刑事コロンボ 別れのワイン

1973年/米ユニヴァーサル/1974年6月19日NHK放送
物語。ワイン工場の経営者エイドリアン・カッシーニ(ドナルド・プレゼンス/声・中村俊一)は、腹違いの弟でオーナーのリック(ゲーリー・コンウェイ/声・加茂嘉久)が会社を売り払うと宣言したことに激怒して衝動的に殴り倒す。気絶したリックをワイン貯蔵庫に閉じ込めて空調を切り、数日で窒息死するように工作してニューヨークに旅立ちアリバイを作る。一週間後に戻ったエイドリアンはリックの死体を海でスキューバ中に溺死したように見せかけるが、コロンボ(ピーター・フォーク/声・小池朝雄)は疑惑を持つ…シリーズ19作目。

これはシリーズ最高傑作と言われているようです。ミステリーより、人間ドラマや芸術的な雰囲気の部分で評価されているのでしょう。私の好みではありませんけどね。
犯人はオタクなワイナリー経営者で、自分の生涯を捧げて来た工場をオーナーである弟が売り払おうとしたことに逆上しての犯行。その気持ちはわからないではありませんが、元はと言えば売れないワインばかり作って赤字を出しながら、会社の金を湯水のように注ぎ込んで高いワインを買い漁っていたせいなのだから自業自得。誰がオーナーでもこんな経営者はクビでしょう。一方でこの弟が殺されて当然と思えるほど憎たらしい奴かと言えば、そうでもないんですね。女にだらしない遊び人とはいえ、多くの仲間から愛されているナイスガイで、彼らから見たら兄貴の方がよっぽど異常。要するに性格が合わないだけだし、むしろ道楽に見境が無い点では似ているとも言えます。
最後は、その弟を殺してまで守ろうとしたワインが全部ダメになってしまったことが発覚して、犯人は破滅してしまいます。たまたま異常高温になったことが原因ですが、もともと季節は夏だったわけだし、また普段から驟雨などで気温の寒暖差が大きい地方でもあるようです。従って異常高温であろうがなかろうが、どっちみちワインはダメになっていたんじゃないでしょうか。しかも犯人はワインの味の微妙な変化にも神経質なこだわりを持った人物です。なのに一週間も空調を切ったままにしてどうして平気だったのか、どうもよくわかりません。所詮オタクとしても二流程度の人物だったってことなんでしょうか。
エイドリアン役のドナルド・プレゼンスは「007」などに出演した性格俳優だそうですけど、あまりよく知りません。吹き替えの中村俊一さんも残念ながらお名前しか知らず。カレン役ジュリー・ハリスは「エデンの東」でジェームス・ディーンと共演した時は可憐な少女役でしたが、この作品では中年の独身秘書役。でも外見はそう変わっていませんでした。吹き替えの大塚道子さんはテレビドラマの口うるさいお姑さん役でお馴染みでした。
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