雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

大盗賊

1963年/東宝/谷口千吉監督
出演/三船敏郎、浜美枝、水野久美、草笛光子、有島一郎、田崎潤、中丸忠雄、佐藤允、天本英世、船戸順、若林映子ほか
物語。堺の豪商、呂宋助左衛門(三船敏郎)は海賊の嫌疑で処刑される寸前に日本を脱出。海を渡って新天地を目指すが、途中で黒海賊(佐藤允)に襲われ南国の浜辺に流れ着く。その国では宰相(中丸忠雄)が国を乗っ取ろうと企んでいた。助左は姫(浜美枝)を助けて立ち上がる・・・。

三船敏郎扮する呂宋助左衛門が南の国で大暴れする痛快冒険活劇。
南の国って言っても一体どこなんだか。アラビア、シャム、中国、古代ローマ、その他もろもろが入り混じったような衣装に風俗のデタラメな設定。第一、商人の呂宋助左衛門がなんで椿三十郎さながらのスーパーマンなのかわかりませんが、そこが三船さんたるゆえん。これほど荒唐無稽でスケールの大きな娯楽映画は今じゃ到底作れないし、その主人公がハマるのもやはり、三船さんしかいないでしょう。ラストで騒動を片付けた後に王室への仕官を振って悠然と去ってしまうところも、まるで三十郎。
その三船さんとタッグを組むのが、女好きの久米仙人有島一郎と、女山賊の水野久美。飄々とした有島さん、男勝りでセクシーな水野クーミンもはまり役。
対する敵役の中丸忠雄と徒党を組む佐藤允、田崎潤、そして魔法使いの妖婆役がなんと天本英世(当時38才、勿論男)。声は吹き替えのようですが、痩身で指先が長いのでぴったりです。


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