ルパン三世 第5話「十三代五ヱ門登場」

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物語。居合斬りの達人、石川五ヱ門(声・大塚周夫)。「伊賀の死神」の異名を取る殺し屋・百地三太夫(雨森雅司)の愛弟子だ。その百地からルパンを斬れと命じられた五ヱ門。一方のルパンも不二子にそそのかされ、五ヱ門と対決する。だがそれは2人を亡き者にして殺しの王者に返り咲こうとする百地の策略だった…

後にルパンの仲間となる五ヱ門が初登場。
2人のファーストコンタクトは唐突です。ルパンは興行プロモーターを装い、次元をアメリカから来た”早撃ちキッド”に仕立てて五ヱ門に対決を申し込みます。無論この時点でのルパンは、五ヱ門が自分を斬るつもりだとはまだ知っちゃいません。だったら何のためにそんなことをしたのかと言うと、”見栄っ張りの剣豪坊や”にお灸をすえるため。
百地の言によれば、殺しの世界ではルパンと五ヱ門が一、二を争う存在。しかも五ヱ門はルパンの得意とする飛び道具を完全否定しています。それがいささか癇に障ったルパンが、ちょっとからかってやろうとした…。と、「剣豪坊やにお灸をすえる」とは、そう言うことなんでしょう。
従って本来ならこの対決は噛み合いません。ルパンにとって五ヱ門はただ同業の競争相手、それもおそらく主観的にはやや格下の存在と思っていた節が感じられます。つまり別に敵ではないのですから、向こうが一方的にやる気になっていているだけでは、必ずしも”全面対決”とまで行かないんですね。そこで登場するのが、例によって例のごとく不二子です。
普段にも増してまたぐっと女振りを上げる和服姿で登場した今回の不二子。最初は五ヱ門のガールフレンドと言う触れ込みでしたが、実は百地の依頼でルパンと五ヱ門に言い寄り、言葉巧みにデタラメを吹き込んで信じ込ませ、2人を決闘に導きます。いつものような手の込んだ策略と違ってストレートな芝居である分だけ罪が軽いかもしれませんが、それにしても、たった宝石1つの報酬で簡単に2人の命を売ってしまう不二子って…。尤も、五ヱ門はともかくルパンなら死なないと安心?してたのかもしれませんけどね。
一方この時点の五ヱ門はまだ女嫌いのストイックな剣豪ではなく、単に女にウブなだけの剣術オタク、言い換えればここで不二子に騙されたことがトラウマとなって女嫌いになったとも言えます。しかし、その反面、何をしでかすかわからない殺気に満ちた危険な男であるのも事実。声を演じているのがネズミ男からチャールズ・ブロンソンまで縦横無尽な大塚周夫さんですから、得体の知れない怪しさもたっぷり。
ちなみに五ヱ門と百地が暗闇で斬り合うシーンのバックで流れるラジオの曲がこの年デビューしたての小柳ルミ子の歌ってところが時代を感じますが、殺伐としたシーンにあえてそれと相反する優しい音楽をかけるのはいかにも映画的手法ですね。
さてルパンと五ヱ門の共倒れを狙う百地の策略から虎口を脱した五ヱ門は、床下で不二子との会話を聞き百地を殺そうとしますが、寸でのところで逃げられてしまいます。しかし百地の乗った気球は、ルパンの一撃で爆発。
ここで勝負の決着を挑む五ヱ門に対しルパンは「お前って奴がなんとなく気に入っちまったんだ」と友情を示します。
ただこの言い方には、まだちょっと上から目線の余裕が感じられるし、一方の五ヱ門とても、まさに百地の言っていた「ルパンとの差」を如実に見せ付けられた後ですから、容易く肩を抱き合う気には到底なれません。結局対決は、同じ手がまた通用すると侮ったルパンの判定負け…いや宝石をせしめた上に2人の引き起こした事故でちゃっかり一儲けした不二子の1人勝ちか。
勝負を持ち越してまだプライドの癒えないらしい五ヱ門は古木に八つ当たり?蝶々は切れていないと思ったら、よく見ると真っ二つ。上手いんだか下手なんだかよくわかりません。
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