ルパン三世 第11話「7番目の橋が落ちるとき」

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物語。ルパンの名を騙る橋の連続爆破事件が起こる。真犯人を突き止めるべく、ルパンと次元は爆破予告の出ている橋で相手の動きを待つ。だが名を騙ったのは、真犯人の男(=名前不明、声・辻村真人)がルパンをおびき寄せる罠だった。男がリーサと言う少女(吉田理保子)を人質に脅迫したため、止む無くルパンは現金輸送車を襲う計画に加担する…。

今回の話は支離滅裂。個人的にはシリーズで一番つまらないエピソードです。
真犯人の男は自分の悪事にルパンを加担させるため、予めルパンの見も知らぬ少女を人質にとっていて脅迫します。ルパンはその命を助けるため男の要求に従うのですが… ここで問題なのは、何故無関係な人間を人質に取っているのかということ。
確実にルパンを従わせたいなら、ルパンに関わりのある人間、間違いなくルパンが助ける女を人質にとっておくべきで、どう考えてもそれは不二子しかいないでしょう。
そもそも今まで皆勤の不二子が今回に限ってお休みなのも不自然なので、おそらく初期段階では不二子が人質の設定だったんだろうと思われます。このあたりの話の演出にはあの宮崎駿が携わっていたらしいので、不二子に代えて小娘を出したのは宮崎の趣味なんでしょうね。いずれにしろ、人質を無関係な少女に設定してしまったことで、わけのわからない話になってしまいました。
ルパンが必ず見も知らぬ人間を救う、と言う確証がないと犯人の計画は成立しないのですが、しかしこの男はどうしてそれを知ったのか。少なくともこれまでの劇中でルパンがヒューマニストだと言う設定は出ていません。良心のある人間ならアカの他人でも見殺しにできないだろう、と言うのはあくまで一般論だし、ましてルパンは世間では悪党で通っている泥棒なんですから、完璧な計画を期す犯人がアテにするのはおかしいです。なのにこの男は、成算もなくルパンの良心に向かって訴えていたってことになります。まるで自殺志願者が、誰かが止めてくれるのを前提に「俺はここから飛び降りるぞ」と騒いでいるの同じでしょう。冷酷非情などころか大変な甘ちゃん野郎だったわけです。
更に見るに耐えないのは、ルパンがその小娘に鼻の下を伸ばしてデレデレする姿です。えールパンてロリコンの趣味もあったの?ってがっかり。少なくともファーストルパンでこう言う姿は見たくなかったし、ここでルパンに小娘への恋愛感情を持たせる必要あったのか疑問です。どうも、このあたりは作り手が少女への個人的思い入れを持ち込んでいるようなので、私にはついていけません。
ともあれヒューマニストでロリコンのルパン(><)は、犯人の脅迫に屈して現金輸送車を襲う計画を実行するのですが、この時、次元が「このまま金を持ってズラかろう」とルパンに持ちかけます。つまり、アカの他人を助けるためにただ働きすることはない、人質の小娘を見捨てて逃げよう、というわけですね。しかしこれはおかしい。もし人質が不二子だったとしたら、今まで散々ひどい目に合わされてきた次元が、あんな女は見捨てて逃げようと言っても、まあ不思議ではありません。しかしこの場合は相手が可哀想な少女なわけですから、次元って冷酷な奴だ、という印象になりかねません。ルパンの方をヒューマニストに仕立ててしまっただけにバランスが悪いです。
終盤、人質をつれて逃げようとする犯人を、ボートに結び付けられた桟橋を水上スキーのようにしたルパンが射殺するシーンがあります。口笛をBGMに、スローモーションで銃をかまえるルパンの姿は格好よくて、非常にいいシーンですが、逆に言うとそこ以外はあまり見るべき点がなかったのが残念です。
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