ルパン三世 第12話「誰が最後に笑ったか」

lupin1201.jpg
物語。とある村に伝わる黄金の姉妹像をルパン、不二子、そして某組織の隊長ハヤテ(声・柴田秀勝)たちが狙っていた。一つは不二子が手に入れるが、黄金像は二つ揃わねば意味をなさない。手を組もうと言う不二子を騙したルパンは、村の長老(矢田耕司)からもう一つの像を買い取ろうとするが…。

シリーズの折り返し点。同時に前半ルパンの、言わば最終回。次の第13話「タイムマシンに気をつけろ!」にもまだ若干シリアスな雰囲気が残っている感じもしますが、今回を一応の区切りと見なすポイントの1つは、敵のゲストキャラクターが「死」を以って終わること。13話以降は誰も死なないんですよね。
もう1つは不二子の性格です。シリーズ前半までの不二子はクールな悪女、例外的にルパンの仲間になっていた時もありますが基本的には敵なのか味方なのかわからない、文字通りの謎の女。ルパンとの間柄にも緊張関係を含んでいたし、彼女の存在自体が物語の波乱要因になっていました。子供向けに特化した後半ではその全てが消えてしまいます。初期の不二子らしさが残っているのは、この話まででしょう。
前置きが長くなりましたが、物語の舞台はアイヌを思わせる雪深い村。冒頭からいきなり佳境を迎えたかのように、村の長老を柱に縛りつけたハヤテたちが黄金の姉妹像を頂いて去ろうとしたまさにその時、外から壁に穴が開き黄金像の箱に伸びる不二子の手が!導入部から視聴者の目を惹きつけます。
失敗した者は死を以って贖うという組織の掟に従い、ハヤテは不二子を取り逃がした部下を処刑。この殺伐さもまだ"初期"してますね。尤も、財政難に喘いで強盗に走る組織って、どういうんだって思いますが^^;
黄金像を一体だけ手に入れ、追っ手をかろうじてかわした不二子。アジトとしている洞窟に戻ると、既に先客が…ルパンでした。いつもは不二子に出し抜かれているルパンの、意外な仕方の登場。しかも、仲間になったと見せかけたルパンが不二子を裏切ると言う、シリーズ初の展開。これも前半ルパンの最終回、後半から不二子のキャラクターが変わる橋渡しと言う意味でも相応しいかもしれませんね。
更に、ルパンはもう一体の黄金像を盗むのではなく買い取ると言う前例ない行動に出ます。そこに何かひねりがあるのかと思ったら、本当に買い取ろうとするんで驚き。「ルパンともあろう天下の大泥棒がいつも盗んでばかりじゃ能がない」と言うんですが、何か矛盾してる気が^^;
いずれにせよ、ルパンは高く吹っかける長老に有り金全部、着ぐるみまで脱いで渡して黄金像の買い取りに成功します。しかしこれはハヤテの仕組んだ罠でした。黄金像を不二子が持って逃げたように細工しておいて、ダイナマイトを仕掛けたスノーモービルでルパンに追わせます。その計画は成功、ルパンはスノーモービルもろとも大爆発で吹っ飛ぶんですが、見かけが「メタボロ」になっただけで助かります。うーん、この辺はもう、初期のハードボイルドはどこへやらで、すっかりギャグっぽくなってしまいました。
ルパンと次元はハヤテの立て篭る村を小型爆弾の集中砲火で攻撃。こーゆー荒っぽいやり方も今までなかった気がします。追い詰められたハヤテは自ら組織の掟に従い、黄金像を抱いたまま自爆死。
骨折り損のくたびれもうけでとぼとぼ歩いて帰るルパンと次元。しかし重要だったのは像ではなくその中にあった隠し金山の地図でした。ルパンたちの前に、抜け目なく、その地図を抜き取っていた不二子が現れます。結局またしても不二子に出し抜かれて悔しがるルパンでしたが、果たして本当に最後に笑ったのは誰であったか…
と言うわけで、最後のオチは一応伏せておきますが、今回はストーリーがまだシリアスなのに演出はかなりコミカルで、どっちつかずになっているという点が製作サイドの混乱を象徴するような内容でした。
スポンサーサイト


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

関連タグ:
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
管理人のサイト
土曜日の美女たち
管理者用
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR