潜入していた峰不二子(二階堂有希子)が捕まってしまうが、ルパンは動じない。そのルパンのマシンを、宿命のライバル銭形警部(納谷悟朗)が追う…

「♪ルパァ~ン、ルパァ~ン、ルパァ~ン、ルパァ~ン(ダッダッ)、ルパンザサァ~ドゥ」
とチャーリー・コーセイが歌う「ルパン・ザ・サードの歌」とともに始まった、記念すべき第1話。「サード」のところの発音が良すぎて、何言ってんだかよくわからないところも子供の頃は渋くて格好良く思ったのですが、意外にもこのOPは1話から3話までと9話、計4回しか使われていません。でも「ルパン三世」のOPと言えばこれ!と言う強烈な印象を今に残しています。
物語には1話目らしい紹介的な前置きは何もなく、いきなり本筋から始まるクールなスタート。初めて見た時は、てっきり、既に始まっていてもう何話か過ぎているんだと思いました。ブラウン管(死語)のこちら側にいる視聴者には初回でも、劇中のルパンたちにとってはこれが「日常」、と言う乾いた空気の中で、さりげなく、しかしハードな冒険が始まります。
疾走するルパンのマシン。丘の上でのんびり寝転がっている次元。ルパンを追う銭形。そして、スコーピオンに捕まる不二子。
ルパンは不二子を「オレの恋人」と言いながら、捕まったと聞いても「ま、いいでしょ」とクールな対応。銭形との関係には多少説明的な描写が入りますが、次元とルパン、不二子とルパンについては多くを語りません。ただ、微妙なやりとりだけで関係を暗示しています。
考えてみたら、この回のルパンは別に物を盗むわけじゃないし、またルパンも次元も、全く銃を抜かないんですね。ルパン=大泥棒、次元=早撃ち0.3秒のガンマンと言うキャラクターでありながら、その特徴が全然出てこない初回と言うのも珍しい。
尤も、単に盗んだり、ぶっ放したりするだけがルパンの能ではない。罠をかいくぐり次元と入れ替わってホテル・ミラクルに潜入し、電気コードのたった一撃でスコーピオンを壊滅。敵の裏をかき頭を駆使する面が描かれています。
更に不二子も初回から「謎の女」の本領発揮。単独行動でミラクルに忍び込んだ不二子はそもそも何が目的だったのか、後のOPでのルパンの台詞じゃありませんが、この時点でもう「女盗賊か女スパイか」よくわかりません。黒のピチピチシャツで磔にされ、マジックハンドで服を引き裂かれて玩ばれる姿は、この作品を夕方の再放送で初めて知った昭和のちびっ子たち(死語その2)の目を釘付けにした衝撃のシーン。「コースは山あり谷あり、意外な落とし穴が…」と言うミスターXの台詞も、忘れられない名文句(?)です。
台詞と言えば、救出された不二子に次元が言う「よう、赤頭巾ちゃん」ってのも印象的でした。危険に晒された不二子を、あえて可憐な少女に見立てて揶揄している、次元一流の言い回しでしょう。でも気をつけなければならないのは次元のほうで、不二子の手には金槌が。
若干、地味にも思われた淡々としたストーリー展開は終盤に一転、派手なカーチェイスと爆発シーンで一気に盛り上がります。最後は、宿命のライバルを称するだけでイマイチ役割のはっきりしなかった銭形に三枚目的なオチを付け、そして小悪魔チックな不二子の裏切りと、その裏切りを「女のアクセサリー」と許しながら例のマジックハンドを持ち出すルパンでエンド。キザで、ちょっとエッチなエンディングにこの作品のエッセンスが表れていました。
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