雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

やさぐれ姐御伝 総括リンチ

1973年/東映/石井輝男監督
出演/池玲子、内田良平、根岸明美、安倍徹、名和宏、遠藤辰雄、嵐寛寿郎、愛川まこと、芹明香ほか
物語。神戸港に着いた猪の鹿お蝶(池玲子)は麻薬の運び屋と間違われて拉致され拷問を受けた挙句に、殺しの濡れ衣を着せられるが、危ういところを譲二(内田良平)という男に救われる。やがてお蝶はヤクザが女スリの秘所に麻薬を隠し、横浜から神戸に運ばせていたことを知る…

東映ポルノと言われた70年代B級娯楽映画のひとつ。OPで主題歌をバックにヒロインが、番傘に仕込んだドスを振り回して立ち回りをするところは女性仁侠映画によくあるノリなのですが、何故かだんだん着物が一枚ずつ脱げていき最後にはスッポンポンになってしまうという、意味不明の演出。しかも主人公はのっけから拉致され裸にされ、股間に指を突っ込まれて…って、いやこういう映画とはよく知らないでうっかり?見ちゃったんで、ちょっと度肝を抜かれました^^;
内容は意外と複雑で、麻薬を巡って二組のやくざ、女スリのグループ、「女囚さそり」の梶芽衣子もどきのスケ番グループなどが入り乱れて争うのですが、はっきり言ってよくわかりません^^;最後は死体置き場みたいな陰気な場所で、女たちが素っ裸になりながら悪い男どもをやっつけたのち(これがタイトルの総括リンチなんでしょう)、再び主題歌をバックに夕陽に向かって凱旋するシーンでエンド。
主演の池玲子は1953年生まれなので当時20歳だったことになりますが、とてもそうは見えない貫禄と脱ぎっぷりの良さ。尤もwikiを見たら、実際は1954年生まれだったそうなので、じゃあもっと若い(19歳)のかとびっくり。
ちなみに「総括リンチ」ってタイトルは、当時連合赤軍が仲間を「総括」の名の下に大量リンチ殺人を行い世間を驚かせた、その事件から取っているのでしょう。今だったら不謹慎だと言われかねないネーミングですが、何でもアリなのが当時の娯楽映画らしいところです。
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